JUGEMテーマ:地域/ローカル
八重瀬町の旧具志頭村役場には大きなガジュマルとフクギ並木がありまして(→こちらから)、いかにも具志頭な景観を形成しています。
昨夜、久しぶりに行ってみたら「南の駅やえせ」という道の駅のような商業施設ができてました。
沖縄の道の駅と言えば、お土産やら野菜やら飲食店やらがグチャグチャーな印象ですが、こちらはお洒落ですっきりとしたレイアウト。トイレがまた綺麗なんですよ。「こんなとこでオシッコしていいんですか?」みたいな(笑)。南部をドライブする際は是非立ち寄るべきですね。
昨夜は「やえせを楽しまナイト!」という八重瀬町商工会のイベントがあり、大きなガジュマルの下に特設されたステージで、ライブがありました。
私は「新良幸人×サトウユウ子」の出演時間に合わせて到着し、終わったら帰るということで、他の出演者の皆様にはたいへん失礼を致しました。でもまあ、ファンとはそういうものです。
この夏初めてじゃないかと思うような涼しい風が吹く中を二人が登場し、ステージが進むにつれて東の空に満月が姿を現わすという、それを読んでいたのならプロデューサーはかなり腕がいいですよねぇ。
観客は程よい数で、会場に用意されたテーブルに大半の人が着席できてました。だから、屋外ディナーショーみたいなものです。ステージの近くで聴きたい私が地面に座ったところ、横の席の女性が「私達だけが座って、ごめんなさいねぇ」と。場所を争う必要が無いので、そこに生まれるこの余裕(笑)。那覇まつりではこうはいきません。
司会は富田めぐみさん。
本業は女優さんで、司会やラジオパーソナリティーなどもやってますが、最近は舞台演出家としてその才女ぶりを発揮しています。(→琉球新報の記事へ)
以前はめぐみちゃんでしたが、文化人となった今はめぐみさん。八重瀬生まれ(ノロの家系らしい)なので、この日の司会を引き受けたようです。
さて、昨夜のセットリストはこちら。「新良幸人×サトウユウ子」のCD「浄夜」に収録された11曲から選ばれた7曲です。
1.満天の星
(作詞:新城和博 作曲:上地正昭)
2.ファムレウタ
(作詞:新良幸人 作曲:上地正昭)
3.月ぬ美しゃ
(八重山民謡)
4.浜千鳥
(沖縄民謡)
5.赤ゆらの花
(作詞:新城和博 作曲:上地正昭)
6.あの夏の日
(作詞:下地勇 作曲:下地勇)
7.浄夜
(作詞:新良幸人 作曲:サトウユウ子)
1から5までは幸人の持ち歌で、6は仲良しの下地勇の曲。7がCDのタイトル曲です。この会場のすぐ近くにあるレコーディングスタジオで収録したそうで、その縁で昨夜の出演になりました。
私の1曲は「赤ゆらの花」。
これが、悶えたくなるほどいいのよねぇ。
パーシャクラブがイベントに出演して、曲数制約がある中、バラードを一曲入れるとすれば「満天の星」。だから「赤ゆらの花」が聴きたければライブに行くしかありません。YouTubeにも無い(泣)。
YouTubeには、他の人が歌った「赤ゆらの花」はあるものの、違う曲じゃないかと思うほど違うのよね。
幸人の魅力を最大限に引き出せるように、新城和博(ボーダーインク)と上地正昭(パーシャクラブ)が練りに練った曲で、歌詞からキーから、幸人のための幸人だけの曲。久しぶりにナマで聴けて本当に良かった。会場ではおしゃべりがやみ、皆さんシーンとして聴き入っていました。
では、昨夜の幸人のMCを紹介して、この投稿は終わりです。
「皆さ〜ん、気持ちよく歌わせてもらってま〜す」
「そこの野菜売場でたくさん野菜を買い込みました。安かったぁ。でもよく考えたらこの後女の人と飲む約束をしていて、野菜はどうする?」
「沖縄ん、八重瀬ん照らしょうり〜」
「今夜は久しぶりの野外ですからMCは短めにします。何を言い出すかわからないのに、誰が聞いてるかわからない。何かと問題になるんですよね」
「皆さ〜ん。サトウユウ子と新良ユキコでしたぁ〜。あら違った。新良幸人でした〜。また呼んで下さ〜い」
しかし、こいつは飲まずに歌えんもんかな。
普段は物静かでシャイな男ですから、そこからステージでのハジけぶりは想像できません。だからお酒がスイッチになってるんじゃないかというのが私の見立てです。
それにしても、控え室で飲み、ステージで飲み。普通に酔っ払いですからねぇ(笑)