南城市大里「みお食堂」(2)

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    少し前に紹介した「みお食堂」。ここは沖縄の正しい食堂です。

    まず、テーブル席と座敷席がありますね。壁には、短冊形のメニューが貼ってあり、その上には料理の写真があります。テレビがあって、高出力のエアコンも設置されています。

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    そして、手前のウォーターサーバーには、無料のアイスティーとお茶に冷水。

    マンガもありますね。

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    店内はキチンと整理整頓されており、樹脂をコーティングされた床は掃除が簡単そうです。


    次に、テーブルを見ましょう。

    調味料のトレイには紅生姜がありますね。

    「沖縄そばに勝手に紅生姜を入れないで下さい。」と考える私としては、これが望ましい紅生姜の姿です。

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    それから、定食と沖縄そばをセットにする場合、プラス100円程度が嬉しいのですが、ちゃんと、そうなっていますね。感心感心。

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    あっ、そうそう。ご飯はおかわり自由にして下さいね。最初っから山盛りにする必要は無いんです。暖かいご飯をおかわりしましょう。

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    でも残さないでね。


    さて、この日、私が選んだのはテビチ煮付け定食。700円。

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    この料金が高いと思うか、安いと思うかは、料理との兼ね合いでしょう。

    そりゃ〜、安いに越したことはありませんよ。だけど、いくら安くても化学調味料を食べてる気持ちになるようでは困ります。一方、料金が高いのなら、美味しいのが当然です。

    それから、「あの食堂のテビチは絶品です。ウフ。」とか言う人がいますが、そりゃあ褒め過ぎですよ。食堂で食べる昼ごはんで、毎日絶品を食べてたら疲れるでしょ。

    テビチを注文した時点で、私の中には「こんな味」ってのがイメージできています。その味であればヨロシイのです。つまり、安心の味。


    さて、最近は仕事柄、野菜にウルサイ私です。

    この日、食堂に入って出るまでの間、唯一の不満は、ゴボウがやや古かった。他に不満は無いのに、惜しい!!


    この記事で述べた事項は、沖縄の正しい食堂なら、当然、クリアしてほしいことばかり。ところが、そんな食堂が、案外少ないのよね。

    みお食堂。某青果店からゴボウを仕入れてくれんかな。そしたら私は、喜んで配達しますけどねぇ。
     

    与儀市場通りでワープする

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      二つ前の記事で、少しだけ紹介した与儀市場通り。かつての賑わいは無く、市場と呼ぶには、ちょっと寂しい気がします。

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      その中で、頑張っているのお店を紹介します。

      まず、宮里てんぷら店。

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      てんぷらの価格はすべて30円です。これは、スーパーの惣菜コーナーの半値以下でしょう。

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      次に、漢方薬の開南薬局と、お隣は奥間青果。

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      開南薬局は開南交差点に、奥間青果は大平通り商店街に支店があり、いずれも繁盛しています。

      特に奥間青果の大平通り店は、開南界隈で、最もお客さんが多い八百屋さんです。品揃えと価格が魅力です。


      さて、私の朝の配達は9時過ぎまでかかりますが、すべてが順調にいけば、9時前に終わることがあります。

      仮に、開南薬局の前を8時50分に通過したとします。直進すると開南本通りに出ますが、9時までバスレーンが設定されているので、農連市場方向へは走れません。

      かといって、朝の忙しい時間、10分もボーッと待つのは嫌です。

      そこで私は、ワープするのです。


      まず、開南薬局前の電柱を目印に、スージへ入ります。入射角がうまくとれないと曲がれません。

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      うまく入れました。

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      電柱との距離感はこんな感じです。

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      そのスージを抜けると、駐車場があり、やや視界が開けます。

      次は、駐車場脇のスージへ入ります。

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      ここは、緑のトンネルと呼ばれています。もっとも、そう呼んでいるのは私だけですがね。

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      そこを抜けて、やや走ると、パン屋ル・ジョンヌ前の信号に出て、ここを渡れば農連市場です。

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      これを、ワープと呼ばずして、何と呼ぶのでしょう。


      那覇の道路は幹線とスージで成り立っていて、支線っちゅうものがありません。支線があるのは、基地の返還地か埋め立て地ですね。

      スージを挟んでビッシリと住宅が並んでいますが、そこの住民が車で外出するには、当然、このスージを走ります。

      だから、「こんな狭い道に車で入っちゃって。」は間違いってもんで、普通に車が通る道なんですねぇ。


      世替わりや、世替わりや(3)

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        先日観た、沖縄芝居のあらすじです。

        1879年、日本政府は琉球王朝に首里城明け渡しを求め、琉球を沖縄県と定めました。(琉球処分、廃藩置県)

        その時代に生きた士族と農民がこの芝居の主人公です。

        中城の豪農である大門(ウフジョー)の主(写真奥)は息子の亀寿(カミジャー)を下級士族(サムレー)の娘と結婚させたいのですが、身分の違いから、娘の両親に反対されています。

        そのため、大門の主は、なんとか士族の地位を手に入れたいと考えています。

        一方、上級士族で中城の地頭、奥間親方(写真手前)は息子の樽金(タルガニー)が公金を横領したことに気付き、その穴埋めに、大門の主に対して上納の倍増を求めます。

        ここで、両者のオモワクが一致するのですね。上納を倍増してくれれば、士族の地位を与えると。

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        廃藩置県が行われたのですから、士族はその地位を失うことになります。

        もちろん、奥間親方はそれを知っていて嘘をついているのですが、大門の主はそれに気付きません。

        大門の主は、琉球王朝が消滅したことは理解しているので、多少は疑問に感じるものの、「そうか、大日本帝国の士族になれるんだな。」と納得します。


        この芝居は喜劇です。大門の主が何かを言うたび、会場の笑い声を誘います。権力にダマされて、こいつ、何もわかっとらんな、と。

        ストレートに言ってしまえば、ウチナーンチュの自虐的な笑いです。

        琉球世、大和世、戦世、アメリカ世、そしてヤマト世。

        時の権力者に騙されながらも、なんとか生きてきたウチナーンチュの姿を大門の主に重ね合わせているのですね。


        それを笑い飛ばせるほど、ウチナーンチュに余裕ができたとも言えるし、未だに騙され続けていて、笑ってる場合かとも言えますね。


        結局、大門の主は士族にはなれませんでしたが、息子の亀寿は元士族の娘と結ばれ、芝居はハッピーエンドとなりました。唐船ドーイが流れ、ステージではカチャーシーが始まりました。

        その時です。舞台は暗転し、航空機の爆音が響きました。

        これは大和世に続く戦世の暗示なんだろうな、と思って観ていたら、舞台中央にいた村娘が、

        「あっ!!オスプレイ!!」

        これは、ウケました。

        (続く)


        与儀市場通りの旅館街

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          農連市場に近い与儀十字路。ここは常に渋滞していますから。抜け道を通りましょう。

          いつものこの道は与儀市場通り。由緒正しい通りですから、抜け道と呼ぶのは失礼でしたね。

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          ここを抜けると開南本通りに出るので、与儀十字路をスルーできます。

          ところが、朝9時までの間、開南本通りはバスレーンとなっています。実質、一方通行なので右折せざるを得ず、その先は与儀十字路なのでありゃありゃです。

          そうなると、与儀市場通りから更に細いスージに入り込む必要があります。


          そのスージに、前々から気になっている建物があります。

          黄色い看板の旅館「有◯」。その奥には赤い看板の旅館「萬◯」。さらに奥にスナック「◯」

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          なにか、近寄り難い雰囲気なので、「次のスージ小(グヮー)を通りましょうね。」と思ったら、またしても旅館「新◯」と、お向かいにはスナック「タ◯ン」が。

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          「すみませーん。道を間違えちゃったみたいで、エヘヘ。」と隣のスージ小に逃げ込むと、旅館「た◯」と居酒屋「再◯」。

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          この旅館街。どんな方が利用されているんでしょうか。浴衣姿で下駄をカランカランって雰囲気ではありません。じゃらんや楽天で予約できるものなんでしょうか。


          そのあたり、私の親しいウチナーンチュに事情通がいますから、さっそく聞いてみましょう。

          C「Aさん。」

          A「なんね。」

          C「与儀市場通りの旅館ね。あれは・・・。」

          A「ああ、あれね。オジぃとオバぁがイチャイチャするところだはず。」

          C「やっぱりそうか。Aさんは、孫が3人もいて、立派なオジぃだけど、どうね。」

          A「フォッ、フォッ、フォ。」

          C「なにか、まんざらでもなさそうだけど。」

          A「フォッ、フォッ、フォ・・・。フォ。さーて、昼休みも終わったね。」

          C「おーい、いくらオジぃでも。それは、お〜い。たのむわ〜。」


          もうすぐ雛祭り

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            ある保育園の園児たちの力作です。

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            一つ一つを見れば、園児が作りましたって感じですが、雛壇に並べると豪華で、息をのむほどでした。

            今週は、あさり、菱餅、ひなあられ、菜の花など、雛祭り関連の注文をたくさんいただいています。


            世替わりや、世替わりや(2)

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              国道58号線の久茂地交差点。何時の間にか、沖縄タイムスの社屋が完成してました。

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              このビルの3階にあるタイムスホール。

              収容人数が350人と、舞台の臨場感を得るにはちょうど良い大きさです。

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              さて、佐辺昆布店のお父さんからいただいた沖縄芝居のチケットで、佐辺良和さんが出演する「世替わりや、世替わりや」を観てきました。


              1879年の廃藩置県により琉球王朝が消滅し、沖縄は薩摩世から大和世になりました。つまり、沖縄が日本となって、まだ134年しか経っていないのです。


              その時代背景の中、ウチナーンチュがどのように生き抜こうとしていたのか。

              ウチナーグチで演じられる沖縄芝居の楽しさ。

              佐辺良和さん他、琉球舞踊界若手演者の実力。

              何に焦点をあてた投稿にしたら良いのか、ワタクシ、少々、混乱しています。

              しかし、良かった。何が良かったのか一言で言えないのがもどかしい。


              これは、沖縄芝居の現役座長である、劇団群星(むりぶし)の宮里良子さんに私の感想を述べ、私の脳内を整理整頓した上で、改めて、テーマ毎に投稿したいと思います。(ひよこさん、また付き合ってね)


              さて、士族の息子、樽金(タルガニー)役の佐辺良和さん。

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              生で観るのは初めてでしたが、いやぁ、男前でした。まだ、30歳前後のはずですが、その演技には風格さえ感じました。

              これだけは、明日の朝、佐辺のお父さんとお母さんに伝えておかないと。


              芝居のあらすじを説明し、その感想を述べるつもりが、今日は無理です。

              すみません。m(_ _)m

              終わりです。


              世替わりや、世替わりや(1)

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                今朝、佐辺昆布店のお父さんが、いつものように三輪バイクに跨り、某青果店へ配達にやって来ました。

                「しっ、Cさんっ、あっ、後で店に、来てっ!!」

                と言われて、「待てよ、俺は何か、やっちまったのか?」と心配になりました。

                自分の脳内を「佐辺」+「ご迷惑」で検索しましたが、何もヒットしません。

                どうやら、叱られることはなさそうです。

                いったい、何か?

                と思い始めると気になるので、配達を5分遅らせることにして、バイクで佐辺昆布店へ急行しました。


                昨年末、久茂地に沖縄タイムスの新社屋が完成し、社屋ビルにあるタイムスホールのこけら落とし公演が行われています。

                今週末開催の沖縄芝居に良和さんが出演されるそうで、そのチケットをいただけるって話でした。

                ありがとうございます。

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                沖縄は、古琉球世、三山世、琉球世、薩摩世、大和世、戦世、アメリカ世、ヤマト世と、幾度も世替わりを経験してきました。

                時代の波にもまれながらも、ウチナーンチュは懸命に生きてきたのですね。

                その世替わりのうち、薩摩世から大和世に移る時代の話らしく、どうやらコメディのようです。

                では、さっそく観てきます。

                芝居の感想は、(2)でご報告します。


                ヌンクゥー小汁は鍋料理なのか?

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                  保育園の献立表を眺めていると、聞き慣れない汁物の名前がありました。

                  ヌンクゥー小(グヮー)汁。

                  豚三枚肉、大根、揚げ豆腐、田芋、葉野菜、レンコンなどをだし汁で煮込み、塩としょう油で味付けしたものです。

                  名前は知りませんでしたが、食べたことはあります。さっぱりとした、上品な味でした。

                  他サイトからお借りした写真がこちら。

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                  ヌンクゥー小は煮物に近い料理です。出汁を多めにして椀に盛ればヌンクゥー小汁になります。


                  さて、このヌンクゥー小汁ですが、沖縄の郷土料理であり、唯一の鍋料理と説明されることがあります。

                  郷土料理には違いありませんが、鍋料理とは言えないと思いますね。

                  鍋料理と汁物の違いは食べ方の違いです。

                  鍋からそのまま食べたり、椀にとりながら食べれば鍋料理。最初から椀に盛れば汁物です。


                  私の子供の頃、かすかな記憶ながら、広島の実家に竈(かまど)がありました。

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                  竈で出来上がった料理は、椀や皿に盛って、食卓に運びます。

                  今はカセットコンロがありますから、鍋ごと食卓に運び、鍋料理ができますね。では、カセットコンロの無い時代、どうやって鍋料理を食べたんでしょう。

                  それは、囲炉裏(いろり)なんでしょうね。

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                  囲炉裏は暖房設備であるとともに、調理設備でもあります。竈で調理した料理を鍋ごと囲炉裏に移して、もしくは最初から囲炉裏で調理して、鍋を火にかけたまま、料理を食べることができます。

                  寒い本土では、料理を冷まさない工夫として鍋料理が一般的となり、暖かく囲炉裏の必要が無かった沖縄では、鍋を火にかけたまま料理を食べる発想は無かったのではないでしょうか。


                  だから、ヌンクゥー小汁は鍋料理とは言えない。

                  お断りしておきますが、この話、たった今、私が勝手に思い付いただけですから、正しいかどうかは知りませんよ。


                  来週月曜日は十六日(ジュウルクニチ)

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                    来週月曜日は、旧暦の1月16日。この日は後世(グソー)の正月で、沖縄ではジュウルクニチと呼びます。つまり、あの世の正月で、先祖祭と言い換えても良いでしょう。

                    某青果店の顧客の惣菜屋から、十六日に向けて、追加注文がありました。

                    ゴボウが60ケースと大根が30ケース。

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                    1ケースは10キロですから、ゴボウが600キロと大根が300キロ。箱の重量を加えると丁度1トンになります。

                    惣菜屋は十六日に向けて、これを重箱に詰め、販売するわけですね。

                    相棒Aと計算してみましたが、市場で1トンを持ち上げて台車に下ろす。台車から持ち上げでワゴンに乗せる。店に帰って、ワゴンから持ち上げて台車に下ろす。台車から持ち上げて冷蔵室に下ろす。

                    これで、4回。出荷時に同様に4回。

                    つまり、Aと私は1トンを8回も上げたり下げたりしたわけですね。

                    ウェートトレーニングにも程があるでしょう。

                    お陰様で、私の肩から二の腕にかけての筋肉が発達し、高校卒業以来、久しぶりに男らしくなりました。


                    本土では昔、薮入りという風習がありました。

                    住み込みで奉公する子供が、正月の松の内(当時は十五日まで)の忙しい時期を働き、十六日に一日だけ休みを与えられ、親元に帰ることを許されるのです。

                    奉公中に礼儀を躾けられた子供は、実家の玄関で、それは素晴らしい挨拶をし、迎える両親に涙させるのでした。

                    落語に「薮入り」という作品があります。

                    十六日を迎えるにあたり、父親が、

                    「息子が帰って来るが、何を食わせてやろうか。鰻を食わせてやりたい、汁物も飲ませてやりたい。」

                    と、息子の好物を次々思い浮かべるのですが、どう考えても、息子が一晩で食べ切れる量におさまらないって話です。


                    実家では、お正月の間閉じていた仏壇の扉を開け、息子はご先祖様に向かって、正月の挨拶をするのですね。

                    後世の正月って、そういうことです。

                    琉球王府のお役人も、十六日は休日で、公務を離れ、親元に帰ることを許されたそうです。


                    さて、新暦の正月、旧正月、十六日と、三回もお正月を迎えた某青果店は、ゴボウや大根で売り上げを伸ばしましたが、奉公人のAと私には、十六日のお休みはあるのでしょうか。

                    ありません。某青果店では、仕事は旧暦で、休みは新暦。

                    「どうなっとんねん!!」と言いたい。

                    「Aと私で労働組合を結成するかっ!!」

                    まあ、だけど、Aも私も委員長になりたがりませんから、たぶん喧嘩になるでしょうね(笑)


                    市場で仕入れするということ(3)

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                      先週、木曜日の朝、私はいつものように注文書を手に、知念精肉店にやってきました。

                      保育園の子供達は、やはりお肉が好きなんでしょう。毎日、豚三枚肉5キロとか、ポキポキウインナー200本とか、豚ロース薄切り300枚とか、注文書1枚に収まらないほどの注文があります。

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                      知念精肉店のネェネェ達は、「知念の美人姉妹」として市場でも有名ですが、「中でも彼女が一番」と私が高く評価しているネェネェが、その日、店にいました。

                      私の前に立つ彼女の両手には、たくさんの粒チョコが乗っています。

                      「Cさん、これ、バレンタインのチョコレート。」

                      「あれまあ、ありがとう。」

                      と、両手で水をすくうようにして、受け取る私。

                      これ、いいんじゃないですかねぇ。

                      赤い包装紙に小さなリボンってのもいいですが、両手の手のひらで受け取る粒チョコに、ほのぼのとした幸せを感じます。


                      その次の瞬間です。粒チョコが乗っている私の両手を、彼女の両手が優しく包み込み、

                      「いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。ウフッ。」

                      という事態になってしまいました。

                      ヒッ、ヒェ〜〜ッ!!

                      手のひらの粒チョコに幸せを感じていた私ではありますが、もはや、そんな事を言ってる場合ではなくなりました。

                      今や、両手の内側にある幸せを1とすれば、外側は10。いや、100。

                      店を出て、私の跨ったバイクは、沖縄の空高く舞い上がったのでありました。とさ。

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                      某ウチナーンチュ「え〜、おまえよ〜。何だこのオチはっ。結局、ただの自慢話か?」

                      C「ウフフ。そうなるかな。」

                      某「粒チョコはおまえの『立場』に対するお礼だから、おまえが自慢する話じゃないさ。」

                      C「シメシメ。」

                      某「シメシメって何だよ。意味わからんし。」

                      C「まあ、いいじゃん。ウフッ。」

                      某「おまえ、この自慢話のためだけに、前二つの記事を書いただろ。」

                      C「ヘヘヘ、もういいじゃん。」

                      某「少しはマトモなことを書いたなと感心して損したさ。」

                      C「えっ、俺、何書いたかな。ウフフ。」

                      某「・・・・」


                      この記事の写真は本文と関係ありません。

                      (終わり)


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
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