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小那覇舞天「ヌチヌグスージサビラ」

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    沖縄は3日前から梅雨入り。曇り空のまま小康状態だった雨が、今日から本気で降り始めました。

    沖縄は今、梅雨前線の真下にいます。

    今日から那覇ハーリーが始まりましたが、雨が強くなったため、とうとう中断してしまいました。

    20110503184815_0.jpg


    東日本大震災により、多くの命が奪われ、残された人達の生活再建の目処がたたないばかりか、お盆になっても仮設住宅の供給が追いつかないようです。


    沖縄戦の直後の沖縄は、東日本の被災地と似た状況にありました。

    家族を失い、家や畑を失い、明日への展望が開けない中、各家庭を三線を片手に訪ね歩く男がいました。

    それは小那覇舞天(おなはぶーてん)さん。

    現在のうるま市石川に住む歯科医でした。

    玄関を開けては、「ヌチヌグスージサビラ!」と声をかけます。ウチナーグチで、「命のお祝いをしましょう。」という意味です。


    悲惨な毎日を過ごす人達に「お祝いしましょう」なんて、とんでもない話です。

    舞天さんは、
    「たくさんの命が失われてしまった。だけど皆さんは生きている。良かった。お祝いしよう。そうでないと、亡くなった人達がうかばれない。」

    そう言って、三線を弾き、歌い、踊りました。

    その姿を見ているうちに、皆が楽しい気持ちになり、笑いの輪が広がりました。

    「命のお祝いをしましょう。」

    その意味を理解し、賛同した人達が、共に歌い、共に踊りました。


    素晴らしい話です。

    連日、東日本大震災の惨状が伝わる中、沖縄では小那覇舞天を懐古するニュースや記事が増えています。

    平べったい復興策を口にする政治家に比べて、なんて温かい、本質的な働きかけなのでしょう。

    「命の(ヌチヌ)お祝い(グスージ)」

    被災者の心情を理解し、今何が必要なのかを理解できていた人物だったのですね。

    今の総理大臣は、沖縄の先人の話を聞いても、何のことか理解できないかもしれません。

    ウチナーンチュに代わって、
    「どうしたらいいのか、教えてあげようか。」と言いたくなります。


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