JUGEMテーマ:地域/ローカル
南風原町商工会は、地元中学生グループが提案したハンバーガーを、ご当地バーガーと認定し、お笑いコンビ「ハンサム」の仲座健太さん(南風原町出身)が「兼城十字路バーガー」と命名しました。
地元産の卵(目玉焼き)や豚(ベーコン)、カボチャ(ペースト)を使っているのが特徴で、今週末開催の「はえばるふるさと博覧会」で試験販売されるとのこと。
南風原町特産のカボチャを使ったハンバーガーがどんな味わいなのか、是非、食べてみたいと思います。
それにしても、何で「兼城十字路」なんだ?(笑)
まず仲座さんは「人が『何だろう?』と思うような名前にしたかった」と。確かに「何だろう?」と思いますから、これは成功です。意表をついてますよね。
さらに仲座さんは「兼城十字路は町内はもちろん、町外の人も馴染みのある、南風原町の代表的な場所だ」と。
う〜む。これがどうなのか?
確かに兼城十字路は南風原町の地理的な中心にあり、近くに町役場もありますから、町内で知らない人はいないでしょう。ところがそれを、町外でも「馴染みがあるに違いない」と思い込んでるあたりが南風原"愛"なのよねぇ(笑)
これは、意表をついた上でクスッと笑わせる、仲座健太のセンスの良さと解釈しましょう(^-^)v
首里の南の農作地帯に11のシマ(集落)が点在していて、それを束ねたのが南風原町。だから、町の中心が無いのよね。人が集まるところを町の中心と呼ぶのなら津嘉山でしょう。
津嘉山中心説を裏付ける情報があります。南風原町のスーパー名を並べてみると、
イオン南風原店(宮平)
丸大南風原店(宮平)
かねひで南風原店(兼城)
マックスバリュ一日橋店(兼城)
サンエー津嘉山シティ(津嘉山)
ユニオン津嘉山店(津嘉山)
もう、一目瞭然。イオン、丸大、かねひで、マックスバリュは「兼城や宮平では分からんよ」と考えています。特にマックスバリュ一日橋店は、隣町とは言え那覇の一日橋を名乗ってるところから、兼城から距離を置き、那覇にすり寄る姿勢がうかがえます。
その点、サンエーやユニオンは、津嘉山がシティかどうかは別ですが、「津嘉山で分かる」と考えてるってこと。
そこをあえて、兼城(カニグシク)にすることで、仲座さんはクスッと笑わせようとしてるに違いありません(笑)
もう一つ。沖縄では幹線道路がクロスする場所を交差点とは呼ばず、十字路と呼びます。与儀十字路、コザ十字路などなど。だから私は常々、久茂地交差点を苦々しく思っていて、なんとかヤマト風にしようとするところに、マックスバリュ一日橋店と似た動機を感じます。
その点、兼城十字路バーガーは名前にちゃんと十字路を入れているので、沖縄風。
まとめますと、兼城十字路バーガーは、意表をついた名前で、クスッと笑わせるし、沖縄の雰囲気もあるし、素晴らしいネーミングです(笑)
本部(ムトゥブ)のワタリグチ君。「分かるよねぇ」(笑)