<< 仁川上陸記念館 | main | 八重瀬町小城のニーセー石 >>

沖縄の羽衣(天女)伝説

0
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    宜野湾市に残る湧き水「森の川(むいのかー)」です。



    ここは、羽衣伝説の舞台です。

    昔、村の若者が泉に来たところ、美しい娘が水浴びをしていました。

    若者は娘の羽衣を隠し、困った娘を家に連れ帰り、妻にしました。

    やがて二人の間に子供が生まれます。

    ある日娘は、子供の唄から羽衣の隠し場所に気付きます。

    羽衣を手にした娘は、我が子に気持ちを残しつつも、天に帰っていきます。

    というのが、そのあらすじです。


    ふーん、そうなの。と思っただけで、ブログの記事にするほどの興味は湧きませんでした。


    次の写真は南風原町の宮城(みやぐすく)公園の壁に描かれた天女の絵です。



    案内板があり、この近くの井戸を舞台にした羽衣伝説があると書いてありました。


    宮城公民館の裏あたりで、御宿井(うすくがー)と呼ばれる井戸を見つけました。



    井戸のそばに御嶽があり、うまちー(お祭り)の時に地区の住民が集まるそうです。


    昔、村の男が井戸に来たところ、美しい娘が水浴びをしていました。

    男は娘の羽衣を隠し、困った娘を家に連れ帰り、妻としました。

    やがて二人の間に子供が生まれます・・・


    おーい、ちょっと待て!

    宜野湾と同じじゃないか!!

    いくらなんでも、天女がそんなにポコポコ現れんだろ。

    と、理系のワタクシは思ってしまいます。


    沖縄は民話の宝庫です。

    これまでにガーナ森運玉森の話を投稿しましたが、怪物を退治してくれる神や、苦しい生活を救ってくれるヒーローの存在を、ウチナーンチュが信じようとしたのでしょう。

    確証はありませんが、自然環境の厳しい所、毎日の生活が苦しい所ほど、多くの民話が伝承されているのように思えます。

    天女伝説は、堪え難い事実をなんとか受け入れようとして、生まれたのではないでしょうか。


    子供に母親の死を納得させるには、「お母さんは天に帰ったのだ。」と言うしかありません。

    かぐや姫が月に帰るのと同じで、天女が天に帰るのはしかたがないこと、人間の力ではどうしようもないことだと解釈させたのですね。

    子供にそう話した父親が、宜野湾にも宮城にもいたということです。

    それならば、話の内容がまったく同じでも、不思議ではありません。

    泣く子供に、「お母さんは天に帰る前に、こちらを振り返り、何度も空を周っていたよ。」と慰めたのですね。


    あれれ、宮城の天女は、天に帰れなかったの?

    与那原(よなばる)に降りてきたんですか?

    何で??

    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    calendar
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930     
    << September 2019 >>
    プロフィール
    profilephoto


    念願の沖縄生活を始めて9年になりました。
    沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@i.softbank.jp)
    Twitter
    お勧めの本と映画
    selected entries
    categories
    archives
    recent comment
    recent trackback
    profile
    search this site.
    others
    mobile
    qrcode
    powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM