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衆院沖縄3区の補選に立候補を表明した屋良朝博さんに対して、さっそくネトウヨの攻撃が始まっています。
目につくのは、かつて、嘉数高台公園で行われていた、風船を使った基地反対運動に屋良さんが参加(て言うかタイムスの取材)し、運動を支持していたというもの。
それで屋良候補をテロリストとか、キチガイとか呼ぶわけですね。
日米地位協定により、在日米軍基地には日本の航空法が適用されていません。したがって、普天間飛行場の近くで風船を上げようが、凧を上げようが、それを取り締まる法律が無いのです。
市民団体が嘉数高台公園で風船を上げた時、もちろん、宜野湾市も警察も防衛局も現地に来ました。ところが、適用する法律が無いのですから、中止を命じることができません。
できることは説得。したがって、市民団体が説得に応じない場合は、黙ってそれを眺めているほか無いのです。それは、風船が上がってるよりも、もっと異様な風景に見えました。
普天間飛行場の運用を停止にすることは、実は簡単で、日本の航空法を適用すれば良いのです。そうすれば、普天間飛行場は直ちに機能不全に陥り、使い物にならなくなるでしょう。
住宅密集地にある運行過密な空港と言えば、伊丹空港や福岡空港を思いつきますが、どちらも航空法に定められた条件をクリアしています。法の下で運用されている空港と普天間飛行場を比べることはできません。
屋良氏をテロリストだのキチガイだのと呼ぶのなら、普天間飛行場に駐留する海兵隊や、それを認めている行政を、何と呼ぶのか聞いてみたいものです。
「だからさっさと辺野古を埋め立てればいいのよ、キッ!!」
なんてコメントするのは、やめて下さいね。仮に辺野古基地が完成したとして、また更に、仮に普天間飛行場が返還されたとして、それまでの、おそらく10年以上の間、普天間飛行場はこのままか?って話ですから。
「日本は法治国家だ」などと、よく耳にしますが、沖縄の基地問題でそれを口にするのなら、風船や凧に向かわずに、行政や海兵隊に向かって下さいよ。
そうだ。風船に向かって「事故が起きたらどうすんだ!!」と怒ってた人達は、屋良さんを応援してはどうですか(笑)