<< ちょっとしたモメゴト中 | main | 北中城村荻道のひまわり畑 >>

八重山の至宝山里勇吉さん逝く

0

    JUGEMテーマ:地域/ローカル 

     

    八重山のアブジャーマー山里勇吉さんが、先週、お亡くなりになっていたと知りました。92歳とのこと。とうとうその唄を生で聴くことができず、残念で仕方がありません。

     

     

    映画「ナビィの恋」で満月をバックに唄った「月ぬ美しゃ」は絶品でした。多くの唄者が好んで唄う曲ですが、私の中では誰も勇吉さんを超えることができません。

     

     

    15年ほど前のこと。私は大阪大正駅近くの居酒屋で、知り合って間もない白保出身の女性に、山里勇吉がどれほど偉大かを熱く語っていました。そして私の話は(お弟子さんの)大工哲弘、(白保出身の)新良幸人と続くので、これが長いっ!!(笑)

     

    その長い話を最後までニコニコしながら聞いてくれた彼女は「わかった」という顔で携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけたのでした。

     

    「あっ、勇吉オジぃね?」

     

    腰を抜かしそうになりながら、彼女の携帯を手にした私に、

     

    「もしもし、こんばんは。随分私を褒めてくれたそうでありがとうね」

     

    そこから先の会話は、まったく記憶にございません(笑)

     

    同じ白保出身と言いながら世代が違うし、勇吉さんは沖縄本島で、彼女は大阪で長く生活していたのですから、気軽に連絡を取り合う間柄とは思えませんでした。つまり勇吉さんから見れば、彼女は昔近所に住んでいた女の子。そこをあえて電話してくれたことに私は感激し、何度も彼女に頭を下げたり、拝んだりしたのでした。

     

     

    石垣島出身のきいやま商店が、ライブのオープニングで勇吉さんの「月ぬ美しゃ」を流しています。ステージの袖に立つ三人は、その曲が終わるのを待って、「よし、行くぞっ!!」と飛び出してきます。そこに私は彼らの勇吉さんに対する敬意を感じ取り、ジーンときてしまうのですね。

     

    そして私は、美しい沖縄の月を見るたびに勇吉さんの唄が脳内で自動再生されるシカケになってまして、これがたいへん便利です。

     

    この写真は勝連平敷屋の防波堤から眺めた、太平洋に浮かぶ満月。

     

    20110816112936_0.jpg

     

    東から上がりょる 大月ぬ夜
    沖縄ん八重山ん 照ぃらしょうり
    ほーいちょーが

     

    合掌(泣)


    コメント
    山里勇吉さんの唄声 もぉ野生声ですね。
    引きこまれます ナビィの恋のDVD観賞の時
    かでかるさんみさこさんトリオのシーンもそうですが
    山里勇吉さんが唄うシーンは何度も戻して観てしまうので 観賞時間が長くなってしまう。
    すごい御声だなぁ〜存在感も。
    心地好いねむりにつかれてます様に☆


    • ひらひら
    • 2018/02/17 2:10 PM
    首里劇場の近くに住んでいたのでかなり通いました。ラジオから流れる沖縄民謡に耳を傾け、街歩きの時町筋のそこかしこから聴こえる三線の音と歌声に足が止まりました。

    山里勇吉さんの知人との話。そんな事があるんですね。奇遇とはこのこと。Cさんの唖然とした表情が浮ぶエピソードです。

    生演奏(歌唱)聴けなかったこと残念。「ナビィの恋」もう一度観てみます。
    山里勇吉さんと伝統芸能を慈しむ沖縄に想いを馳せて。では。
    • イチ
    • 2018/02/17 6:44 PM
    ども〜!(^^)/
    Cさんと“山里勇吉”さん・・・
    そんな縁があったとは・・・ん〜何ともびっくりです。 (* ̄▽ ̄)/
    今、山里さんの“月ぬ美しゃ”を聴いています。
    また、もう一度“ナビィの恋”のDVD観てみます。
    ん〜・・・生の“山里勇吉”節を聴きたかったのに・・・残念。
     合掌m(_ _)m
    • JJ花咲
    • 2018/02/17 7:59 PM
    ひらひらさん

    ほんま、どうやったらあんな声が出せるのか。突き抜けてますよねぇ。生の唄を聴いたことも無いくせに、勇吉さん全盛時代のライブも聴きたかった(笑)
    • coralway
    • 2018/02/17 8:27 PM
    イチさん

    ほんと、唖然としましたよ。

    ナビィの恋が製作されてて良かった。中江裕司監督にも感謝です。ロンドンデリーの歌も良かった(^O^)/
    • coralway
    • 2018/02/17 8:31 PM
    JJ花咲さん

    ナビィの恋はミュージカルですよね。考えに考え抜かれた選曲に思えます。

    誠仁さんもナビィも、そして勇吉さんまで。辛いなぁ。
    • coralway
    • 2018/02/17 8:43 PM
    皆さん

    電話をかけてくれた女性がこちらの投稿に登場してます。大阪に行かれることがあれば、是非、彼女のお店を訪ねてみて下さい。溝口に紹介されたと言っていただければ、覚えてくれてるはずです。

    http://coralway.jugem.jp/?eid=663
    • coralway
    • 2018/02/17 8:45 PM
    山里勇吉さん、ナビィの恋のアブジャーマ男の印象が強烈で、なまでお聞きしたのはいつ、どこだったか思い出せません。ただ、写真と随分違う、と思った記憶が。
    八重山の声、ってありますね。民謡酒場で無名の人の唄を聞いて、八重山の人かな、と言ったら当たっていたことがあります。
    今夜は勇吉さんのCD聞きましょう。
    • すばる
    • 2018/02/17 9:12 PM
    書き忘れたけど。勇吉さんのロンドンデリーの歌の、真似が私の隠し芸です。誰も分かりませんけどね。
    • すばる
    • 2018/02/17 9:17 PM
    すばるさん

    八重山民謡と沖縄民謡は歌唱法(ファルセットを使う使わない)や音階の違いもあるんでしょうが、私にはそうした技術的なことはよくわかりません。

    そこで、ずーっと後ろに下がった印象を言えば、沖縄民謡には異国を感じ、八重山民謡には懐かしさを感じることがあります。それを好みと言ってしまうなら、私は八重山民謡が好みってことになるんでしょうね。
    • coralway
    • 2018/02/17 10:01 PM
    >異国 : 懐かしさ

    あー!そう言って貰ったら、私の感じている違いのことがハッキリ分かりました。
    幸人が平和通りだったか、街頭でトゥバラマを唄ったら、ずっと離れた所から通行人?のおばさんが(ねーねーと言いましょうね)「返し」を詠ったという話、羨ましくて、そこに居たかったと思って、涙が出ました。
    • すばる
    • 2018/02/18 2:24 PM
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    calendar
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930    
    << April 2019 >>
    プロフィール
    profilephoto


    念願の沖縄生活を始めて8年になりました。
    沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。
    Twitter
    お勧めの本と映画
    selected entries
    categories
    archives
    recent comment
    recent trackback
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM