沖縄の滑る路面

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    今日の那覇は小雨。雨は降ったり止んだりの天気でした。

    こんな日に注意が必要なのは、車のスリップです。

    20121031084252_0.jpg

    沖縄の道路は、本当によく滑ります。広い交差点を左折して、左の車線を走りたいのに、車がスリップし、勝手に右の車線に入ったりします。横断歩道手前の停止線で止まるつもりが、横断歩道を横断したこともあります。


    これは道路の建設資材に含まれる琉球石灰岩の仕業です。本土から資材を運んだのではコストが高くなりますから、沖縄本島内で調達するしかありません。そして、土砂に含まれる石灰岩がタイヤで研磨され、ツルツルになるのです。

    高速道路や国道の一部は本土並の舗装らしいのですが、一般国道と県道以下の道路が改善される見込みはありません。どうしようもないのです。

    行政は「道路を使う側が注意しなさい。」という姿勢です。つまり、北国の雪道と同じで、滑るのはドライバーの責任なのです。


    沖縄の滑る道路に慣れていない観光客は、特に注意が必要です。

    慣れないレンタカーを借り、景色は見なあかんし、カーナビは見なあかん。助手席の彼女にも気を使わなあかん。そんなふうにしてるとツルッといきます。

    一度、スリップが始まると車は制御不能となり、どこで停止するかは、ドライバーではなく、車が決定権を持ちます。


    アンチロックブレーキですか?

    私の印象では、スリップする距離が長くなるだけですね。


    お客様との会話

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      (1)ブルーベリー

      相棒Aから電話です。

      A「しっ、Cさん(私)!!たっ、たった今、T保育園から追加注文があってよっ、フルーツジェリー、フルーツジェリーが、しゅぐに欲しいんだってよ!!」

      C「いいよ、近くにいるから届けるよ。」

      A「待ってよ、ブルーベリーのやつね、ブルーベリー!!わかる?ブルーベリー。」

      C「一度聞けばわかるよ。ブルーベリーのゼリーね。」

      A「そう、ブルーベリーのフルーツジェリー。僕のお客さんだから、間違えないでね。ブルーベリー!!」


      その直後、配達時刻を知らせるためにT保育園に電話しました。

      T「あっ、Cさんが届けてくれるんですか。ご苦労様。グレープのフルーツゼリーをお願いしますね。」

      C「はい!Aから、聞いています。」

      T「あぁ、良かった。ブルーベリーは駄目なんで、Aさんに何度も念押ししたんですけど、伝わってない気がしたんで。」

      A「大丈夫ですよ。あと15分程で、お届けします。」

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      で、店に帰ったらAが、

      A「Cさん!!ブルーベリー届けてくれた?ブルーベリー!!」

      C「届けたよ。」

      A「あぁ、良かった。何度も念押しされたからね。Cさんが間違えたら、僕が怒られるしっ。ブルーベリーで良かったぁ。」

      C「何で俺が、あっちに気ぃ使い、こっちに気ぃ使いせなあかんねん。疲れるわ。」

      A「Cさん、ブルーベリー、ありがとうね。」


      (2)覚えきれんがな

      S保育園で、

      S「Cさん、追加の注文していいですか?」

      C「はいっ、なんぼでも!!」

      S「リンゴを5個。」

      C「はい、リンゴを5個。」

      S「・・・・。」

      C「えっ!!終わりですかっ?!」

      S「はい・・・」

      C「ちょ、ちょっと待って下さい。覚えきれないんで、メモしますね。リンゴが・・・」

      S「ギャハハ!!ひっど〜い!!」


      (番外)本の中のA氏

      いつも昼ごはんを食べる、農連市場の食堂「メモリー」に、こんな本が置いてあります。

      20121030140654_0.jpg

      もちろん「メモリー」も載ってます。

      お昼を食べながら、パラパラ見てると、

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      農連市場で単車にまたがる色黒の男の写真がっ!!

      こっ、こいつは、まさしくA!!

      相棒のAやないですか!!

      驚かす!!

      Aを撮った写真ではありませんよ。市場を撮ろうとしたら、タマタマ、そこをAがフラフラ通りかかっただけです。

      この写真は121ページに載ってます。

      なぁんの役にも立たない情報ですみません。


      相棒Aとの会話

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        某青果店の相棒Aが、例によって、何かブツブツ言ってます。

        A「Cさん(私)、僕のタバコを吸っただろ。」

        C「失礼なことを言うなよ。誰があんたのクソまずいタバコなんか吸うもんか。」

        A「おっかしいな。市場で一本、店で一本、無くなってるんだよな。」

        C「タバコの本数を数えてる暇があったら、冷蔵室でキュウリの本数でも数えてろよ。」

        A「あっ!!やっぱり吸ったな。僕はこじゅかいを減らされて・・・」

        C「はいはい、吸いました。後で買って返すから、さあ、仕事、仕事!!」


        午後の配達の際、仕方なくAのタバコを買い、車を走らせていると、私の前を見覚えのある色黒のおっさんが、単車で走っていました。

        信号待ちでAが停まったので、私は運転席を飛び降り、Aの胸ポケットにうるまを突っ込みました。

        いきなり後ろから胸を触られ、単車のハンドルを掴んだまま身悶えするA。急いで運転席へ逃げ帰る私。那覇の楚辺交差点で起こった、異様な出来事でありました。


        店に戻るとAが満面の笑みで、

        「いや〜、Cさん。気がきくねぇ。いきなり胸を触られて、驚いたけど。」

        と喜んでいました。

        しかし、考えてみると、うるまってタバコは小さいので、私の手に隠れてしまいます。

        周りの人達には、いきなり運転席から飛び降りたおっさんが、単車のおっさんの胸をタッチして、車に逃げ帰ったように見えたハズ。

        ただの痴漢やないですか。


        C「今度は、久茂地交差点でやってあげるからね。」

        A「えっ、また買ってくれるのか?気がきくねぇ。」

        と、微妙に話が食い違いながらも、私とAは仲直りしたのでした。


        気持ち悪い話ですみません。


        ブルーベリー、アラザン、むき枝豆

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          お客様からの注文で、こんなものを仕入れました。

          (1)ブルーベリーソース

          ブルーベリーのソースって、世の中にそんなものがあったのかと驚きます。

          決して美味しそうには思えませんが、農連市場の仕入先には無かったので、食品量販店に出向きました。

          で、普通の人なら、迷わずヨーグルトコーナーへ直進するところ、55歳になったばかりのおっさんは、ソースコーナーへ行きますね。

          しかも、見たことも聞いたことも無い食べ物を探すのですから、私の苦労はいかばかりかと、察していただけるものと思います。

          「ブルーベリーのソースって、んなもの、あるわけないじゃん。」とムカついていたら、いいタイミングで友人からメールが届きました。

          さっそく聞いてみると、

          「ブルーベリーやんか、アホちゃうの!!そんなんも知らんって、ありえへん!!」

          「あっ、なぁんだ、ブルーベリーか。なら、そう言えよな。それをソースって言うから、」

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          「ソースやんか!!」

          驚愕の真実が発覚し、めでたし、めでたしとなるところ、こいつは1パック130グラムです。注文は1キロ。そこで、こいつを8パック買うようでは、プロとは言えません。

          ブルーベリーソースの何たるかを正しく理解した私は、更に1時間をかけ、ブルーベリーソース500グラム2本を入手したのでありました。

          人件費やガソリン代を考えると、130グラム8パックを買うほうが合理的に決まっています。ただ、まあ、そうはいきませんからね。

          お客様から「500グラムがあるのね、知らなかったわ。」と言われ、「そうですか、良かったです。」と平然と応える私。

          前夜、ソース売り場をウロウロしていたのに、今や、プロ!!

          さすがですねぇ。


          (2)アラザン

          ブルーベリーソースを知らなかったのは、さすがに恥ずかしいと思いましたが、アラザンを知らないおっさんは、世の中になんぼでもいそうなので、心安らぎます。

          おもろまちにリボンという、ケーキ食材専門店があるので、そこへ行ってみると、たかだか仁丹のくせに、色が5種類、大きさが3種類もありました。

          色は赤青黄色のようなものではなく、青みのかかったシルバー、紫に近いシルバーなど、グラデュエーションの世界です。

          お客様に連絡しても、私のボキャブラリーで、この色の違いを説明することは難しいでしょう。

          そんな時は、初心に帰ることが肝心です。私は最も仁丹に近い色を選び、子供の食べ物ですから、サイズはSにしました。

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          「そんなんなら、そこらのサンエーに売ってるでしょ!!」

          チッチッチ、駄目なんですよ、それでは。

          お客様から「色の種類や大きさはどんなのがあるの?」と聞かれた時に、サンエーで買ったおっさんと、15種類から厳選したおっさんとでは、受け答えの奥深さが違うというもの。

          まあ、誰にも聞かれませんでしたけどね。


          (3)むき枝豆

          「中国産は絶対にダメ」と、お客様からキツく言い渡されているので、これは気合を入れなくてはいけません。

          私の好みでは、皮付き、塩味付きがよろしいかと思いますが、食べるのは保育園の園児たちですから、言われたとおりにしておきましょう。

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          「台湾産やがな!!」

          台湾は中国の一部と言えるのか?

          極東アジア最大の国際政治課題を、いきなり突きつけられても、どうしたものかと悩みますよねぇ。

          まあ、しかし、そのお客様は中国がダメと言ってるのですから、台湾政権の支持者に違いありません。てことは、台湾産のむき枝豆を快く受け入れることでしょう。

          私の予想ですが、お客様がこれを見たら、一瞬、顔が曇るでしょうね。で、その5秒後に「まあ、いいか。」って顔に変わると思います。

          沖縄の那覇地域では、「台湾は中国の一部とは言えない。」と世論が形成されつつあり、私も微力ながら、それに貢献したことになりまして、大変結構でございました。


          以上、楽しい食材選びの時間でした(笑)


          スナックMIKANでの会話

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            古波蔵のスナックMIKANでビールを飲んでたら、お姉さんが入ってきて、

            姉「あっ!!この人でしょ、あれ、何て言った?ブログのほら!!」

            私「あっ、それ私です。coralwayです。」

            姉「まきちゃん知ってるでしょ、まきちゃん!!」

            私「知ってますよ。でーじチュラカギー。」

            姉「うちのあきよがよっ、まきちゃんの同級生だわけさ。吹奏楽で。」

            私「おーっ、優勝したんだってね。」

            姉「何べんもっ!!で、あんたの、何だっけ、ブログ!、そうブログ、あれを時々読んでるわけさ!!」

            私「そうなんですか、ありがとうございます。」

            姉「散髪屋、行ってるでしょ、散髪屋!!、で、この間、まきちゃんと飲んだでしょ!!」


            何て言えば良いのか、古波蔵、国場地域で草の根運動的に、私も有名人になりつつあるようです。

            あきちゃん、時々ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。

            たまには、コメント下さいね〜!!


            関連記事はこちら。

            身辺雑記

            マキちゃんたちと飲んだ!!



            市場の食堂「メモリー」

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              農連市場の食堂「メモリー」です。

              20121026115949_0.jpg

              時間が無い時は、車を運転しながらハンバーガーをパクパクしたりしますが、普段はここでお昼を食べてます。

              観光雑誌や、「沖縄、食堂めぐり」みたいな本には、たいてい掲載されてる食堂です。

              焼肉、チャンポン、焼そば、海老フライなど、普通の食堂のメニューが普通の値段で普通に揃っています。私は「昨日とは違うのにしよう。」とメニューの順に食べ、今や三巡目に入っていますが、何を注文しても安心の味です。


              調理担当のお父さんと、ホール担当のお母さんが二人でやってる食堂で、お母さんは愛想が良いのですが、お父さんがイマイチ。私が「ご馳走さま」と言って席を立つ時、お父さんが「ありがとう」と言ったのは、一ヶ月くらい通った後だったと思います。

              だからと言って、お父さんの機嫌が悪いのではありません。無愛想だと思わずに、シャイなのだと思って下さい。一ヶ月間、「ありがとう」と言い続けていたのに、私に聞こえないような声だっただけです。きっと。


              「メモリー」の二軒隣も食堂ですが、こちらは開いているのを見たことがありません。

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              休業中か、市場時間の終わる朝8時の閉店か、そのどちらかでしょうね。


              知念精肉店の工場で

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                「だーぁ、これを写真に撮りなさい!!」

                と笑ってるのは、農連市場知念精肉店のお母さんとお兄さん。

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                丸焼き用の子豚は見たことがありますが、親豚は初めて見ました。

                そして、彼(彼女)の下半身がこちら。

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                外では豚足三匹分をバーナーで焼いてました。

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                知念精肉店は冷凍魚や冷凍野菜も扱っており、某青果店の主要仕入先です。

                先月までは、市場内の店舗へ注文していましたが、間違い防止で、川の向こうにある精肉工場へ直接注文することにしました。

                以降、「今日は加工台の上に何が乗っているのかな」と楽しみです。


                知念のお姉さんたちは、「知念の美人三姉妹」として広く知られています。

                私は、三人揃っているのを見たことがないので、イマイチ区別がついていませんが、「区別できないほどの美人」ってことなんでしょう。

                この日、三姉妹の一人が豚のそばにいたのですが、カメラを構えたとたんに、逃げてしまいました。で、私のすぐ右に立っています。

                「だったら、豚を撮らずに姉さんを撮れ!!」

                と、思われたでしょうね。

                残念でしたね。またいずれ。もしくは、市場へお肉を買いに来れば会えますね。


                知念の海

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                  JUGEMテーマ:地域/ローカル

                  南城市知念の海です。

                  20121024202848_0.jpg

                  沖縄本島南部は断崖絶壁で、波がバッシャーンって印象がありますが、知念周辺は珊瑚礁に囲まれていて、美しい海の景色が得られます。

                  水平線まで続く海を眺めていると、その豊かな水量に、今更ながら圧倒されます。


                  パパイヤシリシリーって高級品なのか

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                    農連市場に、一日中、パパイヤをシリシリーしてるお母さんがいます。雑誌の取材を受けたりして、市場の有名人です。

                    パパイヤシリシリー11キロを注文に行くと、

                    「手が離せないから、そこの注文書に書きなさい。」

                    といわれ、注文書に3キロ、3キロ、5キロと三口書きました。

                    すると、「ちょっと、そこの箱を動かしてっ!!」

                    と言われたので、シリシリー済みのパパイヤ箱を積み上げ、空箱をお母さんの前にセットしました。

                    この間、お母さんの右手は、一定のリズムでシリシリーを続けています。ひょっとして、一日中、シリシリーを続けているのではないかって気になります。


                    三時間後、シリシリーを受け取りに行くと、

                    「そこの箱に入ってるから、取っていきなさい。」

                    と言われ、いくらねと聞くと、

                    「1万千円!!」

                    えっ〜!!1キロ千円もするのかっ!!

                    と驚きつつ、自分で領収書を書き、お金を小箱に入れました。

                    この間も、当然、お母さんのシリシリーは継続中です。

                    機械かっ、このお母さん。


                    それ以来、店の前を通るたびにチェックを入れてましたが、絶えず、お母さんの右手はシリシリーしています。


                    そして、ある日、市場でバイクを走らせていると、お母さんが歩いていました。

                    「おーっ、お母さん、歩くのか!!」

                    と驚きながら軽く手を振ると、お母さんが大きく手を振ってくれました。

                    「おーっ、手も振れるんか!!」

                    と、また驚きました。


                    今度、一日の生産量を聞いてみたいと思います。一ヶ月に2、3トンはイッてる気がします。

                    3トンに千円を掛けると、3百万円。純利益率10%として30万円。

                    うーむ。機械のように一ヶ月、右手を動かし続けて、この収入。はたしてパパイヤシリシリーは高級品なのか?


                    写真は、沖縄中央卸売市場に出ていたパパイヤです。

                    上等です。

                    20121023173012_0.jpg


                    何があっても逃げない猫

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                      JUGEMテーマ:地域/ローカル

                      農連市場は猫の一大生息地ですが、何匹かは見分けがつくようになりました。

                      その中で、最もふてぶてしいのがこいつ。

                      20121023114452_0.jpg

                      人はもちろん、車が来ても、絶対に逃げません。

                      一度、店のワゴン車でギリギリまで近づいてみましたが、ピクリとも動きませんでした。

                      人が近づいただけで機敏に逃げるのも一つの能力でしょうが、こいつはその上を行ってます。

                      「人間は猫をひき殺すことはしない(できない)。」と確信しているようです。

                      市場でこの猫の話になると、「ヤナーなマヤー」として、誰もが知っています。


                      ところで、今日は私の誕生日。55歳になりました。


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
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