JUGEMテーマ:地域/ローカル
私の朝の配達は園児の登園と重なるため、大げさに言えば公園の鳩の群れに車で突っ込むような気分です。
例えば、保育園の駐車場にバックで入る場合、私はまず、周囲に何組の親子がいるか確認します。そして、車を切り返してギアをバックに入れた時、その親子全員が私の視界にいることを再度確認します。その手順に通常の後方確認を加えて、車をバックさせてるということ。この仕事を始めて5年になりますが、車を園児に接触させたことは一度もありません。
今朝、ある保育園の駐車場で、バックする私の車の後方に一人の園児が立ってました。もちろん私はそれに気づいていて、車を停めて園児が移動するのを待ちました。
これがもし、気づかないままバックしていたとすれば、その園児が車と塀の間に挟まれることになりかねません。そうなれば、その事故責任は全面的に私にあり、怪我の程度によっては免許停止です。配達ができなくなった私は某青果店を辞めることになるでしょう。
それは仕方がないとして私が言いたいのは、その時親は何をしていたかってこと。今朝の場合は母親が車の後席のドアを開け、何やらゴソゴソやってました。当然、母親の視界に園児はいません。
車が頻繁に出入りする場所ですから、その母親は子供を車に乗せたままにしておくか、子供が車を降りてしまったのなら、手を掴んでおくべきでした。それは運転手に注意喚起するよりも、よほど有効な事故防止策になるはずです。
それを怠る母親には「くらっ!!。子供から目を離すなっ!!」と叱りつけたいくらいです。園児の保護者は私にとってはエンドユーザーですから、そうもいきませんけどね。
気を沈めて次の保育園に向かいました。そしたら、嗚呼。
この保育園は正門からやや離れた場所に駐車場があり、親子はそこから正門まで歩きます。今日のような雨の朝なら親子は傘をさし、雨が強ければ子供にカッパを着せることもあります。
写真の車が停まってる場所は正門横にある厨房の入り口で、私や他の業者が納品するための駐車場所です。そこに母親が車を停め、傘をささずに園内に入りました。当然、母親が車に戻るまで、私は待たされることになります。
「我がさえ良ければいいんかいっ!!」と言いたい。
「そうは言うけど、子供がオシッコを漏らしそうになったとか、そこに停めざるを得ない事情があったかもよ」と、ごもっともなご意見をありがとうございます。でも、そんなことはありません。この母親はズルをしてるだけです。
1年のうち300日近くを保育園に通う八百屋のオヤジを舐めてもらっては困ります。それは親子の定点観測に等しく、親が子供とどのように接しているか、子供が他の園児とどのように接しているかを私は知っています。仮に、私が保育士の集まりに招かれて、園児やその親の評価が話題になれば、2時間でも3時間でも、その話に加わることができるでしょう。
例えば、厨房の前に車を停めた母親が、申し訳なさそうに頭を下げるのか、私に気づかないフリをして発車するのかを私は予測し、その通りの結果になりました。
結論を一言で言えば「親になるだけなら簡単だ」ってこと。
ここまで書いて後悔してるのは、きちんと子供に向き合い、その責任を立派に(て言うか普通に)果たしてるお母さんも沢山いるので、それを話題にすれば良かったってこと。
とは言え、せっかく書いたものを消してしまうのは忍びなく、このまま投稿することに致します。
えいっ!!(笑)