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伝説の歌人 吉屋チルー(1)

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    17世紀の沖縄の歌人、吉屋チルーは幼い頃に仲島(那覇)の遊郭に売られ、18歳でこの世を去りました。

    生前、二十数句の歌を残していますが、優れた歌が多く、ウチナーンチュの大半がチルーの名前を知っています。


    読谷村の比謝川付近に建てられてたチルーの歌碑です。

    20110605091214_0.jpg

    「恨む比謝橋や 情けないぬ人の わぬ渡さともて かけておきやら」

    この恨めしい比謝橋は、情けの無い人が、私を渡すために架けたのでしょうね。(橋が無ければ遊郭に売られなくて済んだのに)


    吉屋チルーは1650年に生まれましたが、彼女の生涯はよく分かっていません。

    生まれは読谷村か恩納村。

    遊郭に売られたのが8歳か13歳。

    貧しい家に生まれたか、もしくは父親の浪費がたたり貧しくなった。

    比謝橋を父親と渡ったか、遊郭「吉屋」のアンマーと渡った。

    チルーは愛する人がいたのに、他の男性に身請けされることになり、自ら命を断ちますが、その時、食事を絶ったか、橋から身を投げた。

    などなど、ひとつひとつの出来事に諸説がありますが、何が事実なのか証明する方法がありません。

    つまり、伝説なのです。


    チルーの歌をもう一つ紹介します。

    「島んとぅなどとぅ クバんソイソイとぅ 繋じある牛ぬ 鳴ちゅらとぅみば」

    静かな故郷の村では、クバの葉がそよそよと音をたてているだろうなぁ、繋いである牛が鳴いているだろうなぁ。

    遊郭の部屋で、故郷を思い出している歌ですね。

    ウチナーンチュの琴線に触れる歌です。

    全員がチルーの味方になってしまいます。(続きます)

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