上間の村井(ムラガー)(2)

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    上間の村井(ムラガー)の正面には小堀(クムイ)があります。



    丘の上にある上間集落ですが、この小堀のあたりだけが窪地になっています。元々、村井の水が自然に溜まったのでしょうが、大雨の時の調整池として、あるいは防火用水として、集落の役に立っているようです。



    今、小堀の周囲はコンクリートで補強され、転落防止用の柵が設置されていますが、かつては、馬を連れて降りれるような緩やかな斜面になっていました。馬に水を与えたり、馬の身体を洗ったりしたのですね。


    さて、上の写真には、大きなガジュマルが写っています。

    昔、上間のあるニィニィが、馬を繋ぐために、どこからか棒を拾ってきて地面に突き刺しました。

    なんということでしょう(笑)。

    その棒はガジュマルの枝で、生きていたんです。

    「あれあれ」と言ってる間に、その枝は根を張り、葉をつけ始めました。

    馬を繋ぐための棒に根が生えただなんて、貴方。なんて好都合なんでしょう(笑)。馬が押そうが引こうが抜けることはありません。

    ガジュマルはどんどん成長し、やがて大木となりました。もはや、馬を繋ぐには幹が太すぎ、ガジュマルは当初の役割を終えることになったのです。

    上間集落の皆さんは、「まあ、邪魔になるわけじゃないから。」と、ガジュマルをそのままにしておくことにしました。

    そして、現在に至る。と。

    楽しい話ですねぇ。

    (終わり)


    上間の村井(ムラガー)(1)

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      芹澤健介さんの「血と水の一滴」を読み終え、久しぶりに上間集落を歩きました。

      上間の村井(ムラガー)です。



      大きなクワディーサーが、広い木陰を作っています。

      上間の村井は、昭和15年に大改修され、コンクリート造りとなりました。沖縄戦の戦禍を逃れ、今日に至っています。




      「血と水の一滴」p64

      最初の目的地である丘の頂上で水源の井戸を発見したときには、給水班全員が歓喜のうなり声を上げた。

      「ふぅ、生き返るわ」

      「こんなうまい水は飲んだことがない!」

      「まさに命の水だ!」

      井戸は、馬が二頭も入れそうなコンクリート製の立派な造りで、壁面には「紀元二千六百年記念」と刻まれていた。


      神武天皇の即位2,600年となった昭和15年。全国で記念行事が行われ、上間では村井を使い易くするために、大改修したんですね。



      青年軍医森本義丈の足跡を追った、芹澤健介さん。上間の村井で、この文字を見つけた時は、震えが止まらなかったそうです。


      飲み水用の井戸の脇にある洗濯ガーです。



      今は金網で囲われていますが、かつては集落の女性が洗濯に集まり、夕方には男性が水浴びに集まりました。

      湧き水のあるところに人が集まり、集落が形成されました。村井が集落の中心になるのは当然と言えます。

      (続く)


      シャワー、シャワー!!

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        今週の仕事が無事終わりまして、ただいまお家で「コクバ幸之助国会活動報告」を眺めています。




        農連市場から自宅への帰り道、与儀のかねひでで買い物をして外へ出ると、どよ〜んと空気が重いこと。

        空を見上げると一目瞭然、すぐに夕立が来ることがわかりました。

        そして、店先に置いたバイクに向かって2歩いた時、グッワッシャー!!と雨が。バイクまでの距離は5歩でしたが、私は直ちにかねひでの店先に撤退しました。

        ここで30分ほど雨宿りすれば雨は止みます。しかし、30分も待つのはイヤな私です。

        3分で決心し、バイクに跨りました。


        考えてみれば、雨が降らない場合、

        1.バイクに乗る
        2.お家に帰る
        3.汗びっしょりの服を洗濯機に投げ込む
        4.シャワーを浴びる
        5.エアコンをつける
        6.ビールを飲む
        7.プッファ〜!!
        8.「コクバ幸之助国会活動報告」を眺める

        一方、雨が降った場合、

        1.バイクに乗る
        2.お家に帰る
        3.雨で濡れた服を洗濯機に投げ込む
        4.シャワーを浴びる
        5.エアコンをつける
        6.ビールを飲む
        7.プッファ〜!!
        8.「コクバ幸之助国会活動報告」を眺める

        なぁ〜んだ。同じです。

        それならば、30分もの間、雨が止むのを待つのは時間の無駄っていうもの。

        まあ、スーツを着て電車に乗るのなら、こうは行きません。ところが、私はポロシャツにジーンズ。全く問題ありません。

        土砂降りの中、バイクを走らせるのは、むしろ快感です。同じことをしているウチナーンチュが沢山いて、心強いかぎりです。


        明日は日曜日。今週はダラダラせずに出かけましょうね。さて、どこに行くか。


        え?

        コクバ幸之助国会活動報告」ですか?。

        いや、郵便受けにチラシみたいなものが入っていたので、今はテーブルの上にありますけど。

        このお方の座右の銘は「初志貫徹」と「ぶれない」。

        だから国会で、ぶれずに初志貫徹されてるんだと思います。そんなこと、読まなくたってわかるじゃないですか。失礼な。

        ありゃ。

        「沖縄から日本を変える政治家」って(笑)。

        沖縄と日本の位置が逆になってます。誤植ですね、誤植。


        とっくに、雨は上がりました。明日は晴れるでしょう。
         


        ざまみマンションの跡地には

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          沖縄は梅雨明け。気持ちの良い青空が広がりました。



          この写真は那覇大橋の北詰。壺川駅を出た空港行きモノレールが、国場川を渡る直前で大きく右にカーブする。あのあたりです。

          以前は、こんな建物がありました。



          私は観光客の頃から、この建物が記憶に残りました。妙な存在感があったんですよね。

          ところがこの建物は耐震基準に適合していなかったんです。マンションの住民やテナントが強制退去となり、廃墟となりました。それがいつの間にか取り壊され、今は更地になっています。


          私は毎朝必ずここを通るのに、建物が取り壊された工程が、全く記憶にありません。眼では見てる筈なのに、私の脳ミソには何の痕跡も無し(笑)。

          脳ミソをフル回転させて、その日の仕事の段取りを考えていたのんでしょう。

          さすが、私です。

          もしくは全く何も考えてなかったのか。あるいは、振動に弱い構造を利用して、一瞬で爆破したのか。


          このマンションは眼下に国場川を見下ろし、右手には奥武山公園や那覇港が、左手には豊見城城址公園や慢湖のマングローブが、それぞれ一望できます。夜景も綺麗なはず。

          さぞ、上等なマンションが建つんだろうな、と思っていたら、古波蔵十字路にある農協会館が移って来るそうです。

          農協会館とは、沖縄農協の本社のようなもの。総事業費49億円で、11階建のビルが建つとのこと。




          深い根拠はありませんが、私の中では、農協=お金持ち。

          しかし沖縄に限れば、競争力のある農作物が少なく、「農協は大変なのかなぁ。」と、漠然と考えていました。ところがあなた。49億円をポーンと。

          やっぱり、お金持ちなんですね。


          小学校の先生に「那覇で上等な建物を3つ言いましょう。」とたずねられたら、「は〜い。県庁、市役所、農協会館で〜す。」って答えないと。

          ふんっ!!。


          松山ケンイチ主演「天の茶助」ロケ

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            今週、農連市場で映画のロケがありました。

            テレビ番組の撮影は数人が集まって、チャッチャッと進めますが、やはり映画となると大がかりです。

            駐車場側の入口には、光が入らないように暗幕が張られ、ゆくい所あたりで撮影が行われていたようです。

            そして、市場の壁にはこんなポスターが。



            エキストラの募集です。今週末は、コザの銀天街などでロケのようです。


            主演は茶助役の松山ケンイチ。

            茶助(お茶汲み)は天界の住民です。天界には大勢の脚本家がいて、下界に住む人間の人生のシナリオを書いています。

            茶助は、ある脚本家がシナリオを担当している女性(大野いと)に好意を持ちますが、その女性が交通事故で死んでしまうことに気づき、彼女を救うべく地上に降り立ちます。

            そこは沖縄で、エイサーが行われていました。


            全編、沖縄ロケだそうで、完成は来年のようです。今の農連市場が映画の映像に残るのは、これが最後かもしれませんね。


            さて、暗幕の内側で、知念精肉店が営業を続けていました。店のすぐ横がロケ現場。知念のネェネェが「松山ケンイチ、見〜ちゃった。」と笑っていました。


            人参の箱に入ってるのは、なんね

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              相棒のAが担当している惣菜屋さんは、最近、生ゴボウを加工済みのゴボウに切り替えたらしく、注文が随分減ってしまいました。

              今日の注文は、大根1ケース(10本)と、人参5キロ、生姜1キロ。

              今朝も、Aが卸売市場へ行ってる間に大根の葉を落とし、人参と生姜はビニールに入れ、運びやすいように人参の箱にいれました。


              Aが帰ってきました。

              C「惣菜屋ぁの注文が減ったようだけど。」

              A「しょうなんらよね。今朝もこんだけ?。」

              C「あんな。お前は配達すれば『しょれでいいさ。』と思ってるかもしらんが、営業も仕事の内だからね。」

              A「営業って、どうしゅんの?。」

              C「『まあ、こんなに沢山仕入れていただいて、本当にありがとうございます。』やんか。」

              A「しょ、しょんなことっ!!。いっ、言えるわけないさ。」

              C「じゃあ、自分で考えろ。」

              A「人参箱には何が入ってんの?。」

              C「プッ!!。人参の箱には人参が入っております(笑)。」

              A「なっ、何が可笑しい。ちょっと聞いただけらろ。」

              C「『人参の箱には何が入ってるか。』なんて、生まれて初めて聞かれたわ(笑)。」

              A「ハ〜ッシ。」

              C「で、あれね。お客さんにも『人参の箱には人参が入ってましゅ。』って言うのか?。」

              A「しょうじゃなくて、タマネギや生姜も入ってるとかやぁ。」

              C「生姜も入ってるけろ(笑)。」

              A「だったらそう言えばいいさ。」

              C「お前こそ、まず注文書を見ろ。」

              A「はいはい。」

              C「注文書を見る。商品を確認する。『はいオッケー。Cさん、ありがとうね。』やんか。」

              A「プッ!!。しょれが言いたかったんらね。じゅいぶん、まわりくろいねぇ(笑)。」

              C「(くろいのはお前の顔じゃ)。」


              はい、Aさん。今日は何か面白い話がある?。

              A「ねじゅみはよ。尻尾が通れば、しょの穴を通れるってよ。」

              C「本当ね。う〜ん。いけそうな気がするな。」

              A「と〜びらぁはよ。ヒゲが通せたら、通れるってよ。」

              C「ふざけんな(笑)。それは違うやろ。まあ、ネズミはちょっと信用したけど。」

              A「フォ、フォ、フォ。」


              乗っ取られたLINE

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                関西に住む友人から、久しぶりに連絡がありました。



                ◯◯「何してますか?忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」

                C「あら、◯◯。」

                ◯◯「近くのコンビニエンスストアでwebmoneyのプリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?」

                C「はぁ?」

                ◯◯「10000点のカードを4枚買って下さい。今は行けないので明日お金を渡します。」

                C「ハッキングか。」



                誰かが、◯◯のLINEを乗っ取り、なりすましのメッセージを一斉発信したようです。

                しかし、バレバレ。画面の下に隠れていますが、私が「ハッキングか。」と返信すると、それっきりになりました。


                仮に、私がダマされて、webmoneyを買っていたら、こんな感じになるはず。

                C「買ってきたよ。」

                ◯◯「ありがとう。すぐに使いたいから、コードを教えて。」

                C「はいはい、コードはね・・・・。」


                報道によると、LINEの運営会社へ報告が3百件ほどあり、そのうち3件で被害が出てるようです。

                さっそく、先ほどの画像を◯◯に送り、ハッキングされてると伝えたところ、すぐに電話があり、

                ◯◯「どうなってんの!?。私、知らないわよ。」

                C「そりゃそうだろ(笑)。なりすまされてんだから。」

                ◯◯「で、どうしたらいい?。」

                C「LINEの友達に、ハッキングされたことを伝えないと。LINEと違う方法でね。」

                ◯◯「で?。」

                C「LINEのIDを削除して、新しくIDを取り直す。そして、新しいIDから友達に再開のメッセージを送る。」

                ◯◯「わかった。じゃあね。」


                ◯◯からのメッセージを信用した人もいるでしょうね。

                「ふざけるな!!」と怒って連絡してくれれば良いのですが、「こんなことする人じゃなかったのに。」と放置されたら困ったことになります。


                すぐにできるハッキング対策の一つは、色々なサービスごとにパスワードを変えることでしょう。

                しかし、パスワードを使う度に、いちいちメモを見るって面倒くさいよな。

                まあ、俺のLINEはほっとこか(笑)。


                石垣島の新米、出ました

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                  日曜日の今日、古波蔵の理容店「センス」でダンパチやりまして、帰りに古波蔵りうぼうに寄りました。

                  今年の新米だそうです。



                  一月に田植えして、五月に収穫。六月には店頭に出るんですね。


                  子供の頃、茶碗にご飯粒が残っていると、

                  「ちゃんと食べんといけんよ。お百姓さんは大変なんじゃけん。バチがあたるんよ。」

                  と、母親に叱られたものでした。


                  4ヶ月で収穫できるってことは、三期作も可能ってこと。石垣島では三期作する農家があるんです。

                  本土のお百姓さんも大変でしょうが、石垣島では、稲刈りをしつつ、隣の田んぼでは田植えしつつ、それを年三回。

                  ひっえ〜!!

                  想像しただけで、腰が。


                  日本人が勤勉なのは、稲作をしていることに由来するって説があります。それほど、稲作には苦労が多く根気が必要なのですね。

                  それを年三回も。


                  石垣島産ひとめぼれを買った方。絶対にご飯粒を残さないようにして下さいねぇ。

                  価格は5キロ税込みで1980円でした。


                  芹澤健介さんへのメール

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                    JUGEMテーマ:地域/ローカル

                    芹澤さん

                    先日は著作をお送りいただき、ありがとうございました。仕事が終わり、自宅でシャワーを済ませ、一杯飲んでいる時に本が届き、さっそく拝読致しました。

                    読み始めるとやめられず、朝の早い私は、徹夜をするか否かを迫られることになり(笑)、泣く泣く最後の数十ページは、翌日の昼休みに読むことになりました。


                    この作品はフィクションだそうですが、まるでノンフィクションを読んでいるかのようでした。上間、一日橋、津嘉山、南風原など、私が良く知る場所が舞台となっていたことも、リアリティが増す要因になっていたのだと思います。

                    特に上間集落には、作品に出てくる村井戸や小堀の他に、古いスージや村獅子などが残っています。私は、昔の沖縄を感じながら、上間を散歩をすることが好きで、作品中、地名が上江洲となっていたことが少々残念でなほどでした。


                    芹澤さんの文章は、適度に抑制が効いていて、物語が淡々と進行してゆきました。

                    私はグイグイ迫られると疲れてしまうタチのようです。この作品は、自分自身が考えながら、文章を追うことができ、心地良く読み終えることができました。

                    そして、豊富な取材量に下支えされた、強固な安定感があり、私の気持ちが他に逸れることがありませんでした。

                    このように上質な作品が世に出たことを、心からお祝い申し上げます。

                    また、慰霊の日を前に、私にわざわざ送って下さり、本当にありがとうございました。

                    今後のご活躍を期待しています。


                    上記のメールに芹澤さんから返信があり、その中に、上間を上江洲とした理由について、次のように記されていました。

                    「物語のひとつのキーになる場所なのに地元の方とひとりもお話ができなかったので齟齬があるといけないと思い、仮名にしたという経緯があります。」


                    なるほど。そうだったんですね。

                    それならば、上間の皆さんがこの作品の存在に気付き、芹澤さんに対して「上江洲を上間にせよ。」と、声が上がれば理想的です。

                    この作品は、次々と版を重ねるでしょうから、ひょっとするといつか、上江洲が上間に訂正されるかもしれません。


                    このブログの読者で、上間の方(笑)。よろしくお願い致します。m(_ _)m


                    芹澤健介著「血と水の一滴」読了

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                      昨日、著者の芹澤さんから送っていただいた「血と水の一滴」。読了しました。


                      医大を卒業したばかりの主人公(森本義丈)が軍医として沖縄に出征したのは、昭和19年8月のことでした。

                      同年10月10日の那覇大空襲を経て、翌年4月1日の米軍沖縄本島上陸。そして、6月23日の沖縄戦終結。

                      約10ヶ月の間、青年軍医は沖縄で何を考え、何を為したのか。


                      死の直前、彼はこのような言葉を残しました。

                      僕は沖縄にきていったい何を残せたのか。

                      人を助けることができただろうか。

                      部下は半分以下に減り、負傷者の手當も満足にできていない。

                      (略)

                      多くの若者が守ろうとした日本とは、いったいなんなのだろう。

                      そんなふうには思いたくない。

                      五十年後、百年後、この島はまだあるだろうか。

                      美しい海と空を取り戻しているだろうか。

                      願いが叶うならば平和な時代にこの島にきたかった。



                      また、この物語で存在感を示したウチナーンチュは、二十歳の西銘淑子でした。

                      みんな白い骨になるのだ。

                      いつかこの沖縄の島は、白い骨で埋まって、十年経ち、百年経って、骨はいつしか砂粒のようになり、白い道や白い砂浜になる。

                      そして海から流れ着いた種が芽吹いて、花を咲かせて、その間を蝶が飛び、鳥が歌うようなきれいな島になる。

                      私たちは土になるのだ。大地になるのだ。

                      私たちの身体が島を作るのだ。

                      涙が頬を伝った。



                      那覇市上間は、識名台地の南端に位置する集落です。東西と南側が、いずれも急斜面になっているため、幹線道路が通ることがなく、今でも、昔のたたずまいが残っています。

                      集落の中央には井戸と小堀があります。

                      20130106210736_0.jpg

                      かつて私が写真を撮った、まさにこの場所がこの物語の舞台でした。

                      私の住む国場から近く、何度も散歩した集落です。芹澤さんが描写したさまざまなシーンを、私はリアルにイメージすることができました。


                      「ありったけの地獄をかき集めた」と称された沖縄戦。その戦いのさなかに、義丈や淑子が想った50年後、100年後の沖縄。

                      今、その時が来て、私たちは沖縄で暮らしています。

                      「戦争このかた私たちは、あらゆる戦争を憎み、平和な島を建設せねばと思いつづけてきました。これが、あまりにも大きすぎた代償を払って得た、ゆずることのできない私たちの信条なのです。」

                      摩文仁の平和祈念資料館に記されたこの言葉。芹澤さんの作品は、改めて、この言葉の意味を私たちに問いかけています。


                      来週月曜日。6月23日は慰霊の日。

                      69年前の沖縄を想い、今の沖縄を想う日にしたいものです。


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
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