<< そもそも珊瑚って移植できるのか?(3) | main | 大宜味村の猪垣(2) >>

大宜味村の猪垣(1)

0

    JUGEMテーマ:地域/ローカル

     

    休みを取ってヤンバルに来ています。

     

    写真は、塩屋湾北岸の斜面中腹にある六田原展望台からの眺め。手前が塩屋湾で、奥に本部半島。その右手に古宇利島、古宇利大橋の先に伊江島が見えます。

     

     

    展望台の裏山には古い猪垣(シシガキ)が残っていて、その猪垣に沿って散策道が整備されています。

     

    森の入口に設置された案内板と手前にイノシシ。

     

     

    森に入りました。

     

     

    階段が急なこと。キツいわぁ、これ(^^)

     

     

    20、30分登った所で、私と同年代の夫婦が喧嘩してました(笑)。気まずい空気の中、夫婦を追い越し、休憩所で水筒のコーヒーを飲んでいると、旦那が一人で登って来ました。(入口からここまで600m)

     

     

    旦那「いやぁ、捨てられちゃいました」

     

    C「あらぁ、奥さんは引き返されたんですか」

     

    旦那「ええ。でもせっかく来たんだから、もう少し歩きたいし」

     

    C「塩屋富士まで、ここで半分くらいですよ」

     

    旦那「そうですか。じゃあ、そこまでは行こうかな」

     

    気楽な森の散歩を予想していた奥さんが「話が違うじゃないのっ!!」。で、旦那が「じゃあ、お前は引き返せっ!!」(笑)

     

     

    延々と続く猪垣。大宜味村ではヤマシシガキと呼ぶようです。

     

     

    「よく築いたなあ」と言うほかありません。先人の苦労には頭が下がります。

     

     

    大宜味村の猪垣は塩屋湾の最深部を起点に、西海岸の根路銘まで約4キロ続いていました。その大半は開発などにより失われましたが、塩屋富士周辺の山中に、やや崩れながらも残っています。

     

     

    ところで皆さん。山奥に築かれた猪垣を見て、「こんな山奥じゃなくて、もっと畑の近くにあればよかったんじゃないの?」と思われたかもしれません。それでは発想が逆。ここまでが畑だったんです。

     

     

    次の写真はヤンバル西海岸の風景。

     

     

    このあたりの集落は次のような要素で構成されています。

     

    海から順に、リーフ、イノー、浜、防風林、集落、道路、水田、畑、段々畑、焼畑、猪垣。猪垣の向こうを奥山と呼びました。

     

    琉球王朝の時代。王府(その背後の薩摩)から酷税を課せられたため、農民はできるだけの作物を植え、収穫するしかなかったということ。

     

    上の写真の尾根のやや下に、延々と猪垣が築かれました。猪垣までが畑だった頃、海から見ると山の尾根に連なる猪垣が、万里の長城のように見えたそうです。

     

    (続く)


    コメント
    猪垣知らなかったです。数年前大宜味の小学校が統廃合されたころに塩屋富士の少し先の石山展望台や大保ダムあたりは歩いたんですが。もしかしたら見てたところもあるのかなぁ
    • 横浜のやなわらばぁ
    • 2019/01/16 1:10 PM
    猪垣は山奥にしか残ってないので、偶然見かけることは無いでしょう。

    散策道の地図を貼り付けますので、やる気になってちょうだい(^o^)/

    http://kanko.vill.ogimi.okinawa.jp/_shared/img/village/walking/20140320V1_ogimi_walking.pdf#page=2
    • coralway
    • 2019/01/16 1:20 PM
    ありがとうございます!次々は早速このコースやってみます&#8252;&#65039;
    塩屋あたりはすぐ海なのに山深くダムもあり興味あって石山展望台も行ったんですがその時塩屋富士も行けばと後悔。
    • 横浜のやなわらばぁ
    • 2019/01/16 1:30 PM
    今回、猪垣を見た後に石山展望台へ行ったよ。初めてだったけど、あそこのテラスに大の字になって星を見たいわ。今は寒いからやらんけど(笑)
    • coralway
    • 2019/01/16 1:37 PM
    六田原展望台からの見える本部半島の真ん中の中腹あたりに私の山小屋が見えています。
    反対側から見ると昔しは、友善ホテルが見えていました。これから桜の季節になると隠れたお花見街道になります。
    • NAO
    • 2019/01/16 8:12 PM
    六田原展望台へ向かう坂道は、確かに桜並木になっていて、ほんの少し桜が咲いてました。枝が道路に被さっていて、観光バスは通れないでしょうから、「隠れたお花見街道」に納得です。
    • coralway
    • 2019/01/16 9:30 PM
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    calendar
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << July 2019 >>
    プロフィール
    profilephoto


    念願の沖縄生活を始めて9年になりました。
    沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@i.softbank.jp)
    Twitter
    お勧めの本と映画
    selected entries
    categories
    archives
    recent comment
    recent trackback
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM