JUGEMテーマ:地域/ローカル
今週月曜日に大阪北部で発生した地震は震度6弱。豊中市にある私の自宅マンションは大きく揺れたものの皿1枚割れることが無く、家族に怪我はありませんでした。
一方、高槻市で亡くなった9歳の少女は本当に気の毒でした。
新聞に掲載された、問題のブロック塀の写真です。
その場所のストリートビューがこちら。
少女は掃除当番で、他の生徒より一足早く一人で登校し、両親や教師の言いつけを守って緑の歩行帯を歩いていました。
ブロック塀が倒れた箇所をよく見ると、上半分と下半分は別の時期にブロックが積まれたことが分かります。
元々、上半分はフェンスだったところ、子供の声がうるさいと苦情があり、ブロック塀に変えたとのこと。「上下に鉄筋を通す必要は無い」と誰が決めたんですかねぇ。
また、このブロック塀の上半分は地震の前から既に傾いていて、生徒達の間では「地震が来たら危ない」と話題になっていたそうです。子供でも気付くようなことが、何故、小学校の安全点検で見過ごされてしまったのか。
死亡事故が起きた時は往々にして「あの時こうしていれば」ということがいくつも重なるものですが、その結果が、最悪のかたちで一人の少女に降りかかってしまいました。
全国の小中学校にブロック塀の点検指示が出されたようですので、丁寧な点検をお願いしたいものです。
それにしても、沖縄はどうするんでしょ。県民一人あたり、または単位面積あたりのコンクリートブロック使用量は、沖縄が全国で一番ではないかと思います。また、強い陽射しによりコンクリートの劣化が進んでいます。
小中学校のブロック塀は早急に点検するとしても、民家のブロック塀は放置されることになるでしょう。
高いブロック塀の近くは歩くなと言われても、歩かざるを得ないんですけどねぇ。どうするんだ、いったい。