沖縄の基地、原発、北朝鮮、災害復興などを風刺した上で、「本当の危機は、原発問題よりも、基地問題よりも、国民の意識の低さ」と訴える内容のネタ。
まったくの正論で、私は彼らの言ってることには大賛成。「米軍基地を沖縄だけに集中させるのではなく全国で負担せよ」あるいは「基地問題に無関心ではいけない」と主張されて反対する理由はありません。
ところが、(真偽は不明ながら)そのネタを聴いたウチナーンチュが涙を流して喜んだと聞けば、そのウチナーンチュはナイーブ過ぎると思いますよ。
ネタですからね。ウケたら続けるでしょうし、ウケなければやめるでしょう。関係筋から圧力を受けたり、テレビから干されたとしてもこのテのネタを続けると言うのなら話は別ですが、彼らが漫才を職業とするからには、それでは本末転倒というもの。
漫才のネタとしては楽しめても、「彼らは沖縄の味方なんだ」とか、「沖縄の救世主になるかもしれない」などと言われると、「それは違うだろ」と言いたくなります。
ウーマンラッシュアワーの二人が、何がウケるか(ウケないか)をよく分かっていることは間違いなく、そこは偉いなぁと思います。
そして、そう思ったところで私は終わり。それ以上はありません。