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今日は二十日正月。旧正月の行事が全て終わり、飾り物などの片付けをする日です。
二十日正月の神事を見ようと、辻に来ました。
かつて、神事と共に行われていた奉納演舞(スネー)は、3年前から3月の日曜日に移りました。ユイユイユイ。
言うまでもありませんが、彼女達はジュリではなくて、(琉球)舞踊家の皆さんです(笑)
さてこの日。辻新思会の事務所を出たノロの一行は、あるお宅を目指しました。
二十日正月の神事@那覇市辻 pic.twitter.com/aeSqCUWf7U
― 沖縄の風景 (@coralway39) February 13, 2020
このお宅は、亡くなったジュリを弔う場所だったそうで、この日最初の拝みをしました。
ノリトを口にしてはいますが、声には出しません。聞いてみたい気はするものの、聞こえても意味は分からないでしょう。
次に向かったのは志良堂御嶽。辻発祥の地です。
二十日正月の神事@那覇市辻の志良堂御嶽 pic.twitter.com/ZvpruuCTKa
― 沖縄の風景 (@coralway39) February 13, 2020
辻の開祖は首里の王女だと言われていて、引き続きノロ達は、王女が使った井戸や王女の墓で拝みをしました。
かつて、ジュリ馬まつりは那覇大綱挽きまつり、那覇ハーリーと並んで、那覇三大まつりと呼ばれていました。
ところがねぇ。遊女の行事ということで、誰かが「行政が援助するのはいかがなものか」と言い始め、行政がそれに同調してしまったんですよ。
馬鹿ですねぇ、本当に馬鹿なんだもの(^^)
彼らが推進した大綱挽きは綱の重量を争うギネス大会となり、ハーリーのサバニは見栄えを良くするために巨大化し、何の舟か分からなくなりました。
綱引きにせよ、ハーリーにせよ、あれを神事と思ってる人は少ないはず。
結局、元の位置にいて、伝統を継承しているのはジュリ馬まつりだけってことになりますね。