小学生の町たんけん

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    今日の農連市場。近所の小学生が「町たんけん」だそうで、佐辺昆布店で取材中です。



    スーパーで買い物することはあっても、市場へ来る機会は少ないでしょうから、たいへん良い企画ですね。


    ところが、小学生の質問がねぇ。



    小「何を売ってますか?」

    佐「まず、昆布でしょ。それから、かつお節、ヒジキ、ワカメなんかだね。」

    小「何が一番売れますか?」

    佐「そりゃ〜、昆布だね。うちは昆布屋だから。」


    小学生の取材が終わるまで、後ろで順番待ちしていたおっちゃん(私)は、ガクッてなりました。

    つまんない質問すんなよ。何を売ってるかなんて、見りゃあわかるやろ。昆布屋で一番売れるのは昆布に決まっとるやないか。


    例えば、

    小「お店はいつからやってるんですか?」

    佐「皆さんのお父さんやお母さんが生まれる前からですよ。」

    小「ギョエ〜〜!!」

    とか、

    小「昆布はどこで採れるんですか。」

    佐「北海道の海よ。」

    小「エ〜〜!!これが北海道の海に生えてたの!?」

    佐「皆さんのお祖父ちゃんも、そのお祖父ちゃんも、そのまたお祖父ちゃんも、みーんな、北海道の昆布を食べてたのよ。」

    小「ギョエ〜〜!!」

    とか、

    市場に来たら、市場の質問をしないと。


    小学生たちは、スーパーで質問しても良さそうな質問を並べ、帰ってゆきました。

    いいんかな。そんなんで。


    カンチョーってまだやってんのか(続き)

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      さて、午後の配達が終わり、某青果店に戻ったら、相棒のAが店の奥でゴソゴソしてました。私は静かに背後からAに近づきました。

      C「おい、ポケットの中の物を出せ。」

      A「なっ、なんね。」

      C「いいから黙って出せ。」

      A「なんね、タバコね。ちょっと待ちなさいよ。ほれほれっ!!」

      C「あっ、あほ!!何、ファスナーおろしてんねん。やっ、やめろっ!!」

      A「フォッ、フォッ、フォ(笑)」

      あやうく、何があろうが見たくないものを見るところでした。


      最近のAは、この系統のワルサを気に入っています。ついこの間も、私の横に来て、Gパンのファスナーの部分に人参をあてて遊んでました。

      A「Cしゃん、ほれっ!!」

      C「フンッ、なんだそれは?見栄を張るんじゃないよ。」

      A「フォッ、フォッ、フォ。じゃあ、これでどうね。」

      C「キュウリか。まあ、そんなとこだろな。」

      A「フォッ、フォッ、フォ。そくばには笑いが必要らからね。」

      C「そんなんで誰が笑うか。ししとうを持って来い、ししとうを。」


      え?

      一つ前の記事の続きですか?

      タイトルを見て、そう思ったのね。残念でした。

      いい年して、そんなことするわけないでしょ(笑)。


      カンチョーってまだやってんのか

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        保育園で商品を運んでいたら、背後から女の子が忍び寄ってきました。

        「カンチョーやっし、アハハハハ〜!!」


        ケツを撫でられたのかと思いましたよ。

        それにしても、今の子供も、まだこんなことをしてるんですねぇ。


        今から40年くらい前、私の中学校ではカンチョー全盛期を迎えていました。

        両手を拝むように合わせ、相手のケツに指を突き刺すのですが、元気な中学生の手加減なしですから、やられた側の苦しみは並大抵ではありませんでした。

        相手が痛がってピョンピョン跳ねるようでは失敗です。ターゲットにジャストミートしたら、相手はグッとうめき声をあげて床に倒れます。そして、声が出せるようになるまでの時間が長ければ長いほど、完成度が高かった、ってことですね。


        それにしても、それで喧嘩にならなかったのが不思議です。

        やった側は勝ち誇り、やられた側は照れ臭そうにしたら、それでお終い。翌日、やられた側がやり返すだけのことです。


        さて、40年ぶりにやってみましょーね。

        誰にって、グフフ。さあ、どうなるか。


        雨が続くとクレソンはでないよ

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          C「おいっ!!」

          A「なっ、なんね。」

          C「今になって、『クレソンが見えなかった。』か?」

          A「その日にならないと、わからないからね。」

          C「ほ〜、で、配達はどうすんだ?」

          A「ありましぇんって言うしかないさ。」

          C「あほっ!!それを言うんなら、昨日か一昨日だろっ!!そんで、「じゃあ、小松菜に替えてね。ウフッ。」とかなるんじゃないのか。」

          A「だから、その日にならないと分からないって言ってるさ。」

          C「じゃあ聞くが、市場にクレソンが出ないのはなんでだ?」

          A「しょっ、しょれは雨が続いているからさ。」

          C「よく知ってるねぇ。沖縄はず〜っと雨ばっかりじゃないか。昨日、一昨日、市場で見たか?」

          A「みっ、見えなかったね。」

          C「で、今朝は?」

          A「無い。」

          C「その日にならないと分からないって言ったよな。」

          A「しょっ、しょれは・・・」

          C「ふん、その日になるまでほっといただけじゃん。」

          A「はいはい、しゅいませんね。」



          ドラマ「仁」

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            このところ、「てぃだかんかん」「涙そうそう」を皮切りに、 沖縄映画を(レンタルで)立て続けに観ました。

            ところが、「ちゅらさん」の二本目を観たあたりで、どうしたことかマイブームは静かに終わったのでありました。


            そこで、たまたま目に付いた「仁」を借りましたが、これがやめられません。

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            平成の若い医者(大沢たかお)が、江戸時代にタイムスリップし、難病を次々に治癒させます。

            早寝早起きの私としては、夜になると眠いのですが、ストーリーが単純なので、半分眠っていても落ちこぼれずに済みます。


            それにしても、坂本龍馬役の内野聖陽。見事にハマってました。他の役で出演中の武田鉄也が、どうしても坂本龍馬役に付きたいと願ったそうですが、内野聖陽の演技を見て「これはとてもかなわない」と断念したそうです。

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            高知桂浜の龍馬像は太平洋を眺め、涼しい眼をしていましたが、私達がイメージする龍馬を内野聖陽は完璧に演じていましたね。


            さて、梅雨も中休みの沖縄。私も、内野聖陽を真似て、太平洋を眺めてみました。

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            そこで、「よっしゃ!!」と声を出し、目標を定めるとか、何事か決心するとか、本来は、そんな姿勢が求められるところです。

            ところが、寝不足の私の頭には、な〜んも思い付かず、ただ、呆然とした顔で太平洋を眺めただけなのでありました。

            う〜む。内野聖陽への道は、厳しいものがアルのだなぁ(笑)。


            糸満市大里の嘉手志川

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              糸満市大里の嘉手志川(カディシガー)です。

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              池の向こうの小屋の場所から、水が湧き出ています。

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              この豊富な水量は県内トップクラスでしょう。私は沢山の樋川を見て歩いていますが、こんな水量は記憶にありません。

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              池から溢れた水は、そこから川になります。

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              川の源流を辿ると、大抵はチョロチョロとした湧き水があり、その小さな流れが合流して川になりますよね。

              ここの湧き水は、地中でそのプロセスを終えているんでしょう。湧き水がそのまま川になるんですから驚きです。


              三山時代、南山最後の王となった高嶺大里城主 他魯毎(タルモイ)は、尚巴志から金の屏風と嘉手志川の交換を持ちかけられ、それに応じたとされています。

              まあ、だけど。ここの湧き水を見れば、それはウソのように思えます。仮に他魯毎が無能な王だったとしても、そこまで愚かなことはしなかったでしょう。


              このところの雨のせいで、池の水の透明度はイマイチでしたが、本来は透明で、鯉やウナギを見かけることもあるそうです。


              こちらは、大里のバス停です。このバス停を背に道を横切ると、

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              こんなガジュマルがあり、

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              その先が、嘉手志川です。
               


              今朝の青空

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                那覇は梅雨の中休み。今朝は久しぶりの青空で、たいへんに気持ちがよろしい。


                モノレール、奥武山公園駅近く。

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                同じく、小禄駅近く。

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                農連市場、当山青果店前。

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                同じく、惣菜通り。

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                同じく、東入口

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                佐辺昆布店のお母さんが、「空なんて撮って。虹でも出てるの?」と怪訝な顔をしていましたが、沖縄の空はただ青いだけで写真を撮る気になります。


                琉球絣の里を散歩する(シーブン)

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                  琉球絣の図柄を紹介します。

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                  「トウイグァアー」
                  仲良く飛ぶ二羽の鳥(小)。人気の図柄です。

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                  「トゥイグワー」
                  一つ上と発音が違うのは何故でしょうね。

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                  「カキジュー」
                  鍋や道具をつるすフックです。

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                  「ブリブサー」
                  これは群星。

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                  「イチチマルグムー」
                  五つの雲です。

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                  「経緯(たてよこ)絣」
                  絣の図柄は経糸と緯糸で描きます。つまり経度と緯度。

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                  「ミミチキトーニー」
                  トーニーは四角い容器。耳付きです。

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                  「ピックー」
                  鼈甲と、その中に花。

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                  「ククヌチムチリー」
                  九つの星

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                  「ハナアシー」
                  段違いに並んだ花

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                  琉球絣の里を散歩する(2)

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                    かすりの道を歩くと、数多くの工房の前を通ります。

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                    「ご見学の際は、作業に支障をきたさない様に、ご配慮お願い致します。」とありますから、どの工房も見学ができるようです。

                    こちらは、絣糸の張り伸ばし場。

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                    その他にも、かつて湧き水があったイジュンガー(泉川)公園や、

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                    集落の宗家跡、

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                    絡み合う五本のガジュマルなどを見ながら、

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                    ゆっくり散歩できる道が続きます。

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                    道端は広くなったり狭くなったりしますが、路面の絣模様は途切れません。

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                    かすり会館からスタートした場合、最初と最後に坂道がありますが、あとは概ね平坦な道です。

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                    絣模様を見失わないように歩けば、道に迷うことはありませんが、こうなると困りますね。

                    右の道にも、左の道にも絣模様が。

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                    これは少し前で、私が、曲がるべき路地へ入らず、真っ直ぐ歩いてしまったことが原因です。

                    つまり、右の道から左の道へ歩くのが正解。私の足元に絣模様は無いのでした。

                    もちろん、引き返しました。


                    琉球絣の里を散歩する(1)

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                      JUGEMテーマ:地域/ローカル

                      絣の製造技術は14〜15世紀頃、インドから東南アジアを経て、沖縄に伝わったそうです。

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                      琉球絣の生産地南風原町には、数多くの工房があり、その工房が集まる地区を一巡する散歩道があります。

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                      その道を「かすりの道」と呼びます。

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                      下の地図。青色がかすりの道。ピンク色の丸印が絣工房です。

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                      塀に絣の図柄。

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                      路面に絣模様。

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                      琉球絣の特徴は、その多彩な図柄にあります。

                      例えば、この反物に織られた二羽の鳥の図柄。

                      「トウイグァアー(鳥小)」と呼びます。

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                      それを何で私が知ってるかと言えば、これ。

                      道端のあちこちに、図柄が示されていて、

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                      その解説がつけられています。

                      同じ図柄と何度も会いますから、そのうち、呼び名が言えるようになります。

                      (続く)


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
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