Facebookの威力

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    今月のアクセス数が20,000件を超えました。

    1月に初めて10,000件を超え、先月は15,000件ですから驚きます。

    この3ヶ月、リンク元毎のアクセス数では、Facebookが他を圧倒しています。

    アクセス数が増えた理由はFacebookに間違いありません。



    いくつかのグループで、このブログのことを話題にして下さっているようです。

    ありがとうございます。


    GoogleやYahooで検索したり、twitterから入ってきたり、いくつかのルートで、このブログに来ていただいていたのですが、それらのルートが束になってもFacebookには適わないようです。

    Facebookの威力に驚くとともに、これまでのツールによる情報検索力が、実は大したことがなかったことに気付きます。


    そりゃあそうですよね。

    一人で探すよりも、沢山で探して情報共有するほうが、効率が良いに決まっています。


    Facebookが更に定着して、より多くの人が活用するようになると、ネットから得られる情報量は飛躍的に増えそうです。

    これまでの常識になかったことが起きるような気がします。

    少なくとも、インターネットの活用方法が、従来に比べて1ステージ上がったことだけは、間違いなさそうです。


    追伸

    もし良ければ、沖縄の話題で盛り上がっているグループに、私を加えていただけませんか。

    コメントをお待ちしています。

    その旨を書き加えていただければ、コメントは公開しません。

    盗まれた黒木

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      那覇市樋川の農連市場でみかけた貼り紙です。




      黒木(くるち)はリュウキュウコクタンのことで、こんな木です。




      そして、ヌスルは盗人のことです。

      誰かが黒木を掘り起こし、持って行ってしまったんですね。


      三線の棹(さお)は、三線の命と言われていて、硬くて反らない黒木を使ったものは、最高級品とされています。

      最近は黒木の流通量が少なくなり、入手が難しいようです。

      ですから、ここで盗まれた黒木は、今頃、どこかの三線店に売り払われているのではないでしょうか。


      それにしても、このダンボール製の貼り紙は、どこかホノボノしています。

      もちろん、黒木の持ち主にとっては大問題で、怒り心頭に達しているはずですが、その切迫感が伝わってきません。

      貼り紙が破れないように、頑丈なダンボールにしたんでしょう。

      「黒木を持って行った人は戻しなさい。」で済むところ、それだけではダメだと考え、

      「自然の木を山から取るのとは違うんだ。」

      「所有者に断わり無く、黒木を持っていくのはヌスルである。」

      と、付け加えてみたんでしょう。

      「戻しなさい。」と書くところ、「戻して下さい。」と丁寧に書いてみたのでしょう。


      でも、この貼り紙を見た犯人が、

      「そうか、ヌスルか。悪いことをしたナ。やっぱり戻そうか。」

      とは、思わないでしょうね。


      申し訳ないけれど、何度も読み直して、楽しませていただきました。


      この日の農連市場です。



      いつ来ても、東南アジアです。


      島袋君の悲劇

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        那覇某所のスナックでの出来事です。

        この店のトイレは和式で、ドアを開けるとすぐそこに便器がある構造です。

        ある夜、お客さんの島袋君がトイレに行ったまま戻ってこないので、店の女の子が様子を見に行きました。

        ドアをノックしても返事がなく、中で眠っていると思い、ドンドンとドアを叩きますが反応がありません。

        試しにドアを開けようとすると、鍵をかけていなかったようで、スッとドアが開いたのです。


        「ギャッ!!」という声とともに、女の子がはじけ飛ぶようにホールに転がり込んできました。

        「しっ、島袋さん。寝ています!!」


        寝ているのなら起こせばよさそうなものですが、女の子の報告が続きます。

        「しゃ、しゃがんだままの姿勢で前に傾いて、あっ、頭が壁にあたったところで止まっています!!」


        島袋君は、相撲の「見合って、見合って」のポーズのまま、お尻を突き上げて、停止していたのです。

        恥ずかしい姿を見られてしまいましたが、仕方がありません。


        女の子の報告は続きます。

        「でも、ウンチはちゃんとやってました!!」


        「・・・・・・。ギャハハハハハハハ!!」

        一瞬の間をおいて、ホールは爆笑の渦となりました。


        見かねた他の男性客が救出に向かい、島袋君は無事収容されたのですが、まだ話は終わりません。


        可哀想な島袋君は、その日をもって、玉袋君と呼ばれることになったのです。

        女の子が見たものは、ウンチだけではなかったのですね。


        (おしまい)

        沖縄の石橋(3) 下原橋と長堂の石橋

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          前回、前々回と不満ばかりで申し訳ないですが、沖縄の石橋に対する愛情表現のようなものですから、どうか大目に見てください。

          さて、往来があり、生活の一部になっている石橋があるのか?

          首里赤田町に、下原橋(しちゃーら ばし)という石橋があります。



          かつては、首里城と島尻を繋ぐ宿道(街道)の要所でしたが、今は寂しいことになっています。

          橋の名前を示す案内もなく、橋の上は前後の路面と同じ舗装道路です。ガードレールがあるので「橋を渡ったのかな?」という感じです。

          つまり、橋を渡る人も車も、石橋を渡っていることに気づかないのです。

          存在感ゼロなんです。


          次の写真は、豊見城市長堂に残る石橋です。



          下原橋と似たような状況ですが、この橋が救われているのは、川沿いの道と直角に架かっているので、石橋だとわかることです。

          雑草がボウボウで橋が見えませんけどね。


          沖縄本島の石橋30ヶ所のうち、これまでに半分を見て廻りました。

          残り半分の石橋は、どんな状況なのでしょうか。

          聞くところによると、草むらをかき分けてやっとたどり着くような石橋もあるそうで、本気でハブが心配です。


          今日紹介した2ヶ所の石橋は、遺構として保護されているわけではなく、たまたま交通量が少ないので、道路を拡張する必要がなく、壊されずに済んでいます。

          城(ぐすく)、石橋、石畳道、井戸など、沖縄の建造物は優れた石工技術により成り立っていました。

          今や、石の建造物は減り、新しく造ることもなく、補修することもなく、石工技術を活用する機会が無くなっています。

          沖縄の石工技術は廃れる一方です。

          これはピンチです。


          八つ当たり気味ですが、私はどうも、首里城の城壁を好きになれません。

          規模の大きさは群を抜いていますし、ライトアップされた城壁の荘厳な雰囲気は素晴らしいものがあります。

          しかし、どうも違和感を感じてしまうのです。何かがおかしい気がします。

          無知がゆえの暴論と自覚しつつも、首里城の城壁を修復した技術を「あんまり、たいしたことはない。」と思っています。

          どの程度の技術水準なのか、機会があれば、専門家の意見を聞いてみたいものです。


          一方で明るいニュースがあります。

          数年前に宮古島で、島尻入江橋(すまずぃーばし)という石橋が新たに建造されたそうです。

          長さ30mの本格的な石橋で、沖縄県内で石橋が建造されたのは、戦後初だとのことです。

          戦後初なんて情けなくなりますが、でも、いい話です。


          ウチナーンチュは石の建造物なんて見慣れていて、特別なものと思ってないかもしれません。

          沖縄の石工技術は飛び抜けて高い水準にあり、間違いなく日本のトップなのです。

          その技術を生かせる機会を増やすことが、ウチナーンチュにとっても、沖縄を訪れる観光客にとっても、良いことなのですけどね。(なかなか、そうはいかんか)

          沖縄の石橋(2) 泉崎橋、山田谷川の石矼、当山橋

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            前回の投稿で、真玉橋と報得橋の一部が保存されていることを紹介しました。

            両者ともに、本物の一部ですから、橋の材料や、石工技術などを知る上で貴重な遺構と言えます。

            しかし、一部は一部ですから、橋を風景として眺めるには、やはりもの足りません。


            石橋を復元しようとする試みがあるにはあります。

            まず、泉崎橋の古い写真をご覧下さい。



            この橋は沖縄戦で破壊され、今は残っていません。

            そして、こちらが読谷村の「むら咲むら」に復元された泉崎橋です。



            申し訳ないけど、これはまったく別物ですね。

            もちろん、「むら咲むら」が泉崎橋を復元したことは評価します。そして、石工技術で追いつけとも言いません。

            だけど、せめて縮尺くらいは合わせてほしいわけです。

            まあ、観光施設ですから、予算的に、このあたりが限度だったのかもしれません。


            では次に、現存する本物の石橋を紹介します。

            読谷村の国頭方西街道に残る山田谷川の石矼(いしばし)と、



            浦添市の当山石畳道に残る当山橋です。

            20110217070538_0.jpg

            いずれも歩いて渡れる点で、これまで紹介した石橋とは違います。


            しかし、山田谷川の石矼は人里からはなれた所にありますから、ほとんど往来がありません。

            当山橋も、観光客や地元の人が散歩で歩く程度でしょう。

            石橋が生活の一部になっていない点で、不満が残ります。

            難しい男ですねぇ。

            それでは、往来があって、生活の一部になっている石橋は無いのか、といえば、あるにはあります。(またか!)

            それは、次回の投稿で紹介します。


            沖縄の石橋(1) 真玉橋と報得橋

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              沖縄の橋と言えば琉球石灰岩による石橋ですが、実は、沖縄本島の石橋は、30ヶ所ほどしか残っていません。

              石橋中の石橋、つまりチャンピオンブリッジは真玉橋(まだんばし)です。

              南岸(豊見城側)から撮った古い写真と



              北岸(国場側)から撮った古い写真です。

              __.JPG

              沖縄を訪れた本土の建築家が、「その形の美しさ、見れば見るほど心地良い橋である。」と絶賛した石橋です。

              国場川に架かる真玉橋の歴史は、洪水との戦いでした。

              造っては流され、また造っては流されを繰り返し、とうとう、神女を人柱にしたという言い伝えまであります。

              18世紀に琉球王朝の技術の粋を結集して建造したこの石橋が、その歴史に終止符を打ちました。


              この石橋は沖縄戦で失われ、今は残っていません。現在の真玉橋は2002年に建造されたもので、写真の真玉橋は先々代になります。

              現在の真玉橋を建造する際に、先代の橋を壊したところ、橋の両岸から、先々代の橋の一部が発掘され、橋のたもとに保存されています。

              その写真がこれです。



              真玉橋は5連の石橋でしたが、上の古い写真では、どちらも中央の3連しか写っていません。

              つまり、発掘された部分は、石橋の取り付け部分のアーチで、中央部分のアーチに比べるとかなり小ぶりです。


              糸満市照屋に、同じような経緯で現存する橋があります。

              報得橋(むくえばし)です。



              この古い写真の左側に、小さなアーチが写っていますね。その部分が後に発掘され、橋の近くに保存されています。



              いずれも、古い石橋の一部が残されたことはラッキーでした。何も無いよりは、ずっとマシです。

              しかし、それでは風景にはなりません。眺めて見るのには、一部は一部でしかありません。


              で、沖縄には完全な石橋は無いのかと言えば、あるにはあります。

              わざさわざ、「あるにはある」などと言う理由は、次回投稿します。

              絶対に大丈夫、だはず

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                よく聞くウチナーグチです。

                大丈夫(しかも絶対に)と言っといて、最後に「だはす」って何だ!!

                「いったい、なんやねん!! 一旦、言い切っておいて、後から保険をかけんなよ!!」

                とナイチの感覚で思ってはいけません。

                この時の「だはず」は、「大丈夫!」もしくは「大丈夫よ」の意味です。


                バス停で、なかなかバスから降りてこないオバァに、孫娘が電話します。

                すると、バスの中のオバァが携帯で、「大丈夫、やがて着くはずよ〜」と答えます。

                ナイチャーの感覚では、「着くはずって、このオバァ、乗るバスを間違えたか?」と思ってしまいますが、

                ここも、

                「もうすぐ着くからね〜」の意味です。

                このオバァは、間違えずにバスに乗り、孫の待つバス停に向かっています。


                では何故「大丈夫!」と言わずに、「大丈夫だはず。」なんて言うのでしょう。

                そこには、相手には「絶対に大丈夫よ(だから、がんばってね〜)」、自分のことは「絶対に大丈夫よ(だから、心配しないでね〜)」というニュアンスがあります。

                「大丈夫!」と言って、相手の肩をポンと叩く感じですね。


                「だはず。」と言いながらも、結果は確信していて、まったく不安に思ってはいません。

                「がんばってね〜」と付け加えてるのです。

                仲良しの二人に、「仲良しね〜、いいはずよ〜」などと、励ましたりしてるわけです。



                ですから最近のワタクシは、この「だはず」を聞いても、前みたいに「いったい、どっちなんだ? はっきりしろよ!」なんて言いません。

                もう、ランキングには参加しません

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                  午前の投稿で、ブログランキングの登録先を変更するとお知らせしましたが、それを考え直して、ランキングサイトに登録することを自体をやめることにしました。

                  これまで、GMOのランキングサイトに登録していましたが、ランキングの算定方法に疑問がありました。

                  ランキングの根拠となるポイントは、GMOのサイトから私のブログへ飛んだ時と、私のブログに貼り付けたGMOのバーナーを読者がクリックした時に加算されます。

                  そこまでは良いのですが、私が、GMOのサイトに登録されている他のブログを見ても、私のポイントになるのです。

                  何で????


                  私がどのブログを読もうが、私のブログの評価とはまったく関係の無いことなのですが、GMOのサイトの利用回数を上げるには、有効な方法なのかもしれません。


                  たまには他のブログを覗いてみたりしますが、その度に、私のブログにポイントが加算されることに、あまりいい気持ちはしません。

                  そのため、たまたま読みたい記事があっても、読めなくなってしまうのです。


                  そんなことにこだわることをやめました。

                  GMOのランキングサービスが終了だそうです

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                    JUGEMテーマ:地域/ローカル

                    これまで、GMOブログセンターのランキングに登録していましたが、そのサービスが今月末で終了だそうです。


                    それで、こんなパーナーが、




                    こんなのに変わります。

                    人気ブログランキングへ


                    「いい記事だった。」と思われた時は、クリックよろしく御願いします。


                    それにしても、545件の記事のバーナーを張り直す手間を考えると、いやーな気持ちになります。


                    GMOって、超優良企業と思ってるけど、一度始めたサービスを簡単にやめちゃあダメじゃん。

                    ブツブツブツ・・・・・・。

                    辻真先著「沖縄軽便鉄道は死せず」

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                      辻真先(つじまさき)著 「沖縄軽便鉄道は死せず(2005)」を読みました。




                      沖縄戦で那覇が壊滅し、米軍が読谷に上陸した直後から、物語が始まります。

                      琉球王家の子孫、辻遊郭の尾類(ジュリ)、軍医、新聞記者ら、それぞれヤンバルへ向かう事情を抱えた9人が、戦禍を免れた沖縄軽便の機関車を自ら運転し、終点の嘉手納駅を目指して沖縄本島を北上します。

                      そして、読谷から首里を目指して南下する米軍と、正面から向き合うことになります。

                      さて、9人の運命は?という内容です。


                      著者の辻真先さんは、名探偵コナンなどのアニメ脚本家であり、推理小説の作家でもあります。

                      密室殺人など推理小説の要素を含みながら、それぞれのヤンバルへ向かう事情が複雑に絡み合います。

                      完成度が高い作品で、昨夜は一挙に最後まで読んでしまい、気が付くと午前3時でした。


                      この本のもう一つの楽しみは、沖縄軽便鉄道の詳しい描写です。

                      機関車の性能や運転方法、鉄道沿線の風景、いずれも丁寧な取材に基づいたものだとわかります。

                      沖縄戦が始まって以降、軽便鉄道が乗客や貨物を載せて走ることはありませんでした。

                      フィクションではあっても、この作品によって、軽便は最後の仕事を与えられ、それをやり遂げたのです。



                      不本意な終末を迎えた軽便に、再度、スポットライトをあてた作品に、胸のすく思いがしました。


                      そして、ヤンバルを目指した9人は、それぞれの想いを遂げることができたのか?

                      物語は、予想外の結末を迎えます。

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