<< 農連市場で日の出を拝む | main | 首里末吉町の井戸 >>

樋川(ヒージャー)の名前

0

    JUGEMテーマ:地域/ローカル


    那覇市歴史博物館のサイトに掲載されている「ヒージャーガー」。場所は那覇市樋川(ひがわ)となってます。



    地名の樋川は城岳東側斜面の原名(樋川原)に由来しますが、その原名の由来となった井戸はどこにあったんでしょう。


    私はこれまで、裁判所通りの王(汪)樋川だと思っていました。

    CIMG4221s.jpg

    ところが、こんな立派な井戸があったのなら、原名の由来はこの「ヒージャーガー」かもしれません。

    少し調べれば井戸があった場所はわかるでしょうが、わかればそこに行くでしょうし、行けばがっかりするので、まあ、どこでもいいです(笑)

    こうした井戸が那覇の各地に残されていたら、それだけで街の景観にグッと風格がでてくるのに、樋川の「ヒージャーガー」は影も形もありません。


    沖縄では、樋(とひ)を使って水を汲みやすくした井戸を樋川(ヒージャー)と呼びます。ヒージャーガーでは樋川川になってしまうじゃないかとご心配のムキもありましょうが、ヒージャーガーと呼んだほうがおさまりが良いし、風格を感じさせますね。だから問題ありません(笑)


    話は変わりまして、こちらは沖縄を代表する井戸。南城市玉城の垣花樋川(カキノハナヒージャー)です。

    CIMG3868s.jpg

    1985年のこと。環境庁がこの井戸を沖縄初の「名水百選」に選定しました。

    そしたら垣花集落の人達が、

    「わったーやんかしぇー(昔から)、ワナガーんでぃ、いいちょーたんどー」

    と(笑)

    それで、(勝手に)垣花樋川と名付けたのは誰やねんって話になりました。

    環境庁「自治体が申請した名称です」

    玉城村「地区の役員からそう聞きました」

    垣花地区長「今回初めて聞きました。垣花ではワナガー、もしくはシチャンカーと呼んでます」

    さて、「アワワ」となったのは誰でしょうか?(笑)


    垣花樋川の名称について、垣花集落の人達は、

    「樋(とひ)を使っているからヒージャーと呼んでおかしくは無いし、井戸を訪ねる人にとっては垣花の名前が付いてるほうがわかりやすいだろう」

    と大人の対応をしました。

    しかし、「垣花の子供達にはそうは呼ばせないよ」と。

    ハッハ〜ッ!!。まったくごもっともでございます。


    さて、「アワワ」となった人達は井戸の脇にこんな案内板を建てました。

    「垣花樋川(俗称 シチャンカー)」



    由緒ある井戸の名前を俗称にしちゃったのね(笑)


    とは言うものの、私は過去に何度も沖縄各地の井戸について投稿しておきながら、この視点は抜けてました。だから、偉そうには言えません。

    集落の中心にある井戸はムラガー、ヒージャーガーなどと呼ばれ、東西に2ヶ所あればアガリヌカーとイリヌカー。

    考えてみれば(考えるまでもなく)、井戸に集落名は不要で、垣花集落の人達が集落の井戸を「垣花樋川」と呼ぶはずが無いのでした。


    コメント
    シチャンカーの水は飲めませんと看板に書いてあった気がしますが無視無視w
    戦時中、島尻からヤンバルに避難した人がヤンバルの水は甘かったと証言しています。
    いつか飲み比べしようと思います。
    私も飲みましたよ(笑)。美味しい水でした。ヤンバルと島尻の水の味が違うって知りませんでした。やはり地質の違いによるものですかね。

    • coralway
    • 2017/10/06 8:01 PM
    芭蕉布を見に(決して買いにではない−断るまでもないけど)喜如嘉へ行った時、崖から流れ落ちている水の美味しさにビックリしました。
    水汲みだけにもう一度行きたいくらいです。
    • すばる
    • 2017/10/06 8:22 PM
    そう言われてみれば、ヤンバルの大国林道の湧き水でポリタンクに水を汲んでる人を見たことがあるし、奥集落の近くにある人気の湧き水の映像を最近見ました。確かに水汲みだけに行く価値がありそうですね。
    • coralway
    • 2017/10/06 8:32 PM
    ども〜!(^^)/
    垣花ヒージャー・・・
    垣花公民館前の広場に車を止めて、険しい道を転がらぬように下りました。
    井戸のたたずまい・・・そして眼下に広がる景色も素晴らしかった。
    龍の口から滔々と流れていた “水”・・・残念ながら飲みませんでした。 A( ̄ー ̄;)
    ただ・・・帰りの上りが何ともきつかった〜。A(^^;)
    • JJ花咲
    • 2017/10/06 8:48 PM
    あの急坂の名前はカービラでしたね。次回は水桶をかついで登って下さい(笑)

    以前、垣花集落の人口から一日に必要な水の量を求め、15キロの水桶をかつぐとすれば、何回カービラを登る必要があるのか計算したことがありました。

    それを投稿したはずなんですが、どの投稿だったか分かりません(笑)。確か、睡眠と調理・食事の時間以外は、一日中水を運んだ計算になったと記憶しています。
    • coralway
    • 2017/10/07 4:55 AM
    ウーーン、私の記憶のヒージャーガーは一番目の写真のイメージばっちり!!
    だけど場所は銀行向いの道からはいっていったような??

    イヤ〜、わからん。
    記憶違いなのか・・・


    • yoshi
    • 2017/10/16 2:34 PM
    琉銀の向かいの道を入ったところが汪樋川(2枚目の写真)よ。
    • coralway
    • 2017/10/16 2:39 PM
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    calendar
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << October 2018 >>
    プロフィール
    profilephoto


    念願の沖縄生活を始めて8年になりました。
    沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。
    Twitter
    お勧めの本と映画
    selected entries
    categories
    archives
    recent comment
    recent trackback
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM