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上里隆史著「琉日戦争1609」

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    今年、沖縄でベストセラーになった琉球史の本です。



    上里隆史さんは「目からウロコの琉球・沖縄史」(2007)などの著書があり、わかりやすい歴史解説で人気の、若手研究家です。

    「琉日戦争1609」は歴史研究家の視点で、島津藩の琉球侵攻を描いたものです。

    豊富な文献や資料を元に、史実に忠実に書かれていて、ノンフィクションを読んでいるようです。

    「守礼の邦」と呼ばれ、秀吉より先に刀刈りを行ったことなどから、琉球王国が武力を持たない国だったとする説がありますが、この本からは、「二度とその議論はするなよ。」という、著者の強い意思が読みとれます。


    確かに存在した琉球王国の軍隊は、島津軍に歯がたたず、簡単に負けてしまいます。

    ヤマトの戦乱を生き抜いてきた島津軍に比べると、戦い慣れていないのは明らかで、戦力差以上に戦略・戦術の面で劣っていたようです。

    それにしても、当時の琉球が忠誠を尽くしていた中国(明)は傍観者をきめこみ、まったく助けてくれなかったのですね。

    この本にも、今日の朝刊にも、周りに翻弄され続ける沖縄の姿があります。

    なんだか、小国の悲哀を感じさせる一冊でした。

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