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大宜味村の猪垣(2)

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

     

    猪垣に切れ目があると、そこから猪が侵入します。だから、猪垣の先端は海に突っ込ませるか、延々と繋げるかのいずれか。ヤンバル西海岸の猪垣は、大宜味村から国頭村の辺戸岬近くまで繋がっていたようです。総延長距離は40km。

     

    驚きますねぇ。広い畑に何を植えていたんでしょう。

     

     

    1605年に中国へ渡り、沖縄にサツマイモの苗を持ち帰ったのは野国総管でした。総管は進貢船乗組員の役職名です。

     

    サツマイモの栽培はまたたく間に、沖縄全島に広まりました。ヤンバルに猪垣が築かれたのはその頃だと言われています。今から400年も前のことです。

     

    ウチナーンチュはサツマイモを気に入り、以降、それを主食にしました。て言うか、それ以前は何が主食だったのか思いつきません。そして、ウチナーンチュ以上にサツマイモを「たまらん美味い」と思ったのは猪でした(笑)

     

     

    今、大宜味村に残る猪垣は、その頃に築かれたもの。以降、何度も改修を受けていますから、石はほとんど入れ替わったでしょう。最後の改修は、戦中、戦後の食料難の時期でしたから、今の猪垣は80年ほど前のものと言えます。

     

     

    私が沖縄に来た頃、新聞に載った100年前の猪垣

     

     

    この猪垣は国頭村奥集落の山中に現存しています。何とか場所を特定して、次の機会に訪ねるつもりです。

     

     

    猪垣に満足し登山口に戻ったら、そこに立っていたのは夫婦喧嘩した奥さんでした。

     

    C「あらまぁ、大変でしたね(笑)」

     

    奥「私、夫に捨てられちゃいました」

     

    C「アハハ。二人で同じこと言ってる(笑)。旦那さんは塩屋富士に向かわれましたよ」

     

    奥「笑味の店でお昼ご飯の予定なんですけど、どうなっちゃうんでしょ(笑)」

     

    C「うわっ、携帯が繋がってる間に待ち合わせ場所を決めないと。旦那さんはイギミハキンジョウに出て来ますから、そこで待つか、こちらへ戻って来いと言うか」

     

    奥「そうですね。まったく何であんなに一生懸命なんだか」

     

    C「(笑)」

     

     

    イギミは大宜味。ハキンジョウは猪垣を抜ける時の門です。

     

     

    イギミハキンジョウにも展望台があり、大宜味村の海岸からオクマビーチあたりまでの眺めが得られます。

     

    (終わり)


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