栄町市場「おばぁラッパーズ」

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    今夜は、栄町市場の屋台祭に来ています。

    狭い路地の中で、メインストリート(?)というか、比較的広い路地の特設ステージで、夕方5時から始まります。観客は100人程ですが、場所が狭いので、熱気があり、ライブの臨場感を感じます。

    7時くらいから、伊禮俊一、フラダンス、エイサーと盛り上がってきて、おばぁラッパーズの登場で、市場はクライマックスを迎えます。

    丸いサングラスをかけた市場のおばぁと、おばぁ手前のねえさん2人の3人組が、ラップを歌い踊ります。
    最近、2枚目のCDを出したそうですが、新曲はまだ慣れてないので、時々間違えたりします。

    古いほうの曲は「四年やってるから大丈夫。」だそうで、良い出来でした。

    司会者によると、出演者も観客も、8割がた市場関係者らしいです。

    市場の仲間が、路地で飲んでるうちに参加者が増え、ステージを作り、出演者を募るようになったのではないでしょうか。

    そこで、「おばぁにもやらせろ。」、「何を?」、「ラップでもやろうかね。」という感じだったのだと思います。

    おばぁは、顔見知りに声をかけたり、短いMCを入れたりします。

    観客には、「絶対に盛り上がる」という強い意思がありますから、何をやっても、拍手、喝采です。

    栄町市場には、「生活の柄」、「栄町ボトルネック」、「うりずん」など、本土でも有名な店があります。

    今夜の「生活の柄」は満員、「ボトルネック」はマスターの用事でお休みでした。

    これは、また来ないと。

    写真は、「生活の柄」の入り口です

     

    沖縄のおでんや

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      那覇には、たくさんのおでんやがあります。

      特に桜坂周辺は、おでんや密集地として有名です。
      ところが、概ね、おでんやさんは入り辛い感じなのです。「一見さん、お断り」の雰囲気なんです。

      聞いた話ですが、いつもドアに鍵がかかっていて、ノックしないと入れない店があるそうです。酔っ払いを入れないための工夫なのだそうです。

      あるいは、座敷が付いている店では、酔っ払うと、そこで寝てもいいそうで、「この客は昨日からいる。」なんてこともあるそうです。

      古波蔵のマンション近くにも、おでんやさんがあるのですが、やっぱり入れないですね。

      まず、昼間は営業しているのかしていないのか、外からはわかりません。

      夜は、灯りがついているので、営業していることがわかるのですが、ドアの硝子ごしに店内を覗くと、ムワーとした、プライベートなムードが充満しているのです。

      知らない客が入ってくると驚くのではないかと。もっとも、客が入って驚く店があるはずないのですが、どうも、そんな気になります。

      で、結局、「無理して入ることはない」と思い、店の前を素通りしてしまいます。

      このあたりに、沖縄最初の乗り越えるべき壁があるのですね。

      そんな大袈裟な話でもないか。


      沖縄のタクシー事情(2)

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        那覇空港の南側に、タクシーが待ち合わせをするための駐車場があります。

        ここで、100台は超えると思われるタクシーが順番待ちをしています。

        順番が来て、空港の到着ロビーに入れるのは、一体、何時間後なのでしょう。


        運転手は、駐車場脇にある木陰のベンチで将棋をさしています。将棋をさしている二人を4〜5人が取り囲み観戦しています。これがのどかで、なかなかいい風景です。

        つい、今日の売上げはいくらになるのだろうと、余計な心配をしてしまいます。

        沖縄は慢性的に失業率が高く、そのことがタクシー運転手を増やし、供給過剰となっていることは、間違いないと思います。

        いくらウチナーンチュがタクシーを利用すると言っても、それを上回る台数のタクシーが街を走っています。

        沖縄のタクシーは行き先を言っても、それがどこなのか、わからないことがあります。知らないと言うより、ひょっとして、覚えようとしていないのかもしれません。

        年配のドライバーが多いのも特徴です。

        失礼を承知で、間違っているかもしれない私の想像を言いますと、沖縄のタクシー運転手の多くは、あまり稼ごうとしていないのです。

        「固定給が少なくても、月々、それをいただければ、それで良い。」と思っているような気がするのです。
        (もちろん。道を歩くと、スーと寄ってきて、「乗らないの?」と、熱心に営業している運転手もたくさんいます。)

        観光客の皆さん。

        那覇空港の到着ロビーを出ると、すぐにタクシー乗り場があります。そこのタクシーは、何時間も待って、やっと順番がきたタクシーなのです。

        でも、大丈夫。近距離でも気持ちよく走ってくれます。余裕なのです。

        それで、空港に引き返し、さっきの将棋の続きを始めるのです。

        大平洋の要石

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          沖縄は大平洋の要石(かなめいし)(Keystone of the Pacific)と呼ばれています。

          例えば、米軍嘉手納基地のウェッブサイトのトップページに、この言葉の記載があります。

          湾岸戦争の際、大量の人員や武器、燃料、食糧などが、米国本土から沖縄を経由して、湾岸地域に輸送され、史上最大の輸送作戦と呼ばれました。

          その作戦は、沖縄が、大平洋の要石として役割を果たしたからこそ実行できたわけで、米軍が、沖縄を重視し、離れたくない事情が、そこにあります。

          沖縄は古くは大交易時代から、大平洋の交通の要所として、その役割を果たしてきたのです。

          那覇空港では、今週から新しい貨物センターがオープンし、全日空が、アジアの主要都市と、日本本土の都市を繋ぐ物流拠点(ハブ)として、利用を始めました。

          例えば、アジアの5都市から、日本本土の5都市に貨物を運ぼうとすると、少なくとも25便の貨物機を飛ばす必要があります。

          一方、アジアの5都市から沖縄に貨物を集め、沖縄から日本本土の5都市に輸送する場合、理想的には10便の貨物機で済みます。

          これがうまくいくと、沖縄は再び、大平洋の要石として、脚光を浴びることになります。

          また、沖縄発の貨物、沖縄着の貨物を混載できますから、沖縄としても大きなメリットを享受できます。

          全日空の頑張りに期待が集まります。

          日本航空は元気が無く、このビシネスには、今のところ、参画できていません。

          JALも、しっかりしてくれ!

          沖縄のバス事情(1)路線の数

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            ウィッキペディアに、沖縄のバス全路線が掲載されていたので、エクセルに移して、整理してみました。

            私は車が無いので、何処へ行くにもバス移動です。

            ですから、バス路線を把握することは重要だったのですが、あまりの複雑さに、これまで尻込みしていたのです。

            まず、バス路線は全部で約100路線あり、同じ路線でも経由地毎にカウントすると約180種類あることがわかりました。

            やはり、すごい数ですね。

            このうち、本島北部内(例えば、名護から辺戸行き)、本島中部内、本島南部内のバスが、合計約25路線ありました。

            これらは、とりあえずは、覚えなくても良いでしょう。

            次に、古波蔵に停車する バスが約25路線ありました。

            これらは、毎朝、通勤のバス待ち中に、通過してゆきますから、自然に覚えるでしょう。

            残り50路線のうち、25路線は那覇バスターミナルが始発ですから、どこかへ行く度に、少しずつ覚えることにします。

            残る25路線は、郊外でもなく、古波蔵も、那覇バスターミナルも通らないバスです。
            例えば、おもろまちから首里行きのバスですね。

            これらは、利用頻度が少ないでしょうから、必要な都度、調べて乗ることにします。

            沖縄へ来て以来、バス路線を知らないために、遠回りをしたり、余計なタクシー代を使ったりしましたから、これで、なんとかなるでしょう。

            たぶん。

            泡瀬沖合埋め立て事業(3)事業継続?

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              先日、泡瀬沖合埋め立て事業に公金支出を差し止めする判決が出ました。

              沖縄市長は、勝ち目が無いので上告は断念するが、事業計画を経済合理性のあるものに見直した上で、事業を継続する方針なのだそうです。

              事業計画の見直しを来年3月までに行うとのことです。

              泡瀬干潟の埋め立て計画が立案されて、20年以上が経過しています。これだけの期間を費やしても合理的な事業計画が作成できなかったに、あと半年足らずで、それを作成できると言うのです。

              埋め立てることだけが目的だということを、自ら告白しているようなものです。

              ウチナーンチュは沖縄市のことを、親しみと誇りをもって、今でも「コザ」と呼びます。

              沖縄民謡の源流がコザにあることはもちろん、故照屋林助などが、沖縄の文化にアジアやアメリカの文化を混ぜ合わせた(チャンプルーした)カルチャーを醸成してきました。

              かつて、ジョージ紫や喜屋武マリーなどにより沖縄ロックは頂点を迎え、りんけんバンドやディアマンテスなどが新しい沖縄音楽を創った場所でもあります。

              本土には、コザに憧れを感じる沖縄ファンは多く、完全に街に「はまってしまった」人も少なくありません。

              沖縄市は、例えば北谷町が、うらやましくて仕方がないのでしょうね。

              ビーチリゾートはいくらでもあるのですから、コザには、沖縄の文化を守り発信する街として、何とか踏ん張ってほしいと、心から思います。

              写真は、高村真琴さんの「コザに抱かれて眠りたい」です。

              コザの街の様子がわかりやすく描かれています。


              普天間基地の返還

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                岡田外相による、「普天間基地の県外移設は考えられない」とのコメントが、大きな反響をよんでいます。

                総選挙で、県外や国外を検討するとした公約の、根拠は何だったのでしょうか?。

                その根拠が、総選挙からこれまでの間に崩れてしまったことになりますが、では、何が崩れたのでしょう。

                何も無いじゃないですか。

                米国の強硬な姿勢が誤算だったのでしょうか?。
                そんなはずはありません。充分に予想できたことですからね。

                「あぁなるほど、そんな事を考えていたのか。それならば確かに可能性があったな。公言できなかったことも納得できるな。」と、国民が思えるようなことが何かないと、理屈に合わないでしょう。

                いったい、どうするつもりだったのでしょう?

                ひょっとすると、「ちょっと、言ってみただけ」というのが、実態に近いのではないでしょうか。
                それならば、このお粗末な結果を説明することはできます。

                あんまりじゃないですか。

                情けないなぁ。


                肝高の阿麻和利(2)

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                  今日は勝連のきむたかホールに、「肝高の阿麻和利」を見に来ました。

                  台風接近で大雨にもかかわらず、ホールは満席でした。



                  初演から10年目だそうですが、毎年、卒業生を送り出し、メンバーが入れ代わりながら、積み重ねてきた歴史を感じる舞台でした。

                  主人公は勝連の歴史上の人物である阿麻和利、舞台は勝連城ですから、地元で暮らす彼らには、強い思い入れがあるでしょうね。

                  彼らの動きは、力強く、躍動感に溢れていました。

                  エイサーやカチャーシーの動きは、彼らの日常生活の中で培われたものですから、言わば、本物。例えば、本土のプロの役者でも、敵わないのではないでしょうか。

                  演技の技術的な部分を論じる前に、ともかく、この組踊は彼らにしか演じられないのだ、ということは確かなようです。

                  観客の中には、彼らのご両親がいらしたのでしょう。あるお父さんらしき方が、しきりにハンカチで、目頭を押さえていらしたのが印象的でした。お子様を誇らしく思われたでしょうね。

                  舞台がクライマックスを迎えるころ、すばらしいステージに、また、子供を持つ一人の親として、涙が止まりませんでした。

                  次回は、来年2月の卒業公演だそうです。

                  また見に来て、もっと泣いてしまうと思います。

                  来年1月の福岡公演、成功を祈っています。頑張って下さい。

                  かりゆしの季節は?

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                    那覇はずいぶん涼しくなり、かりゆしの首もとや袖から、本当に気持ちの良い風が入ってきます。

                    9月までは、何を着ようが、猛烈な暑さに対抗できず、かりゆしも汗でベトベトでしたから、今が、かりゆしのベストシーズンではないかとさえ思います。

                    ウチナーンチュに、沖縄の夏はいつまでかと聞くと、だいたい10月末で、かりゆしも、そのころおしまい、だそうです。

                    抵抗して、もう少し着ようかな、と思うのですが、今日、クリーニング店で、「あい、にいさん。かりゆしの割引は今月末までよ。来月から160円が400円になるからね。今月中に出しておきなさい。」と言われました。

                    うっ。400円は痛いな。

                    自分で洗濯しようかなと考えましたが、どうも、このまま、クリーニング店のおばさんの指示に従うことになりそうです。

                    伊平屋島と伊是名島

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                      近々、仕事で伊平屋島と伊是名島を訪れることになりました。両方の島を一日で・・・と思っていたのですが、とんでもないことがわかりました。

                      どちらの島も、本部半島の運天港からフェリーが出ていて、時刻表はこんな感じです。

                      運天   伊平屋   運天
                              09:00→10:20
                      11:00→12:20 13:00→14:20
                      15:00→16:20

                      運天   伊是名   運天
                              09:00→09:55
                      10:30→11:25 13:30→14:25
                      15:30→16:25

                      運天を11時に出る便は、伊平屋着12時20分です。ところが、この船は40分後に運天に戻ってしまいます。そして、その後の便はありません。

                      つまり、伊平屋での用事を40分で済ませるか、島で一泊するかを選択することになるのです。

                      島で一泊できることは嬉しいのですが、効率は悪いですね。

                      伊平屋に宿泊して、翌日9時のフェリーに乗り、運天港着10時20分です。10分後の10時30分の便に乗ると、伊是名着11時25分です。

                      この船が運天に戻るのは13時30分ですから、それまでに用事が済みそうです。

                      二つの島が目と鼻の先にありながら、たっぷり1泊2日を覚悟するしかないと思えました。

                      ところが、いい方法があったのです。「前田渡船」です。伊平屋、伊是名間を漁船で15分。時間は前田さんの都合がよければ随時。

                      島から島へ漁船で渡る・・・・。いいですねぇ。

                      この渡船を使うと、一泊するのは同じですが、時間の効率はぐっと良くなります。

                      伊是名には空港がありますが、伊平屋にはありません。伊平屋村役場のウェッブサイトを見ると、空港建設の計画があるようです。

                      そりゃあそうでしょうね。伊平屋の島民が、朝、島を出ても本島に滞在できる時間は4時間40分。

                      名護で買物はできても、那覇への日帰りは難しそうです。

                      ヘリコプターがあれば、一瞬で到着なんですけどねぇ。

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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
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