豊見城市根差部の散歩

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    私の住んでいる那覇市国場から、真玉橋を南に渡ると、豊見城市真玉橋。その南が豊見城市根差部です。ねさぶと読みます。

    古くからの集落を散歩すれば、何かがあります。

    さて、これは何でしょう。



    シュールです。

    鷲でしょうか?

    鷲が飛んでいると言うより、ハリツケにされてるようにも見えますが、大丈夫でしょうか。

    近づいてみましょう。



    右の翼に「本土」。左の翼に「復帰」。正面に「紀念」。

    つまり、本土復帰紀念のモニュメントですね。記念を紀念としているのが中華な感じです。


    次に根差部の村獅子。



    果ててしまったか、イってしまってるかのように見えますが、大丈夫でしょうか。

    多くの村獅子が南の火山(ヒーザン)を向く中、この獅子は北西を向いています。


    そこで思い出すのがこいつです。根差部の北にある真玉橋集落で、真西に睨みをきかせているイリノシーサー。



    この村獅子は怪獣ガーナ、つまりガーナ森へのケーシ(返し)が役目です。

    そして、真玉橋集落の南にある根差部集落の村獅子は北西を向き、同じようにガーナ森へのケーシをしているのですね。


    さて、今日のガーナ森です。



    怪獣ガーナを封じ込めているのは、真玉橋のイリノシーサーだけかと思っていたら、根差部の村獅子もいたんですね。心強いかぎりです。

    怪獣ガーナは、当分、目覚めることは無いでしょう。

    いや、良かった、良かった。


    沖縄のクバオージ(扇)

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      こちらのクバオージ。マルキン海産のお母さん愛用の品です。



      クバの葉をコンクリートブロックなどで圧力をかけながら乾燥させ、適当なサイズにカットすれば出来上がり。

      カチカチですから、いい風がきます。

      クバの木はこちら。沖縄では街路樹にも使われており、よく目にします。



      雨や陽射しに強いクバ笠も、クバの葉で作られていますね。いまだに根強い人気で、農連市場にも愛用者がいます。


      さて、大昔、初めて扇を作った人は、クバの葉を見て、扇の形状を決めたって説があります。

      そうだろうなぁ、と思います。クバの葉は扇そのものですからね。

      つまり、沖縄のクバオージは、「クバで作った珍しい扇」ではなく、扇の中の扇、THE扇なのですね。


      変なぁになったのは、お前のしぇいら!!

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        今日の早朝、某青果店から卸売市場へ向かう途中、私より遅く店を出た相棒Aの車が、パタパタ〜と私の車を追い抜いていきました。

        急ぐ理由はわかります。昨日の水曜日、卸売市場はお休みでした。だから、今日は仕入れが多いのです。

        「そう思うのなら、早く出て来い。」

        と思いますね。

        某青果店から卸売市場までの距離は8キロメートル。いくらパタパタ〜と走ろうが、短縮できる時間は2分ほどでしょう。5分早く出勤すれば、普通に走っても3分お釣りがくるってもんです。

        つまり、解決方法が間違ってるんですよ、こいつは。


        あっ、ちょっと待て。こいつは卸売市場に到着すると、まずトイレに行くよな。2分早く着くんだから、俺が到着する頃、トイレから出て来るんじゃないのか?。

        と、思ったら、本当に出て来るから笑います。


        C「なんや、トイレに行きたくて急いでたんかいな。」

        A「ちっ、違うさ。きょっ、今日は忙しいからさ。俺がトイレから出た時にCさんが到着したから、変なぁになっただけさ。」

        C「はいはい。変なぁになったのは俺のせいでした。」

        A「とっ、とにかく、仕入れしようね。今日は忙しいからね。」

        C「じゃあ行こうか。」

        A「ろーかい。」


        与那国島に高校はできないのか?

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          沖縄本島以外の沖縄の離島で、高校があるのは石垣島、宮古島、久米島です。

          例えば、与那国島に高校はありませんから、与那国島の中学校を卒業した子供達は、島を離れ、石垣島や沖縄本島に移り住むことになります。

          子供だけが移ることがあれば、家族で移ることもあり、このことが、与那国島の人口が減少する原因の一つとなっているんですね。


          さて最近、与那国町の町長が、人口の流出を防ぐには、島内に高校をつくるべきだと考え、島内の中学生にアンケートをとりました。

          「島に高校ができたら、通いたいですか?」

          ところが、「通いたい。」と答えた中学生はいなかったそうです。つまり、ゼロ。中学生の全員が島を出たがってるという、衝撃の事実が明らかになったのです。


          中学生は立派な労働力です。牛にエサをやれ、さとうきびを刈れと、大人にいいように使われてます。これが高校生になると、エネルギーは無限大です。中学生以上にこき使われることは間違い無いでしょう。

          「島を出る日が来ると思うから、頑張ってんねん。」

          「島に高校やて?」

          「おいおい、余計なことすんなよ。頼むわぁ。」

          と、与那国島の中学生達は思ってるのですね。

          かくして、与那国町長のアイデアは廃案となりました。実行する前に聞いてみるものです。


          子猫を保護した一ヶ月間の記録(その後)

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            一年ほど前に紹介した、子猫を保護した一ヶ月間の記録


            その続編がYouTubeにアップされていました。

            里親に引き取られた子猫のその後です。

            子猫を里親に出した一年後の記録(3分58秒)


            沖縄の浦島太郎

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              南風原町周辺は、ちょっとした民話の里です。

              南風原町宮城には羽衣伝説があり、運玉森には沖縄版鼠小僧次郎吉の運玉義留(うんたまぎる)の住処がありました。

              そして、南風原町与那覇に住んでいた穏作根子(ウサンシー)は竜宮城へ行ったんです。

              内地の浦島太郎は、子供にいじめられていた亀を助けましたね。穏作根子は浜でイリガン(付け毛)を拾ったら、持ち主の女性が現れたんです。

              そして、その女性に竜宮城へ招かれ、故郷に戻ってみると、ものすごい時間が過ぎていたと。

              竜宮城に行ったのは、浦島太郎だけじゃなかったんですね。


              こちらが、穏作根子のお墓です。



              そして、このお墓の周囲が御嶽になっています。ウサン御嶽。



              「浦島太郎伝説の地」ってのは変ですね。だって、浦島太郎はナイチャーですからね。


              「はだしのゲン」の閲覧制限を解除(笑)

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                島根県松江市の教育委員会が市内の小中学校に対して、中沢啓治著「はだしのゲン」の閲覧制限を指示した件。その続報です。

                今日、松江市教育委員会の会議が開催され、閲覧制限を解除することを決めたようです。

                結構なことです。


                それにしても、「閲覧を制限しろ!!」と言われれば制限し、「閲覧制限を解除しろ!!」と言われれば解除するんですね。

                次は、閲覧制限を陳情した人が黙ってないでしょう(笑)。


                教師や教育委員が、それほど賢くはないってこと。とっくにバレちゃってるんですよ。

                どうしていいのか分からないのなら、無理せず、素直にそう言えばいいんですよ。


                中沢啓治著「はだしのゲン」

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                  漫画「はだしのゲン」は故中沢啓治さんが、自らの被爆体験をもとに描いた作品です。



                  この作品について、島根県松江市のある市民が「子どもの教育に悪影響を及ぼし、間違った歴史認識を植えつけているので、一刻も早く松江市の小中学校の図書室から撤去されるよう求める。」と松江市議会に陳情したそうです。

                  松江市議会は、この陳情を不採択としましたが、松江市教育委員会が、市内の小中学校に対して、図書館での閲覧を制限するように指示したそうです。

                  どういうつもりなのか、まったく理解に苦しみますねぇ。

                  ところが、そのことが全国的な話題となり、今、「はだしのゲン」は、アマゾンの販売ランキングトップ10に入るほど売れまくってるそうです。

                  「はだしのゲン」が子供の教育に悪影響を及ぼすものだとすれば、松江市教育委員会はこのような事態を招いた責任をどう考えるんでしょう。

                  「予期できなかった事態であり、松江市教育委員会に責任は無い。」とか書いたペーパーを読み上げるんでしょうね。

                  「余計なことをして、赤っ恥をかいた」だけですね。

                  こんな時、沖縄では

                  「ユーシッタイ(ヤサ)」

                  と言います。

                  ざまあみろ、そらみたことかって意味です(笑)。


                  2万5千円の椎茸

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                    天白冬茹と書いて、「てんぱくどんこ」と読みます。



                    傘の部分が白く割れているのが特徴です。

                    天白は、天日干ししたもの。冬茹は傘が開く前の椎茸を意味します。

                    農連市場の佐辺昆布店で売っていました。2万5千円。

                    贈答用でしょうね。

                    いつ売れるのか、売れないのか。楽しみなような、心配なような。

                    もし売れたら、次は3万円の椎茸が出たりして。

                    う〜む。


                    わった〜バス党

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                      最近、沖縄の路線バスには、このような赤いシールが貼ってあります。



                      拡大してみましょう。



                      助手席のAが、ジッと見ています。

                      A「バシュがかわる。バシュがわかる。ん?。Cさん、これはなんね。」

                      C「Aさんはここ5年で、何回バスに乗った?。」

                      A「フォッ、フォッ、フォッ。ジェロらね。」

                      C「モノレールは、開業以来、一度も乗ってないんだろ。」

                      A「はっし!!よく知ってるねぇ。」

                      C「首里城も行ったことがないし。」

                      A「首里城も関係あんの?」

                      C「そんなウチナーンチュが多いから、バスの利用率は下がる一方、交通渋滞は酷くなる一方やん。」

                      A「なるほろ。水族館は行ったけど。」

                      C「で、沖縄県がバス会社を応援することになったわけね。乗り降りが簡単な低床バスを大量に導入したり、バスレーンを拡大したりして、つまり路線バスを『かえる』ことにしたわけよ。」

                      A「それで『かえる』か。で、『わかる』はなんね。」

                      C「それは、変わるまでわからんやろ。」

                      A「なるほろ。」

                      C「で、バスに乗る気になった?」

                      A「フォッ、フォッ、フォッ。ちっともならんね。」

                      C「だろうな(笑)。」


                      沖縄の路線バスは、100以上の路線(系統)を持っていますが、平均乗客数(始発から終点までの間に乗り降りした乗客の数)が5人以下の路線が半数だそうです。

                      わった〜バス党の取り組み。利用率が前年比で僅かでもプラスに転じればオッケーってレベルだと思いますね。


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
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