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田村洋三著「沖縄の島守」

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    沖縄の島守ー内務官僚かく戦えりーを読みました。

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    前任の沖縄県知事が、逃亡に近いかたちで内地に帰り、沖縄戦のわずか2ヶ月前に着任することになったのが、兵庫県出身44歳の嶋田叡(あきら)知事です。

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    その嶋田知事が沖縄戦集結までの5ヶ月をいかに戦いぬいたのか。

    沖縄戦生存者の証言と綿密な現場検証を元に描いたノンフィクションです。


    前任者の敵前逃亡、沖縄県知事を引き受けた嶋田の決意、沖縄着任、沖縄戦の開戦、米軍の上陸、首里陥落、南部への撤退、沖縄戦終結とストーリーは展開します。

    この本は2003年の発行ですから、それから既に8年が過ぎています。

    沖縄戦の生存者は更に減り、戦跡も失われつつありますから、これ以上は待てない、最後のチャンスに書かれた著作です。

    ここで事実を突き止めないと、二度とチャンスは無い。

    ここで事実を誤認すると、それがそのまま史実となってしまう。

    そんな緊張感が伝わってきます。

    官、民、軍、それぞれの人間にスポットライトをあて、結果として戦争の不条理をも描いた、著者渾身の作品と言えるでしょう。

    沖縄戦終結の地摩文仁(まぶに)には、嶋田叡知事以下、沖縄県戦没職員468 柱が合祀された「島守の塔」が建立されており、今もなお、多くの沖縄県民が参拝しています。

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