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琉球八景(6)泉崎夜月

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    北斎の琉球八景6作目は「泉崎夜月(いずみざきやげつ)」。泉崎橋を描いた作品です。



    次の絵は、新城喜一画集 「忘れられた沖縄風景」に描かれた泉崎橋です。

    沖縄戦でこの美しい石橋は失われていますので、現在の泉崎橋ではありません。



    夕暮れの中、橋の上を人力車が通っています。是非、見てみたい風景です。

    橋の下に円形の緑地がありますが、これは洪水時に橋への圧力を逃がすための波除けです。

    さて、琉球八景は中国冊封副使による琉球國志略の球陽八景図を北斎が描き直したものですが、その琉球國志略に、孔子廊が久米村の泉崎橋北にあると記載されています。

    戦前の那覇地図を見ると、確かに泉崎橋の北詰に孔子廟明倫堂と描かれています。



    泉崎橋と同様に孔子廟も沖縄戦で失われ、今は他の場所へ移転されています。

    今、その跡地は那覇商工会議所で、その敷地内に孔子像が建てられています。



    そして、現在の泉崎橋は、孔子像から国道58号線を旭橋方面(久茂地川の下流方向)に100mほどの場所にあります。



    まあ、ご覧の通り、何の変哲も無いコンクリート橋です。

    旧泉崎橋の位置は孔子像の前になるのですが、今そこは国道58号線です。

    さきほどの地図と今の地形を照合すると、国道58号線はかつての久茂地川を埋め立てて建設されていて、道路幅の分、川は南にずれたことになります。

    今の泉崎橋横の歩道橋から孔子像方向を写真に撮りました。



    左手の道路が国道58号線、右手の川が久茂川です。中央の高架はゆいレールです。

    旧泉崎橋は、久茂川が右にカーブしている場所の、ゆいレール高架下あたりに架かっていたことになると思います。

    当然(と言いたくなります)、橋の架かっていた場所には何の案内もありません。

    まあ、しかし、何も無いこの風景を眺めて、あの美しい橋を思い浮かべることができるのは、幸せなことです。


    旧泉崎橋は読谷村のむら咲むらに復元されています。



    ちょっとショボイ感じですが、泉崎橋の雰囲気は出ていますね。

    同じ作るなら、もう少し原型にこだわってほしかった気がしますが、橋を残そうとした点は評価できます。

    むら咲むらには、海の上に屋良座森城も復元されていて、こちらも一見の価値ありです。

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