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八重瀬町富盛の石彫大獅子

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    八重瀬町富盛(ともり)の石彫大獅子です。



    この大獅子のことは以前から知ってはいましたが、彫りがおおざっぱで、表情が乏しいのであまり興味が湧きませんでした。


    ところが、ある写真集のカットを見て「よしっ、行ってみよう。」と思ったのです。



    沖縄戦で米軍兵士が大獅子を楯にして、日本軍に応戦している場面です。

    同じアングルで大獅子を撮ってみました。

    __.JPG

    古い写真を見ると、爆撃で破壊されたのか、大獅子の背景には何も写っていませんが、今の写真では、多くの樹木に囲まれて、同じ場所とは思えないほどです。

    大獅子の首筋のあたりに銃弾の跡を見つけました。



    よく見ると、大獅子の左半身には実に多くの銃弾跡がありました。


    首里陥落後、南部へ敗走する日本軍は米軍に追い詰められていました。

    富盛は沖縄本島南部の集落で、日本軍が抵抗を止めた摩文仁まであとわずかの所です。

    ここまで米軍が来ているということは、沖縄戦の終戦間近ということになります。

    そのころの日本軍はすでに抵抗力を失っていたと思っていましたが、まだまだ激しい銃撃戦が続いていたのですね。


    富盛の大獅子は、村落の祭祀獅子としては、沖縄で最大にして最古のものだそうです。

    つまり、シーサーのルーツなのです。

    1689年に造られてから300年以上の間、この場所に立ち、富盛の集落を見守ってきたのですね。


    彫りがおおざっぱだの、表情が乏しいだのと悪口を言ってたのに、今は、この大獅子が愛おしく思えます。

    我ながら、まったく勝手なものです。

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