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そもそも珊瑚って移植できるのか?(2)

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

     

    幻想的な珊瑚の産卵。運良く目撃できたダイバーは思わず涙ぐんでしまうそうです(^^)

     

     

    初夏の満月の夜(の前後)、シュノーケルで海面にプカプカ浮かんでるオヤジは想像できませんから、私には縁が無い光景でしょう。

     

    このブログでは、私を「Cさん」と呼んでもらってます。これはハンドルネームであるcoralway(珊瑚の道)のC。琉球王朝時代、主要な街道には珊瑚(の死骸)が撒かれ、石畳道の次に上等な舗装が施されました。

     

     

    産卵されたバンドルは、卵と精子のかたまり。海を漂う数日の間に、同種の珊瑚のバンドルと出会って受精し、プラヌラ(幼生)になります。DNAの調査により、沖縄本島に生息する珊瑚の多くは、慶良間の珊瑚から産まれたプラヌラが着床したものだと判明しています。慶良間の海が珊瑚の供給装置になっているんですね。

     

    海を漂うプラヌラは、単にプカプカしてるのではなく、珊瑚が暮らせる環境を認識し、そこへ着床するそうです。最近の研究で、着床すべき場所を知らせるシグナルが、自然界に存在することが明らかになっています。

     

     

    遠い昔に、珊瑚はイソギンチャクから分岐し、これまでタフに生きぬいてきました。台風に揉みくちゃにされようが、鬼ヒトデに食われようが、相手が自然ならば珊瑚が減ることはありませんでした。

     

    現在、珊瑚がどんどん減少しているのは、人間から直接(赤土の流出など)、間接(温暖化など)に、ダメージを受け続けていることによります。

     

     

    さて、沖縄では珊瑚の養殖が盛んに行われています。珊瑚の断片、または珊瑚の幼生を採取し、育成施設で養生した後に海に植え付けます。その時、珊瑚の生存率は30%程度とのこと。現在の方法で珊瑚の減少に歯止めをかけることができると考える研究者は一人もいないそうです。

     

    では何の為の養殖かと言えば、まず、珊瑚が生息するメカニズムを解明し、植え付けた珊瑚の生存率を上げること。次に、植え付けた珊瑚が活発に産卵し、珊瑚自らが増殖する環境を作ること。ところが、それを邪魔しているのが人間です。

     

    結局、珊瑚にダメージを与えている人間の行為を改めない限り、珊瑚は増えないのです。

     

    (続く)


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