疑問に感じることは大切で、ともかく一度、疑問に感じておけば、後日、何かの拍子に正解が分かることがあります。
そんなたいそうな前振りをするほどの話でもないのですが、小さなことが、わかりました。
昨年の夏、勝連で
平敷屋エイサーを見た時の写真です。
背中にタオルが結んでありますね。汗取りだろうと思います。タオルは緩く結んであるだけなので、着物にはピン留めしてあるんでしょう。
で、このタオルの下で、着物の袖がどんな風に留まってるかを、知りたかった。ワタクシは。
さっき、劇場版テンペストの評判はどうなのか調べていると、原作者の池上永一さんが「大河ドラマ『琉球の風』では袖がたすき掛けで留めてあったが、テンペストでは琉球方式の袖結びになっていて嬉しかった。」とコメントしていました。
なぁ〜るほど。そうだったのか。
さっそく、テンペストのサイトを見ると、こんなシーンがありました。
寧温が襲われています。周りのお兄ちゃん達は、袖を肩のあたりまでまくっています。
手前のお兄ちゃんの背中をズームしてみると。ありました。紐が結んであります。
袖結びは、袖をこのように短い紐で結ぶ方法と、袖と袖を結ぶ方法の2通りがあるそうです。着物の袖が本土より長いってことでしょうか。
一応、たすき掛けの復習です。この後、左胸のあたりで紐を結べば完成です。(私ではありません)
こちらも、写真の方法と、結んだ紐に、後から頭と腕を通す方法があるそうです。
慣れない人が後者の方法を採ると、紐が短くて手が下に降りなくなったりして、敵にププッと笑われてしまいます。