メルマガの農連特集

0
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    ブログの読者から、メルマガで農連市場特集をやってると、知らせていただきました。ありがとうございました。


    そのメルマガには、農連市場で働く人達の顔写真がたくさん載っていました。もちろん私は、全員を知っています。

    私のブログは、極力、顔写真は掲載しない方針ですので、このメルマガのように、パシャパシャとシャッターを切れません。


    そこで、(世の中に出てしまった)メルマガの写真を二枚拝借して、過去記事を補足したいと思います。

    まず、豆腐屋のヨシエさん

    私の過去記事では、顔写真の代わりにこんなスタンプを載せました。



    で、ご本人がこちら。



    スタンプを載せることと顔写真を載せること。どっちが失礼なのか、よくわかりませんね(笑)。


    次に、私が毎昼、お世話になってる食堂「メモリー」の大将。



    調理担当の大将と、ホール担当のお姉さん。二人は夫婦と思われることが多いのですが、実は兄妹なんです。

    宮古島出身のお二人。注意して聞くと、厨房におけるお二人の会話は、完璧宮古口です。


    メルマガのコピーが「農連市場の笑顔に会いに行こう」。

    初対面の相手と話をするのは気が引けるでしょうが、一歩前に出る勇気があれば大丈夫。

    市場を眺めるだけで得られない旅の思い出になると思いますよ。


    農連市場のお姉様

    0
      JUGEMテーマ:地域/ローカル

      私の母は22才で私を生みましたから、今、78才。

      農連市場で78才前後のお母様方は現役バリバリ。各店舗の経営者であり、市場の主力です。

      その次の世代。つまり、お母様方の娘さん達が市場で働いていて、年齢は40代から50代前半。

      彼女達が若い。たまらなく若い(笑)。


      私が沖縄に来た当初、あるウチナーンチュと呑んでいて、そいつが「沖縄で40代の女の子は、ピチピチさ〜ね〜。」と真顔で言うのです。

      当時の私は「大丈夫か、こいつ。」と鼻で笑ってましたが、今にして思えば、そいつはまったく大丈夫なのでした。


      私が市場で働き始めた頃、このブログの読者「ひよこさん」と牧志の竜宮通りで呑みました。その店のチーママ(65)が「女は65からが勝負。」と言うてましたが、最近になって、それを「そうかもなぁ。」と思うようになりました。

      ワタクシ。農連市場で働いてるせいで、平衡感覚を失ってるんだはず(笑)。


      農連市場で働くMさんは、私よりやや年上のお姉様で、おそらく60才とちょっと。

      充分にチャーミングな方ですが、その行動は、まさに「男前!!」。

      私がオートバイをエンストさせると「何してるっ!!ヘタクソッ!!」。

      テキパキした歩き方に感心していると、「私は追われてるのっ!!いつもよっ!!」。

      同年代の男性には「おいっ、ヒロシっ!!」、女性にも「ヨシエ!!」。

      ところがある日のこと。

      「えっ!?。何してる?。私に向かって歩いてるの?。注文なの?。注文なのねっ!!キャー、嬉しい〜!!。何、何、何の注文!?。早く言って、早く!!。」

      その様子にグッときました。やっぱり女性なんですねぇ。男前だけど(笑)。


      ナイチの中年女性の皆様。

      もし、人生をやり直すなんて感覚があるのなら、それは早過ぎます。人生はこれからで、勝負をかけるのは65才になってから(笑)。

      沖縄で暮らしてごらんなさい。 そのことが実感できますよ。


      三月御重

      0
        JUGEMテーマ:地域/ローカル

        来週、4月2日(水)は旧暦の3月3日にあたります。つまり、桃の節句。

        ある保育園は節句にちなんだ三月御重(サンガチウジュー)を出すらしく、今日、その食材の注文がありました。それを仕入先付きで紹介してみます。

        (1)おにぎり
        米(他店です。チェッ!!)
        焼き海苔(農連市場湧田食品店)

        (2)唐揚げ
        鶏もも肉(農連市場知念精肉店)
        唐揚げ粉(湧田食品店)
        菜種油(Aプライス那覇店)

        (3)蒲鉾
        板カマボコ(農連市場海洋食品)

        (4)おひたし
        ほうれん草(中央卸売市場)
        醤油・だし汁(湧田食品店)
        炒りごま(農連市場佐辺昆布店)
        銀カップ(みつわ産業壺屋店)

        (5)ゆで卵
        (公設市場金城商事)

        (5)フルーツ
        苺(中央卸売市場)

        (6)デザート
        アガー(リボン本店)
        砂糖(湧田食品店)
        オレンジジュース(サンエー壺川店)

        (7)汁物
        アーサ(知念精肉店)
        島豆腐(農連市場ヨシエ豆腐店)


        本格的なお重とは比較になりませんが、それでも、弁当箱のような容器に色々なものが詰まっていれば、園児達は喜ぶでしょう。

        アーサ汁は、沖縄の年中行事「浜下り」を意識したものだと思います。


        戦前の沖縄。まだ、辻遊郭があった頃の話です。

        辻遊郭では、抱母(アンマー)や尾類(ジュリ)の他に、貧しい家庭に生まれ、遊郭に売られてきた少女達が暮らしていました。

        尾類は沖縄の伝統継承者(芸能、料理、しきたりなど)でもありました。その予備軍として、少女達は厳しくしつけられていたのですね。

        ところが、年に一度。桃の節句に限っては少女達が主役でした。尾類の姉さん達に連れられて、波之上などの海岸で浜下りをしました。

        普段は声を出して笑うことなど許されませんでしたが、この日は大丈夫。大はしゃぎで、浜下りを楽しんだそうです。

        浜で遊んだ後は、西町で沖縄芝居の見物。そこで用意されていたのが、四段重ねのお重でした。

        上等の漆塗りの重箱が、紅型の風呂敷に包まれていました。その重箱を開けた時の少女達の喜び。

        そこには、普段は口にできないようなご馳走が詰め込まれていました。そして、そのお重は自分達のために用意されたものなのでした。

        お重の料理を見なあかんけど、隣の席からもいい匂いがしてきて、そっちも気になる。お腹はキューと鳴るし。立ってみたり、座ってみたり。

        それはもう、狂喜乱舞。


        「はい、食べなさい。」と言われても、いったい何から食べたらいいものやら。ずっと眺めていたい。だけどお腹はペコペコ。食べようか。だけど食べたら無くなってしまう。

        も〜。どうしたらいいのか、じぇんじぇんわかりませ〜ん(笑)。


        来週の保育園。園児達は「あらっ、今日のお昼ご飯は何か違うぞ。」と感じ、隣の園児のお重と自分お重を見比べ、同じだったと安心したり、いつもとは違う雰囲気の昼食になると思います。

        当時の子供と今の子供と、喜びの大きさはまったく異なるでしょうが、桃の節句に三月御重を提供する意味は大きいと思いますね。


        ところで私は園児達がお昼を食べているところを、一度も見たことがありません。その時間。私は駐車場でお昼寝中なのであります(笑)。


        「上り日ど拝みゆる、下り日や拝まぬ」

        0
          JUGEMテーマ:地域/ローカル

          一見、黄金言葉のように聞こえるこの言葉。実は悪口に近い意味があります。

          昇る太陽は拝むが、沈む太陽は拝まない。

          つまり、事大主義、日和見主義、長い物には巻かれろ主義(?)。


          那覇市議会で、こんな発言があったようです。

          自民党A市議
          「沖縄のかじ取り役は翁長市長を置いてほかにはいない。力強い決断を期待する。」

          自民党Y市議
          「若い優秀な市長候補に後を譲ってもいいのでは。沖縄・日本を代表する知事になると思う。」

          民主党H市議
          「沖縄のお父さん、心のひだを理解する人は限りなく市長に近いのでは。」


          これらの発言を聞いて、表題の言葉を連想したのでした。

          う〜む。

          翁長市長は昇る太陽なのか?

          そうでもないのか?。


          やーるーの鳴き声

          0
            JUGEMテーマ:地域/ローカル

            このところ、近所でやーるーが元気に鳴いています。

            鳴き声は、夕方から20時くらいの間、北側の隣家から聞こえ、南側からは聞こえません。おそらく、同じヤツが鳴いてるんでしょう。

            鳴き声は「チッチッチッ」ではなく「キャッキャッキャ」。かなり大きな声です。


            やーるーは蝿、蚊、ゴキブリなどを捕食しますので、人間にとってはありがたい存在です。引越し以来、我が家にゴキブリが現れないのはこいつのおかげと言えます。


            やーるーの天敵は猫や鳥でしょう。猫が来れば壁をよじ登り、鳥が来れば隙間に入り込みますが、動きがさほど俊敏とは言えないので、捕食されるリスクは高そうです。


            沖縄では、エアコンの故障原因のダントツ一位はやーるーです。エアコン内に入り込み、電子基盤をショートさせてしまうんですね。

            その時、やーるーは感電死するわけですから、被害者は人間でもあり、やーるーでもあります。それを防止するために、沖縄で販売されるエアコンには、「やもりガード」が付いているものがあります。つまり、電子基盤をガードしてあるんですね。


            屋外で天敵に狙われ、逃げ込んだエアコンで感電死。そして、やーるーにとって最も危険な場所が屋内と言えるでしょう。

            そこにはゴキブリホイホイが仕掛けられていますし、(絨毯掃除の)クルクルで捕まえられたりします。

            何も悪いことはしていないのにねぇ。


            やーるーにとって、人間の身体は硬いものらしく、万一噛み付いたとしたら、やーるーの顎が壊れてしまうそうです。まあ、こう言っちゃあナンですが、かなりトホホなヤツですねぇ。やーるー人生は大変です。


            今日の夕方も、やーるーが元気に鳴いていました。

            その声を聞くと「おっ、生きとるな。」と、ほっとします。


            嗚呼、卒園式

            0
              JUGEMテーマ:地域/ローカル

              今日は、私が担当している保育園のほとんどで卒園式。



              ある保育園の広い部屋には、小さい椅子が50個ほど並べられていました。全員が来月から小学生です。

              見慣れた顔を、明日の朝からは見れなくなりますね。


              厨房へ続く扉の鍵をかけられたり、空き箱を蹴っ飛ばされたり、ある日突然に礼を言われたり、毎朝、色々なことがありました。

              今後、彼らと顔を合わせることは無いでしょう。

              もし会ったとしても、5、6年も経てば彼らは成長し、私は年をとります。お互いに見分けがつかないかもしれません。また、私が彼らと分かっても、彼らが「野菜屋のおっちゃん」を覚えていないでしょう。


              この一年半、昼食やおやつとして彼らが食べた野菜、果物、肉、魚、飲み物などの全てを、私が厨房へ運び込みました。

              極々一部ながら、私が彼らの成長に貢献できたことは間違いないでしょう。

              そう考えて、少しいい気分になっておきました。


              ポンカンか?、タンカンか?

              0
                JUGEMテーマ:地域/ローカル

                ポンカンもタンカンもミカンの仲間ですね。さきほど、チラッと調べると、ポンカンとオレンジの交配種がタンカンだそうで。タンカンが多汁なのは、オレンジの血をひいているからなんですね。


                さて、今朝の某青果店で、こんなことがありました。

                お母さん「C君、昨日遅くに連絡があってね。T保育園が、え〜っと・・・。」

                C「・・・。」

                母「コンカン。あらん。ポンカン。ポンカン500グラム追加ってよ。」

                C「はいよっ。ポンカン500グラム追加ね!!。ん?。500グラムねぇ・・・。」


                市場へ出掛ける相棒のAにその旨を伝え、約1時間後、Aが帰ってきました。

                長女「あらぁ、このポンカン、パサパサーだね。Aさん、タンカンあったかな。」

                A「タンカンあるよ。」

                長女「タンカンに変えてもらったらどう?」

                母「タンカンあらんっ!!。コンカンよ〜。」

                長女「ハッシ!!コンカンってなんね。さっき、ポンカンって言ったさ。」

                母「あっ、ポンカンね。」

                C「Aさん。ポンカンとタンカン両方持っていけば?。500キロね(笑)。」

                A「しょれは、積みきれましぇんね。」

                C「しかし、グラムで注文って珍しいな。普通は個数なのに。」


                母「C君。」

                C「はい。」

                母「コンカンってないの?。」

                C「ありません。」

                母「コ・ン・カンよ。」

                C「あちゃー!!。Aさん、配達に出るな!!。湧田行って来るから、出るなよっ!!」

                A「なっ、なんね。」


                そして、私が農連市場の湧田食品店でもらってきたのはこいつなのでした。



                2缶で500グラム。

                あ〜、スッキリした(笑)。


                頚椎捻挫で加療7日間の見込み

                0
                  JUGEMテーマ:地域/ローカル

                  昨日、南風原町の整形外科医院で検査を受け、表記の診断結果となりました。

                  たくさん、見舞いのコメントをいただきまして、ありがとうございます。


                  さて、検査と治療を受けて店に戻ると、相棒のAが市場から帰って来たところで、荷台に大根を積んでました。




                  C「おいっ!!」

                  A「なんね(笑)。」

                  C「今日から俺は怪我人や。だから、優しく接しなさい。」

                  A「あっ、検査に行ったんらね。」

                  C「頚椎捻挫で加療7日間や。ふんっ!!。」

                  A「ああしょうね。」

                  C「お医者さんがな、仕事はいつも通りやってよろしいってよ。」

                  A「そりゃ、よかったさ。」

                  C「あっ、そうや。『大根を運ぶのだけはやめなさい。』って言われてね。」

                  A「フォッ、フォッ、フォ。まさかや〜。」

                  C「大根を運んだら、取り返しがつかないことになるそうだ。」

                  A「えっ!!。本当ね、しょれは。」

                  C「おまえな。7対3くらいで疑ってる?。あっ、疑ってるのが3ね。」

                  お父さん「やっぱり、ダメージがあったんだな。」

                  C「わざわざ検査に行ったから、診断書は参加賞みたいなもんでしょ。ちゅうことで、Aさん、大根はよろしくね。 」

                  A「診断書を見しぇなしゃい。」

                  C「診断書が欲しければ、あなたも行きなさいね。変な金具で叩かれてピクッとしたり、電気を流されてピクッとしたり、カエルの実験みたいにされるぞ。」

                  A「台車をとってこよ〜ね。」

                  C「ひょっとして信用するかと思ったけど、駄目かぁ。」

                  A「だぁ、仕事、仕事。」

                  C「チッ!!」


                  はいじゃあ、Aさん。今日の一言を。

                  A「け〜ついねんじゃ。フフッ。ねんじゃらね。」


                  整形外科医院、なま

                  0
                    JUGEMテーマ:地域/ローカル

                    先週金曜日の玉突き事故で、ムチウチになっていたら困るので、ただいま、南風原町の整形外科医院待合室にいます。



                    ウチナーグチで、「今(ナウ)」を「なま」と言いますので、「整形外科医院、なま」。

                    まったく痛みは無いので、念のためです。

                    改めて振りかえってみると、沖縄に来て以来、病院に入るのは初めてです(健康診断ではあり)。

                    二、三度、風邪で発熱しましたが、眠れば回復しましたからね。


                    さて、医師に「どうしました?」と聞かれて、「何ともありません。」ではマズいでしょうね。

                    「首の付け根あたりに違和感が・・。」とか、言うべきか。


                    まあしかし、人間はボーリングのボールのような重い球体を、首だけで支えているわけなので、そこに衝撃を加えて、なんともないってことは無いでしょう。

                    そう考えると、首の付け根あたりがムズムズしてくるから不思議です。

                    じゃあ、「首の付け根がムズムズします。」にしておくか。

                    思案中、なま(笑)。


                    組踊「雪払い」

                    0
                      JUGEMテーマ:地域/ローカル

                      先週の沖縄は最低気温が15度を下回り、言わば極寒。朝5時の通勤時には、長袖のジャンパーを着込み、インナーも装着しました。

                      週末の昨日、今日は晴天で気温も上昇し、洗濯物がよく乾いて大変結構です。

                      久米島でミゾレが観測されたことはありますが、沖縄に(サラサラの)雪が降っり積もったりしたことはありません。


                      ところが、こんなデザインのカリユシがあるんですねぇ。

                      これは明らかに雪が降っていて、竹の葉に積もっています。

                      これはウチナーンチュの雪に対する憧れか。と思ってしまいますが、多分、それは違いますね。

                      気温が15度を下回っただけで、極寒と感じる人達を、雪が積もってる場所に放り出したら、もうそれは、雪を楽しむどころではないはず。


                      このカリユシは、組踊の「雪払い(ユチバレー)」がモチーフになっています。ナイチの能では「竹雪」。



                      「雪払い」は沖縄の各地で伝承されているので、ストーリーは細部で異なります。

                      冬の寒い日に、継母が継子に「竹の雪を落とせ」とか、「魚を獲ってこい」とか、無理難題を命じます。

                      実子には暖かい綿入れを与えているのに、継子の綿入れには綿ではなく笹の葉が入っていました。

                      寒さに震え、とうとう動けなくなった継子を、父親が見つけます。

                      そして、家に帰った父親が、継母を責めました。

                      「お前はこの子を殺そうとしたな。今日で離縁するから、今すぐ出て行け。」

                      それを継子が庇います。

                      「お母様が魚を獲って来いと言ったのではありません。私が食べたかったのです。」

                      「笹の葉が入った着物は、私が動きやすいように、お母様が作って下さったのです。」

                      「どうか、お母様を許して下さい。」

                      その言葉を聞いた継母は、継子に心から詫び、以降、家族は平和に暮らしたと。


                      ウチナーンチュには想像できない寒さと、継子の暖かい気持ちのコントラスト。

                      そこが「雪払い」に対する根強い人気の理由なのですね。


                      そこで、一つおまけです。



                      「積雪が20センチを超える前に雪下ろしをして下さい。」

                      サンエー壷川店駐輪場のプレートです。

                      お任せ下さい。その時がきたら私がやりますよ(笑)。


                      calendar
                            1
                      2345678
                      9101112131415
                      16171819202122
                      23242526272829
                      3031     
                      << March 2014 >>
                      プロフィール
                      profilephoto


                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
                      Twitter
                      お勧めの本と映画
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recent trackback
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM