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浜比嘉島の豊年祭(2)

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

     

    道ジュネー直前の比嘉(東)の立方です。二人とも本当は怖いので、神輿を担いでもらって高さに慣れます。

     

     

     

    道ジュネーが終わり、綱引きのガーエーが始まりました。アジマァを挟んで、東西の立方が向かい合います。て言うか、落ちないように手すりにしがみつきます(笑)

     

     

    「ハー、イヤ」の掛け声で、アジマァの雰囲気が盛り上がったところで、

     

     

    東西から綱が現れました。これから男綱を女綱に貫通させ、頭貫棒(かぬちぼう)で二本の綱を結合します。

     

     

     

    やっと豊年祭の雰囲気になったと喜んでいたら、突然、私の前に現れたのは農連プラザのコンニャク屋のオバハンでした。いやぁ、沖縄は狭い。

     

    オバハンは私を見つけるなり、その両手で私の両手を包み込み、上下に振りました。

     

    オ「ハー、驚いたさ。こんな遠くまでわざわざありがとうね」

     

    C「へぇ、浜比嘉の人だったの?」

     

    オ「そうよ。こっちは初めて?」

     

    C「島には何度も来てるけど、豊年祭は初めて。いやぁ、楽しいな」

     

    オ「貴方は東(アガリ)の綱を引きなさいよっ!!」

     

    C「へっ?」

     

    オ「いつも東が負けるのよ。頑張りなさいよ。じゃあね」

     

    コンニャク屋のオバハンが喜んでくれてなによりでしたが、綱引きに加わるつもりは無かったんだよな。とはいえ、オバハンが見てるので、仕方なく、東の後ろのほうに立ちました。

     

     

     

    綱引きが始まるまでの間、前後の人達と話をして、私は東の負けを確信しました。

     

    「『あっ、これは負けた』と思ったら、すぐに綱を離しなさいよ。離さないと転ぶからね」

     

    みたいな、言わば敗戦処理の話ばかり。いかに強く綱を引くかなんて話はまったくありません。

     

     

    いよいよ東西の決戦が始まりまして、あっと言う間に、やっぱり東が負けました。

     

    始まって3秒くらいで、東の全員が「あっ、これは負けた」と思い、一斉に綱から手を離したんです。シュルシュル〜と西側に逃げる綱。

     

    だからね。東はもはや勝ち負けにはこだわってなくて、一斉に手を離すことで、西を転ばそうとしてるんですよ(笑)

     

    東はホテルが建ってる丘で行き止まり。ところが西は橋に向かって、いくらでも土地があります。かつてのアジマァは集落の中央にありましたが、今では東西が1:2くらいの面積比率になっていて、その戦力格差は補いようがありません。

     

    だから、東は綱引きを「いかに相手を転ばすか」というゲームに変えてしまったのか?(笑)

     

    (続く)

     


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      • 2018.08.14 Tuesday
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      • 13:37
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      コメント
      > オバハンは私を見つけるなり、その両手で私の両手を包み込み、上下に振りました。


      うちなーのシャイなおばぁが時おり見せる子供のような笑顔^^ ホントに嬉しい時に見せるおばぁの動きはいつもいっしょです。

      たまに帰ったときの親戚のおばぁの顔、いいんだよなぁ〜
      • うちなーんちゅ
      • 2018/08/08 9:21 AM
      このオバハンの話によれば、橋が架かってから、島は高齢者ばかりになって、「あと20年くらいしたら無人島になるんじゃないか」と、真顔で言う人もいるそうです。

      船で渡っていた時は、子供が帰ってきたら2、3日はゆっくりしてたのに、最近は日帰りしてしまうと。豊年祭の賑やかさは、こんなものではなかったと。

      架橋によって、シマの結束は弱まりつつあるってことですねぇ。
      • coralway
      • 2018/08/08 12:18 PM
      あいぇ〜、ちむぐるさぬ、、橋がかかるって、行き来しやすくなり、行きたくても行けなかった人も気軽に行けるようになる、、ポジティブなことだけだと、、

      島のおじぃ、おばぁたぁは寂しく感じているでしょう


      次の20年、ホントですね、、
      • うちなーんちゅ
      • 2018/08/09 8:46 AM
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