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平敷屋エイサーの夜(2)

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    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    平敷屋エイサーの続きです。

    エイサーは地元で道ジュネーを行うことが基本ですが、一方で沖縄全島エイサー祭りなどのイベントも活発です。

    後者は陸上競技場などで開催されるので、演者と観客の距離があり、臨場感に欠ける傾向があります。それを補うために、エイサーの動きが大きくなり、衣装が派手になり、大太鼓などの楽器が必要になってきたようです。

    一般的なエイサーで使用する太鼓は、大太鼓と中型の締太鼓で、小型のパーランクーは補助的に使われるか、使われません。

    地味な衣装と静かな動き。パーランクーだけを使う平敷屋エイサーは、もはや別なエイサーに思えます。


    では、平敷屋エイサーのメンバー構成を見てみましょう。

    まず、ナカワチ。どうしてもテークチリに目がいくので、存在感が薄いのですが、演舞の間中、指笛を吹き続け全体の雰囲気を造ります。

    休憩中は、テークチリに扇子で風を送ったり、水や塩を配ったりします。

    20110815131559_0.jpg

    ナカワチの中で、特別な役割りを果たす者がいます。

    まず、前回の投稿で紹介したマルチャー。ナカワチのリーダーです。

    次に酒壷を担ぐナカワチ。昔は、各家庭で、この壷にお酒を入れてもらったのではないかと思います。

    20110815001236_0.jpg

    次に余興を仕切るナカワチ。エイサー全体を仕切る立場の者はいませんが、このナカワチは他のナカワチを鼓舞するかのように激しく踊ります。

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    ところで、平敷屋エイサーは18時頃始まり、終了は22時頃になります。東西のエイサーチームの演舞が各90分で、それぞれの余興が10分程です。

    余興の主役はナカワチで、テークチリは取り囲むように座ります。

    西の余興は国頭(クンジャン)サバクイ。国頭の木こりにちなんだ民謡です。切り倒した丸太を運ぶ動作で、わかりやすい内容でした。

    20110814235420_0.jpg

    東の余興は鳥刺し舞(トゥイサシメー)。聞く者を不安させる曲調で、肝高の阿麻和利では阿麻和利の殺害シーンで使われていました。本来は祝いの曲のようです。

    それにしても、なんで尾類馬なんだろう。こちらは意味がわかりませんでした。

    20110815131440_0.jpg


    ナカワチの次は手踊り(ジーヌー)。

    男性は黒絣、女性は紺絣。しなやかな手踊りが素敵です。

    平敷屋青年団は男性25歳、女性22歳で卒業だそうで、だから、女の子はこんな感じです。

    20110814235451_0.jpg

    最後は地謡(ジウテー)。黒紋付の羽織と袴がビシーッときまっています。

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    22時頃エイサーは終わりますが、その後は島廻り(シママーイ)。新築した家などを廻ります。

    20110815131511_0.jpg

    シママーイが終わるのは、午前2時頃になるそうです。いくら若くても、皆ヘトヘトになるでしょう。

    旧暦の7月15日。満月が綺麗でした。照明や街灯の無いころは、満月の月あかりの下でエイサーを踊ったのでしょう。いいはずねぇ。

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