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玉城グスクの城門

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    沖縄本島南部の南城市にある玉城グスクの城門です。石を積み上げたものではなく、大きな岩をくり貫いています。



    このグスクは軍事的な目的で建設されたものではなく、御嶽としての役割を担ったようです。

    城門の内側にある一の郭は、東御廻り(あがりうまーい)における重要な聖地であり、ニライカナイに通じる場所と言われています。

    ニライカナイは神々の住む理想郷です。天国、もしくは「あの世」と言い換えても良いでしょう。

    天国は、本土では天空にありますが、沖縄では東の海の彼方にあります。


    この城門には、ある「しかけ」があります。

    夏至の朝、太平洋から昇った太陽の光が、城門を突き抜けて一の郭を照らします。

    生命力の象徴である太陽を御嶽に取り込もうとしているかのようです。

    また、冬至の日没前、西に沈む太陽の光が、逆方向に城門を突き抜けます。

    次の写真は新聞記事から借用した冬至の太陽です。



    冬至は太陽が一番低い位置にあり、この日を境に高度を上げていきます。そのため、冬至を「太陽の新年」と呼ぶことがあるそうです。

    そうすると、上の写真は新年の陽光ということになりますね。


    玉城グスクは東の海に近い高地にあり、神に近づくには最適の場所です。

    そんな場所を選び、グスクを建設してしまうのですから、ウチナーンチュの神に対する想いの強さを感じます。


    最後の写真は、グスクから眺めた東の海です。

    この写真の方向のやや左に、神の降りる島、久高島が見えます。



    場所は斎場御嶽の近くです。グスクへの木道が整備されているので、駐車場から楽に登ってこれます。

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