沖縄で地震?

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    驚きました。

    今朝、5時半ころ、たまたま眼を覚ましていたのですが、突然、グラグラっときました。

    震源地の糸満で震度5、那覇は震度4でした。

    沖縄は地震の少ないところですから、テレビでは、「こんな大きな地震は、生まれて初めて。」などと、ウチナーンチュが驚いています。

    沖縄の朝のテレビは地震の話題が続き、空には報道のヘリコプターが飛びました。

    ところが、被害は?と言うと、うるま市で屋上の給水タンクが転落したことと、那覇市内でお年寄りがベッドから落ちて、病院に運ばれたこと。

    それだけでした。(他にも、建物の小さな被害は多数あったようですが、大したことはなかったようです。)

    考えてみれば、本土で地震に慣れのあったころであれば、今朝の地震は、「まぁ、大きめではあったな。」と思う程度で、すぐに忘れてしまうような強さではありました。

    問題なのは、「やはり、沖縄にも地震が起きた。」ということです。

    本土の建築物は、「地震がある」ということを前提に建設されていますが、沖縄はそうではありません。

    古い木造家屋や、コンクリート住宅などが、「地震が無い」ということを前提に、住宅として成立しているのです。

    今朝よりも1ランク上の地震が起きたら、ひとたまりもないと思います。

    密集した家屋、複雑な「スージ小」、火災に対して弱い街だということは、一目瞭然です。

    「いくら地震が少ないとはいっても、用心はしておきなさいよ。」という、自然の警告だったのかもしれません。

    K君の退職

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      これまで、この投稿に主役、脇役あわせて7回登場している、ウチナーンチュのK君が会社を去ることになりました。(彼が主役の投稿は、こちらこちらです。)

      彼の愛すべき性格は、私はもちろん、社内でも受け入れられていましたので、まったく残念です。

      度々、一緒に呑みましたが、まったく素直で真面目な、人の嫌がることを言わない男です。

      退職の原因は一つではないでしょうが、結局、会社組織の中で、彼の果たすべき役割があって、それを果たせないということを、会社も本人も認めたということだと思います。

      彼には「合わない」会社だったということなのでしょう。

      仕事であれ、プライベートであれ、「うまくいく」ことは、あまりありません。

      大抵の場合、60点や75点の結果であれば、「うまくいったことにしよう。」と考えるのが普通で、私の場合、振り返ってみて、「100点」などという幸せな結果は、一生懸命捜して、やっと、「あるにはある」程度のことです。

      60点や、75点の結果を「うまくいったことにしよう」と考えるタイプと、「何故なんだ、どうしてなんだ、こんなはずでは。」と考えるタイプがあったとして、後者のほうが、精神的に苦しいことは明らかで、そのことでリズムを失ってしまいます。

      K君の場合、仕事がうまくいかない理由を、自分の内面に求め、「何故」を繰り返すことで、更に仕事の効率を落としてしまったように見えました。

      なんとか、彼本来の能力を発揮できるように、応援したつもりでしたが、結局、力になれませんでした。

      つまり、うまくいかなかったのです。

      那覇空港のサッカーボール

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        那覇は曇り空が続いていましたが、先週末あたりから、青空が広がっています。

        写真は、那覇空港の空港事務所屋上に設置されている「サッカーボール」です。



        このサッカーボール、実は、気象庁が設置した「ドップラーレーダー」です。

        中学の理科で、「ドップラー効果」について勉強しましたね。

        救急車が近づく時と、離れる時とで、サイレンの音が違うというやつです。

        その原理を利用して、雲から落ちる雨粒に電波を発射し、その跳ね返り具合で、雨の範囲や強さを測定します。

        そのついでに、雨粒の動きから風の向きや強さを測定することができます。

        那覇空港から半径120キロメートルの範囲で測定できるそうなので、沖縄本島全域と、久米島までが測定圏内ですね。

        那覇空港を離着陸する航空機は、空港周辺の天気や風向きに神経質になります。

        特に、積乱雲のような対流雲の下では、「ダウンバースト」と言って、雲から出た強い下降気流が海面にぶつかって、四方に広がる動きをします。

        航空機の大敵なのですが、このレーダーが設置されて以降、未然に回避することができるようになりました。

        このレーダーの外壁は、60枚のグラスファイバー製のパネルが組み立てられていて、直径が10mあります。

        それを、那覇空港前のバス駐車場で組み立てたそうですが、「一体何ができるのだろう」と、空港を訪れる人の間で話題になったそうです。

        あーっ、Cさん。こんにちは。

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          沖縄県内の取引先などに電話をすると、ウチナーンチュの全員がというわけではありませんが、本土に比べて、明らかに高い確率で、名前を呼んでもらえます。

          「もしもし。Cです。お世話になります。」

          「こんにちは。Aです。お世話になります。」

          これで普通ですね。

          それが、「もしもし。Cです。お世話になります。」と言うと。

          多くのウチナーンチュは「あーっ。Cさん。こんにちは。お世話になります。Aです。」と名前を呼んで、応えてくれるのです。

          これが、実にいい気持なのです。

          文字では、うまく表現できないのですが、最初の「あーっ。Cさん。」の響きが、「何がありました? お役に立てることがあればどうぞ。」と聞こえるのです。

          例えば、いつもお世話になっている税理士事務所のスタッフは、全員が、これをやってくれます。

          ですから、そこに電話をかけるのが楽しみになります。

          メールで済むようなことでも、つい、電話をかけてしまいます。

          コミュニケーションが深まりますね。

          いいことを学びました。

          簡単にできて、効果抜群の方法です。

          トゥシビーのお祝い

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            沖縄では、生まれた年の干支の年、つまり、12年に一度、特別な生誕祝いを行い、それを「トゥシビー」と呼びます。

            漢字で書くと、「年日」ですね。

            61歳から先のトゥシビーは、子供や孫から、親や祖父母に対する、生誕のお祝い行事となります。

            家族で食事会を開いたり、旅行をしたりする場合が多いようです。

            97歳になると、「カジマヤーヌユーエー」で、老人が子供に還る年となります。オーブンカーやトラックをカジマヤー(風車)などで飾りつけ、近所をパレードします。

            食事会は、子供や孫、ひ孫が集まるので、ホテルの宴会場を貸し切るほどの人数になります。

            本土の風習が入ってきて、還暦(61歳)、白寿(99歳)などと呼ぶこともあり、紛らわしいのですが、そこをウチナーンチュは、「まあ、どっちでも一緒。」という整理で決着させているようです。

            ところで、会社の若手ウチナーンチュ、2,3人に、「トゥシビー」を知っているかと聞くと、誰も知りませんでした。

            彼らのご両親は、61才まで、まだまだ時間がありそうですが、ちゃんとお祝いをしてもらえるのでしょうか。また、彼らは、自分の子供たちにお祝いをしてもらえるのでしょうか。

            余計なお世話ですけどね。

            一方で、きちんと両親へ感謝の気持を伝えている家族は、実に幸せそうに見えます。

            石垣島の「あやぱにモール」

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              「あやぱにモール」は石垣島の中心、石垣市大川にある商店街です。

              石垣市公設市場を中心に、石垣の特産品ショップ、八重山料理の食堂などが並びます。

              地元の市場であるとともに、石垣島を訪れる観光客の多くが立ち寄る場所です。

              この商店街の振興組合が、この商店街のネーミングライツを売却することを決めました。

              来月から、石垣島で事業を行っている本土企業の社名が、このモールの名前になります。

              あやばには、綾羽と書き、八重山民謡の代表曲「鷲の鳥節(ばすいぬとぅるぃぶし)」に由来します。

              「鷲の鳥節」は、山奥のアコーの木の枝にあった鷲の巣で、美しい羽(綾羽)を持ったヒナが生まれ、お正月の朝、東の空へ、太陽に向かって飛んでいった。という内容の唄で、八重山の祝宴のオープニングの定番曲です。(沖縄本島では「かぎやで風」でしょうか。)

              今、私の部屋では、パーシャクラブの「鷲の鳥節」がオゴソカに流れています。

              どなたかは知りませんが、この商店街に「あやぱに」の名前を付けた方のセンスがいいですね。

              ここを歩くと、地元の女の子が携帯で、「うん。今、あやぱにに居るよ。」などと話しているのが聞こえます。

              親しみやすい名前として、地元の人に受け入れられていることがわかります。

              特に、若い女の子が「あやぱに」と発音すると、いい響きです。

              「あやぱにモール」の入口に、「鷲の鳥節」にちなんだモニュメント(?)があります。

              木の上に鷲がとまっている模型で、木の台座部分にあるボタンを押すと、「鷲の鳥節」が流れます。

              少々しょぼいのですが、そのしょぼさが微笑ましい感じです。

              ネーミングライツの期間は2年間だそうです。

              行政が援助するとか、街頭募金を行うなどの方法で、一時的に、売却せずに済んだとしても、振興組合の財政が改善しない限り、問題は解決しません。

              振興組合が無駄遣いをして、負債が増えたのであれば許せない話ですが、ここは、「やむをえず、売却せざるをえなかったのだ」と理解しましょう。

              購入した企業も地元への利益還元を行っているのだと、目をつむりましょう。

              それにしても、「ユーグレナモール」なんて、まったく似合いませんねぇ。

              5秒で出来上がったゴーヤーチャンプルー

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                先日、昼ごはんを食べるために、那覇市内の某食堂に入りました。(小声で、「西町」の)
                客は私一人だけ。

                カウンターに座り、「ゴーヤーチャンプルーね」と注文し、新聞でも読もうかと、あたりを見廻していると・・・・。

                カウンターの中から、店のオバハンが「ハイッ!」っと。私は「えっ!」っと。

                そこにはゴーヤーチャンプルーが。

                すごい!!。5秒で出てきました。

                何が起こったのか訳がわからず、呆然としました。

                早すぎるやろ!!

                「おばさん。もしかして、これは、貴方のお昼でしょ。」と、私。

                「いいから、いいから。気にしないで。」と、そのオバハン。

                あのねぇ・・・。

                つまり、そのオバハンは、自分のゴーヤーチャンプルーを、目の前の男に食わせるかどうかを、5秒間だけ考え、与えることにしたのです。

                良い事だとか、悪い事だとか、普通の感覚からは計り知れない、究極の合理主義が、そこにありました。

                何も文句はありません。ゴーヤーチャンプルーを注文して、ゴーヤーチャンプルーが出てきただけのことです。

                ためしに、皿をぐるっと180度まわしてみます。

                ゴーヤーの丘が、均等に盛り上がっています。美しいです。

                丘の麓に、一部だけ陥落した場所は・・・・・・。ありませんでした。

                なぁんだ。何も文句ないじゃない。

                オバハンの言うとおり、気にしないで食べよう。

                なにしろ5秒だし・・・・・。

                近所のそば屋に行きたかったんですよ。本当はね。そこが満員で。時間も無くて・・・・。

                「クーーーーッ。」

                何だか泣けてきます。

                ウチナーンチュの皆さん。誰でもいいから、どなたか、私を慰めてくれませんか。

                "相談される"ということ

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                  困った問題を抱えている人から、相談を受けることがあったとします。

                  相談を受けた時に、私がその問題を解決できる場合は、幸せです。

                  相手の問題は解決し、私はそのことに貢献できたのですから、こんなに嬉しいことはありません。

                  ところが、相談を受けても、私に、その問題を解決する能力が無い場合、ただ相手の話を聞くだけで、何も解決策を示すことができません。ただ、聞いているだけ。何も解決しない。

                  相談を受けたことにはなりません。

                  悲しいことですが、そういう場合が圧倒的に多いのです。

                  「話を聞いてもらって、気持が落ち着いた。」などど、よく聞きますが、本当でしょうか。

                  何ら、問題は解決していないのに、何故、気持が落ち着くのでしょう。そんなことは無いと思います。
                  覚めた言い方になりますが、多少、気持が楽になることはあっても、問題は解決していないのです。

                  相手の困っていることを聞いただけでは、何にもならないのです。

                  私が考えに考えて、それで解決できるのなら、いっくらでも考えますが、人の悩みというものは、そんなことでは解決しないことのほうが多いですね。

                  「なんでも相談して来い。全部解決してやる。」などと言う人が、たまに居ますが、それは自信過剰と言うか、無責任が過ぎますね。

                  もちろん、そうできれば良いとは思いますが、なかなか、そうはいきません。

                  情けないな・・・、と思いながらも、「がんばれ!!」、としか言えないことがほとんどです。

                  沖縄の芸能界事情

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                    前回、沖縄のミュージシャンには、いくつかの仲の良いメンバーが集まったグループがあると投稿しました。

                    そのことで、ビギンの比嘉栄昇がライブのMCで、こんなことを言っていました。

                    ある日、栄昇君が那覇空港の出発ロビーに立っていたところ、ロビーの左端(JAL)に照屋林賢が、右端(ANA)に喜納昌吉が立っていて、お互いの視線が、栄昇くんの頭上あたりで、バチバチと火花を散らしていたと。

                    やがて、林賢さんにおいでおいでをされて、栄昇君がはいはいと近づくと、「どこに行くのか聞いてこい」と言われ、「はい。わかりました」と、今度は昌吉さんのところへ行って、それを伝えたところ、「そっちこそ、どこへ行くんだと聞いてこい」と言わたと。

                    「直接話せばいいば〜!」と思ったものの、大先輩の言いつけに背くわけにはいかず、「ヤギさんのゆうびん」状態を続けることになったと。

                    笑いました。いかにもありそうな話です。

                    大先輩のお二人に交わらないものがあるとすれば、両方のお父様の代からではないかと、私はひそかにそう思っています。


                    コザの「てるりん館」

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                      今は亡き、照屋林助さんの「てるりん館」です。



                      私が初めてコザに来た時はご健在でしたが、体調が優れないとのことで、お会いすることができませんでした。そのすぐ後に、お亡くなりになったことを知り、残念な思いをしました。

                      昨年の6月、登川誠仁さん、知名定男さんら、故人ゆかりの方が発起人となり、「コザ・てるりん祭り」が開催されたそうです。

                      今年は、林助さんの誕生日、4月4日(日)に市内パルミラ通りで開催の予定です。

                      3月27日(土)の オキナワノウタに続いて、翌週の日曜日です。

                      よしっ、両方とも行くぞ!!

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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
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