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西表島に棲息したワニ

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    長崎県諫早湾の調整池で泳いでいるワニが写真撮影され、話題になっています。

    ワニに食べられては大変ですから、長崎県はこのような看板を設置して、付近の住民に注意を呼びかけました。



    その後、専門家が写真を見て「これはスッポンである。」と断定し、騒ぎはあえなく収束したようです。


    実は西表島のマングローブで、ワニが発見されたことがあります。

    昔、西表島の西部に鹿川(かのかわ)という村があり、そこの住民がそのワニを捕獲して食べてしまったようなのです。

    鹿川村は付近の崎山村や網取村と共に、波照間島のマラリア蔓延にともない、強制移住となった島民が興した新村でした。

    昭和20年代に三村とも廃村となりましたから、ワニが現れたのはそれ以前ということになります。

    八重山の役人の事情聴取に応じて、鹿川のお年寄りがワニを食べた様子を詳しく説明しました。

    その話は、ワニの解体の様子に始まり、内臓の形状、肉質、美味な部位の説明など、役人に同伴した学者に「食べた人でないと、ここまで話せないはず。」と言わしめたのでした。

    学者は「そのワニはイリエワニだ」と断定し、八重山の公文書にその旨が記載されることになりました。



    イリエワニはフィリピンからインドネシアにかけて棲息する大型のワニで、汽水域のマングローブを好みます。

    フィリピン北部のワニが黒潮に乗って、八重山に到達することは、決して難しい話ではないようです。

    南半球で流れる潮流は、黒潮と逆回転しているわけですが、最近になってオーストラリア北岸でも、イリエワニが発見されています。

    西表島にワニは実在したのです。

    他にも、奄美と小笠原でワニの記録が残っているようです。

    西表のマングローブでカヤックに乗る機会があれば、周囲の水面をよく観察して下さい。

    いかにも、ワニが現れそうな雰囲気があります。

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