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先日、Twitterで紹介した糸満市の与座ガー。
与座川(ヨザガー)@糸満市与座 pic.twitter.com/GVnVqzOjLt
― 沖縄の風景 (@coralway39) May 6, 2019
豊かな水量に驚きますが、かつては5倍の水量があり、3ヶ月雨が降らなくても枯れなかったとのこと。
住宅地や道路の造成で枯れてしまう湧き水が多い中、与座ガーの水源になっている与座岳には自衛隊基地やゴルフ場があるので、水量が保たれています。
与座ガーは親水公園として整備されていて、子供用のプールや、農作物の洗い場などがあります。また、沖縄の湧き水ですから拝所があります。
三つの祠は、かつて与座ガーの上流にあったフルガー(古泉水)、ナカンガー(大御泉)と与座ガー(湧神)を合祀したもの。
古泉水、大御泉、湧神。いかにも湧き水が溢れ出すような、いい名前ですねぇ。素晴らしい。
ところで、与座ガーの水は飲めるのか?。
結論を先に言うと、飲めません。現在の用途は、先ほどのプール、農産物の洗い場に加えて、農業用水、洗濯・洗車など。
沖縄の湧き水を訪ねて、その上流に基地やゴルフ場、養豚場がある場合、その水は飲まないほうが良いでしょう。また、沖縄にはこの3つが多いので、飲めない湧き水も多いことになります。
基地やゴルフ場のおかげで水量が保たれてる一方で、水質については悪い影響を受けてるということ。
沖縄には池や川が少ないので、農業用水としては湧き水が頼り。それが枯れてしまうと上水道から水を引くことになります。
もったいない気がする一方で、上水は消毒されているから農産物には良くないのではないかという考えもあり、困ったものです。
水量豊富な湧き水を見ると飲んでみたくはなりますが、飲んで良いか悪いか判断できない場合は、残念ですが飲まないことをお勧めします。
あっ。手足や顔を洗うとか、スイカを冷やすとか、それはまったく大丈夫。飲み続けると良くないってことです。念のため。