壺屋のじんじん(ホタル)

0
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    じんじんじんじん



    酒屋ぬみじ(水)くゎてぃ(喰って)



    うてぃりよー(落ちろよ)じんじん



    さがりよー(さがれよ)じんじん



    うわぁ

    スマホのカメラでは、まったく写りません。一応、動画で撮って、明るく光ったところをカットしたのが上の写真です。


    ここは壺屋のいしまち通り

    那覇市内のホタルスポットとして有名で、ホタル鑑賞ツアーもやってます。運が良ければ、乱舞している夜もあるそうです。

    時間は午後7時から9時。雨上がりの曇った夜が良いそうで、今夜は月が出ていたのでイマイチだったのかもしれません。


    それにしても、那覇の真ん中でよく生き抜いてきたものです。

    近くを川が流れているわけではありません。おそらく、地下水が地面に近いところを流れていて、地表に滲み出ているのだと思います。


    沖縄の童謡「じんじん」の二番には壺屋の地名が出てきます。

    じんじんじんじん、壺屋ぬみじぬでぃ(飲んで)、
    うてぃりよーじんじん、さがりよーじんじん


    三番は久茂地。

    じんじんじんじん、久茂地ぬみじぬでぃ、
    うてぃりよーじんじん、さがりよーじんじん



    那覇のあちこちに、普通にホタルがいたってことですよねぇ。


    豚肉、ゴーヤー、島豆腐、島ラッキョウ

    0
      JUGEMテーマ:地域/ローカル

      本土のikokaさんへ、ウチナームンを色々送りました。

      20130125062303_0.jpg

      生姜焼き用豚ロースなど3000円分を知念精肉店で買い、送料(チルド)が約1500円。

      島豆腐、島ラッキョウ、ゴーヤー1400円分を農連市場で買い、送料(クール)が約2000円。

      「ふざけんなっ!!」と言いたい。


      まあ、ikokaさんが「こんないいロースをこの値段じゃとても買えないわ。」とか、「島豆腐が安いわぁ。」とか言ってくれたので救われましたが、それにしても、この送料ではまるで関税。沖縄県産品を流通させないようにしているとしか思えません。

      ヤマトさんやクロネコさんは、

      「沖縄は遠いんで、そりゃあ、相応にいただかないと。」

      と言うでしょうが、企業はそれでよろしい。行政は何をやっとるんだってこと。

      せめて、

      本土価格>沖縄価格+送料

      になるように施策を考えていただきたい。

      ところで。ikokaさんによれば、阪神百貨店で1キロに満たない島豆腐が864円だそうで、めちゃ高いやないの。


      よし、電話や。

      C「もしもし。」

      県庁「はいはい。」

      C「大阪では島豆腐が864円だそうだが、そんな豆腐が売れんのか?」

      県庁「先ほどの不等式、おっしゃるとおりなんですよ。そこで、沖縄県としましては、ナイチで県産品の値段が上がるように指導しました。864円なら、送料が出るでしょ。」

      C「あほっ!!」

      県庁「えっ?、な、なんで。」

      C「せっかくの沖縄振興予算で、『次はどこを埋め立てようかな』ばっかり考えてるから、そんな話になんねん。」

      県庁「と言いますと?」

      C「あの予算はな。沖縄県民が、本土並の生活ができるようにするためのもんや。それを埋め立てばっかりに使ってから。まさか、島の面積を本土並にするつもりやないやろな。」

      県庁「そんなことできるわけが・・・」

      C「全国のわずか0.6%の面積しかない沖縄に、米軍専用基地の74%があるんや。」

      県庁「えっ、豆腐の話じゃなくて。」

      C「74を減らさずに、0.6のほうを上げてどうすんねん。」

      県庁「きっ、基地の話でしたか。」

      C「まあ、お前にはむつかしい例えやったかな。すまんすまん。農連市場のヨシエさんを知ってるやろ。」

      県庁「しっ、知りませんよ。」

      C「たまには市場で買い物しなさいね。1.3キロの豆腐が一丁360円や。ナイチのレートに合わせたら、一丁1300円で売らなあかんやないの。売れるかっ!!そんなもん。」

      20121106210538_0.jpg

      県庁「あぁ、そういう話ですか。」

      C「アジアの物流ハブになるだの、アジアの架け橋になるだの、夢みたいなことを言うとるが、あれを考えたんも、儲けとんのも全日空やんか。まあ、那覇空港も荷役料くらいは稼げるけど、沖縄県は関係無いやん。」

      県庁「だから、その物流網を県産品の流通に使うわけですよ。」

      C「その結果が864円かいな。」

      県庁「・・・」

      C「沖縄県内の各地から、豆腐やらゴーヤーやらを那覇空港に運ぶやろ。島内の物流システムがあかんから、その時点で既に価格競争力が無いねん。」

      県庁「はあ、そんなもんですかね。」

      C「架け橋で思い出したが、本土と沖縄の架け橋になるとか、寝言を言うてた国場君な。」

      県庁「幸之助議員がなにか。」

      C「翁長知事がかりゆしウェアを安倍さんに渡した時、その脇に立ってニヤニヤしとったな。」

      県庁「そうですね。いらっしゃいました。」

      C「辺野古の交渉の時は、なんで現れんのかな。」

      県庁「それを県庁に言われましても。」

      C「そら、そうや。じゃあ、またな。」

      などと、言うてやりたい(笑)


      ikokaさん。

      まあ、そんなことがありまして、高い買い物になって申し訳ない。

      ヨシエさんに豆腐代を払おうとしたら、

      「いつもイチゴやトマトの箱をくれて助かってる。豆腐や厚揚げを入れるのに丁度いいのよね。今日の豆腐は自分で買うんでしょ。お金はいいわ。」

      となりました。

      知念のお母さんに豚肉代を払ったら、

      「お客さんを紹介してくれてありがとうね。これ、持って帰って食べなさい。」

      と、豚の赤肉を1キロ近くくれました。

      そんなことで、私も得をしたので、豆腐を入れたタッパーはサービスします。そちらでお使い下さい。(^o^)/


      弁当「小」か、弁当「大」か

      0
        JUGEMテーマ:地域/ローカル

        お客様の都合で、昼休みに配達に出ることが度々あり、そんな時は市場の惣菜屋で弁当を買い、車内で食べることになります。

        200円位の弁当「小」を買うと、たいていの場合、惣菜屋のネェネェが、

        「はい、じゃあこれも食べて!!」

        とそこらへんのオカズを付けてくれます。

        タダでもらっといてこんなことを言うのもナンですが、昼休みに残っているような惣菜は、もはや売れ残り間違いなし。

        ネェネェには「じゃあ、こいつに食わしとこか。」って心理があるのですね。

        まあ、そうだとしても、200円の支出で弁当「大」を手に入れたのと同じことですから、ニフェーデービルでございます。


        さて今日は、お腹が空いているので、弁当「大」にしようかと考えながら、私は惣菜屋へ向かっていました。

        いや、ちょっと待て。

        今日もオカズをサービスしてくれそうな気がするから、弁当「小」にしておくか。

        でも、今日に限って知らん顔をされたらどうする?

        じゃあ一応、弁当「小」を買うふりをして、知らん顔をされたとたんに、「あっ、やっぱり「大」にしとこうね。」と言うか。

        しかし、それではあまりにもミエミエではないのか。

        う〜む。


        15年くらい前に、同じように悩んだことを思い出しました。

        当時、国内外への出張で飛行機を利用する機会が多かった私は、ある日、JALから記念品が届き、「この10年間の搭乗回数が500回になりました。」と褒められたことがあります。

        そのくらい搭乗すると、グローバルなんちゃらって身分になり、搭乗手続きをするだけのために赤い絨毯の上を歩かされ、席に座ると客室乗務員がわざわざ挨拶に来るという、たいへん恥ずかしい思いをすることになります。

        そして、エコノミークラスに座っていても、空席があれば必ず、ビジネスクラスにアップグレードしてくれました。

        10時間を超えるフライトを、エコノミークラスで過ごすのは苦痛です。あれは、仕事をする気が無くなるどころか、生きているのさえイヤになります。

        だから、ビジネスクラスのチケットを買おうとしますが、いや、アップグレードが期待できるのだから、ここはエコノミークラスでいいのではないかと思ったりします。

        かと言って、エコノミークラスにして、万一、アップグレードされなかったら、生きているのがイヤになりますからねぇ。

        金額の桁数は違えど、悩みの質は同じです。


        ついさっき、弁当「小」を買った私に、惣菜屋のネェネェがポテトサラダ「大」をおまけしてくれまして、

        「はい、お昼からも頑張って!!」と。

        ポテトサラダを差し出してニコッとするネェネェと、カウンターの向こうからビジネスクラスのチケットを差し出す女性と、私にはどちらも同じ顔に見えたのでありました。


        アハハ。

        最後の部分はウソ。いくらなんでも、そりゃあないでしょ。

        同じ(ような)顔に見え(なくもなかっ)た(かな?)。でした。


        与那原のまとめ

        0
          JUGEMテーマ:地域/ローカル

          一つ前の投稿は、与那原あがり浜の話題でした。

          かつての与那原は港町として栄えました。沖縄本島の東海岸から那覇へ向かう物資は与那原まで船(山原船)で運ばれ、そこからは陸路。



          皇太子時代の昭和天皇は、軍艦で与那原に到着し、軽便鉄道で那覇に向かったと聞いています。

          与那原は今や港町としての役割を終えましたが、当時の名残りをわずかに感じることができます。


          これまでの投稿をまとめてみると、当然、その内容は、私の与那原に対して持つイメージと同じ。

          御嶽、井戸、獅子、民謡、聞得大君、軽便鉄道。そして、新たにMICE(笑)。


          興味の湧くタイトルがあればどうぞ。

          2011.05.10 那覇が津波に襲われたら・・・
          20110510005520_0.jpg

          2012.03.29 与那原の村獅子(1)
          20120328170049_0.jpg

          2013.04.05 与那原の村獅子(2)
          20130405102549_0.jpg

          2013.04.27 与那原町板良敷の次郎坂
          20130427113105_0.jpg

          2014.09.12 聞得大君の御新下り(備忘メモ)

          2014.09.14 与那原の御殿山と親川


          2015.01.14 与那原の久葉堂御嶽


          2015.03.09 沖縄民謡「兄弟小節」



          2015.03.19 復元された軽便鉄道与那原駅


          2015.05.26 浦添西海岸と与那原あがり浜(2)



          浦添西海岸と与那原あがり浜(2)

          0
            JUGEMテーマ:地域/ローカル

            二つ目は与那原あがり浜でのMICE建設です。

            MICEは、Meeting(会議・研修)、Incentive(招待旅行)、Conference(国際会議・学術会議)またはConvention、Exhibition(展示会)またはEventの4つの頭文字を合わせた言葉です。

            東京のビッグサイト、千葉の幕張メッセ、大阪のインテックスなどが代表的なMICE施設。沖縄では、サミットが開催された万国津梁館(名護市)、沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)が該当します。

            もちろん、MICE建設の狙いは、旅行客の誘致です。


            当初、MICE建設地として、宜野湾市、浦添市、那覇市、豊見城市、与那原町の5ヶ所が候補にあげられていました。

            必要な敷地面積は15ha。セルラースタジアム那覇のグランド面積が1.38haですから、その11倍。上記5ヶ所の埋め立て地には、少なくともそれだけの広さのまとまった土地が遊んでるということです。


            那覇市が用意した土地は返還後の軍港跡地でした。ところが、軍港を浦添市西海岸へ移設する目処が立たず、那覇市と浦添市は候補地から脱落したのです。

            そして、宜野湾市と与那原町は那覇から遠いため、残る豊見城市豊崎が有力候補となっていました。

            豊崎は、那覇空港のすぐ南。瀬長島から糸満バイパスの橋を渡った所です。近くにあしびなーなどの商業施設があり、リゾートホテルもあります。MICEの建設地としては、条件が揃っているかに思えました。


            ところが、先週、沖縄県が選択した場所は与那原あがり浜。



            与那原町には大変失礼な言い方になりますが、私の第一印象としては、

            「はぁ?。あんな何も無い所ね。」


            Google earthで見たあがり浜です。



            運河に囲まれたエリアが埋め立て地。緑地部分がMICEの建設予定地です。その南隣に位置するL字形の施設はマリンプラザ東浜で、スーパーかねひでを中核とする商業施設です。




            まあ、ここで、MICE建設地に興味を持つ人の10人中9人は、

            「あっ、そういうことね。」

            と膝を叩きます。

            翁長知事と金秀の呉屋会長は大の仲良しですからね。


            沖縄県があがり浜を選択した理由は、「何も無いから。」。

            MICEで集客し、周辺に商業施設、ホテルなどを建て、東海岸を活性化させようというもの。那覇と与那原を結ぶバイパスも開通します。

            そうなると、人工ビーチの脇に建つホテルは、10人中8人が「かりゆしだろうな。」と予想します。

            翁長知事とかりゆしグループの平良社長は大の仲良しですから(笑)。


            仮に、仲井真前知事がMICE建設地を決めていたとすれば、普通に豊崎だったと思います。まあ、理屈はなんとでもつくということです。


            かくして、存在感がイマイチだった与那原は、「東の北谷」と呼ばれるようになりました。と、なるかどうかは、MICEの集客能力次第だってことは、言うまでもありませんね。


            浦添西海岸と与那原あがり浜(1)

            0
              JUGEMテーマ:地域/ローカル

              沖縄では「海は埋め立てるのが当然」、「ハコモノは建てるのが当然」であり、ほっておくと、事業がどんどん進みます。つまり、振興予算を使い切ることが目的になっているということ。

              予算の使い途をあれこれ考えるより、埋め立てやハコモノは、予算消化に都合が良いのです。そのため、それらの要否、採算などは二の次になりがちです。


              さて、この一ヶ月で、2つの事業が進展しました。

              一つ目は浦添西海岸への軍港移設です。

              軍港とは米軍那覇港湾施設のことで、那覇市内から空港に向かう途中、右手に見える広大な空き地です。ベトナム戦争の際には後方支援基地として大いに活用されたそうですが、今は空き地と化し、那覇市の海の玄関にドカッと居座っています。

              その敷地を返還する代わりに、浦添市の西海岸を埋め立て、新たな軍港を造る計画があります。遊んでいる軍港なのに、その代わりが何で必要なのか、まず、そこから分かりません。


              米「べつに代わりはいらんけどな。軍港は勝連のホワイトビーチにあるし、今度、辺野古にも併設するやろ。」

              日「まあそうおっしゃらずに。勝連は海軍、辺野古は海兵隊、那覇軍港は陸軍でしたよね。やはり、それぞれ専用の桟橋が必要になりますよ。もちろん、費用はこっち持ちで。」

              米「そうかぁ、悪いね。じゃあ頼むわ。」

              日「その代わりって言っちゃあナンですが、何かあった時には、日本をよろしくお願いしますよ。」

              米「何かあった時ってどんな時だ?」

              日「そんなことわかりませんよ。何かあった時ですよ。」

              米「ふ〜ん、じゃあわかった。」

              おそらく、こんな感じでしょう。


              そこに現れたのが、松本浦添市長です。

              松本氏は、自ら立ち上げた介護センターの代表を務めていた方で、完全無所属で2013年の浦添市長選に立候補。軍港移設反対を訴え、市民の支持を得ました。

              ところがこのお方、先月、公約を撤回し、軍港移設容認を表明したのです。

              苦渋の選択だそうで、ご自身のブログに、その内容が記されています。

              移設反対を公約したものの、対峙する相手は米国政府、日本政府、沖縄県、那覇市、沖縄県経済界です。

              市長就任後、そこから吹く風を直に経験し、想像を絶する風圧だったんでしょう。この風に逆らうなんて、とうてい自分には無理だと気付いたんです。

              そして、風に向かうより、風に乗っかっるほうを選んだんですね。

              「稲嶺名護市長の爪の垢でも舐めなさい。」と言いたい。


              松本市長を応援した市民は呆れかえり、後援会は辞職要求書を提出しました(次の写真)。




              普通に考えて、松本市長の再選は無理でしょうから、今辞めるか、2年後に落選するかの違いです。

              ところが、辞める気は無いそうです。

              市長に留まって、何をしようとしてるのか、不思議な人です。


              軍港移設の件で、県知事や那覇市長と協議したかったのに、二人とも会ってもくれないと愚痴ってましたが、辺野古に反対している県知事が、那覇軍港の移設協議ができるわけないでしょ。

              一つ前の投稿で、翁長知事がこんなことを言ってましたね。

              0.7%しか減らないのは何故かと言うと、みんな県内移設なんです。どこそこに持っていくという話じゃないんですね。いわゆる県内移設なものですから普天間は辺野古に行きますし、まだ決まってないので言えませんが、そういったところへの県内移設になる。たった0.7%しか減らない。

              本来は「那覇軍港は浦添へ移設」と言うべきところ、「まだ決まってないので言えませんが、そういったところへの県内移設になる。」と。

              普天間飛行場を辺野古に移すのは反対で、那覇軍港は浦添に移しますなんて、言えるわけがありません。今、その話をして欲しくないのです。

              翁長知事にしてみれば、「松本ぉ。お前も政治家なら、空気を読めよ。」ってところでしょう。


              まあ、どいつもこいつも(笑)。


              外国特派員協会における翁長知事の会見

              0
                JUGEMテーマ:地域/ローカル

                5月20日、翁長知事が外国特派員協会で会見を行ないました。(全文はこちらから)



                琉球王国から沖縄戦、米国統治時代と続く沖縄の歴史を述べ、米軍基地が沖縄の経済振興を阻害していると指摘するなど、会見の内容は多岐に渡りました。


                結局のところ、翁長知事の主張は次の2点と言えます。

                まず一つ目は、政府は沖縄の基地負荷軽減に本気で取り組みつもりがあるのかということ。

                以下が、会見の内容です。

                安倍総理と会談をいたしました。その中で、安倍総理が私におっしゃったのが、「新辺野古を作るわけだが、その代わり嘉手納基地以南は着々と返す。あるいは、オスプレイも沖縄に配備していたが、何機か本土の方で訓練をしているので、基地の負担軽減も着々とやっている。なので、理解していただけませんか」という話をいただきました。

                私からは総理にこう申し上げました。

                「総理、普天間が辺野古に移って、そして嘉手納以南が返された場合、一体全体沖縄の基地がどれだけ減るのか、ご存知でしょうか。これは一昨年、小野寺防衛大臣と私が話をして確認をしましたところ、普天間が辺野古に移って、嘉手納以南のキャンプキンザー、那覇軍港、キャンプ瑞慶覧といった施設が返されて、どれだけ減るかと言うと、今の米軍専用施設の73.8%から73.1%。0.7%しか減らない」。

                0.7%しか減らないのは何故かと言うと、みんな県内移設なんです。どこそこに持っていくという話じゃないんですね。いわゆる県内移設なものですから普天間は辺野古に行きますし、まだ決まってないので言えませんが、そういったところへの県内移設になる。たった0.7%しか減らない。

                それから総理がおっしゃるように、それぞれ年限をかけて、例えば那覇軍港だったら2025年、キャンプキンザーだったら2028年に返すと。それらを見ると、日本国民はですね「あぁやるじゃないか」と。「しっかりと着々と進んでいるな」と思うのでしょうけれども、しかしながら、その年限を区切った後になんて書いてあるかと言うと、「またその後」と書いてある。「2028年、またはその後」と。

                そうすると沖縄は、こういった応答には70年間、本当に付き合わされてきましたので、いつ返還されるかわからんような対応だということが、これでよくわかると思います。ですから私は、そういったようなところで沖縄の返還が着々と進んでいるようには見えませんよ、という話をさせてもらいました。


                二つ目は、辺野古移設が普天間飛行場を閉鎖する唯一の方法なのかということ。

                以下が会見の内容です。

                また、最後ではありますが、13年前ラムズフェルド国防長官が普天間基地を見て、「これはダメだ。世界一危険だから。早く移転をしなさい」ということを言ったわけです。菅官房長官なども再三、再四、「普天間は世界一危険だから辺野古に移す」と言っているわけです。

                私が日本政府にお聞きしたいのは、「ならば、新辺野古基地が作れない場合、本当に普天間は固定化しますか?」「アメリカも日本政府も主要な人間が“世界一危険だ”と言っている普天間基地を新辺野古基地が出来ない場合に固定化できるんですか」ということをお聞きしているわけです。

                私たちを「固定化するよ」と脅かしているものですから。「普天間をそのまま使うぞ」といっているわけですが、ラムズフェルドも菅官房長官も再三、再四、「世界一危険だ」といっているのに、出来ない場合、本当に固定化できるのかと。これをお聞きするのですが、安倍さんは返事がありませんでした。


                日米安保条約により、米国は日本を守り、日本は米国に基地を提供しています。

                日本のメリットは前者にあり、それを日本全体が享受しています。デメリットは後者にあり、沖縄がその74%を負担しています。

                いくらなんでも、これは不公平でしょうというのが、翁長知事の言い分です。基地負担が0.7%軽減されたぐらいで、納得できるはずがありません。

                翁長知事は日本政府に、「さあ、どうしてくれるんだ。」と言えばいい。


                横須賀の第七艦隊と嘉手納の空軍が抑止力になっていることは間違い無いでしょう。一方、沖縄の海兵隊が有すると言われる抑止力について、これまで日本政府がまともな説明をしたことはありません。

                翁長知事は、辺野古移設が普天間飛行場を閉鎖する唯一の方法なのかを問う前に、そもそも、何故沖縄に海兵隊が必要なのかを、日本政府に問えばいい。


                基地負担にせよ、辺野古移設にせよ、どう考えても、翁長知事に分がある議論に思えます。

                上記の2点について、政府には切るカードがありません。翁長知事は「引き続き協議しましょう」ではなく、政府が黙り込む状況に追い込んでほしい。

                手加減しているかのような姿勢では、「結局は金目でしょ」と言われても反論できませんよね。


                モウロクもせず、疲れもしないオバぁ

                0
                  JUGEMテーマ:地域/ローカル

                  (1)モウロクしないオバぁ

                  先週のこと。朝の配達を終え、駐車場から惣菜通りに出ると、20メーターも向こうから、カマボコ屋のトモコオバぁが”おいでおいで”しています。

                  「見えるんかっ!!(笑)」。

                  何かと思えば、こんな話でした。

                  「今朝よ。知らんニィニィが来てよ。ウチをジッと見るわけさ。そしたら、ウチもジッと見るさぁね。」

                  「そしたらよ。『トモコさんでしょ』って言うから、ヒャ〜!!って驚くさぁ。」

                  「あれっ、親戚の子だったかねと思うけど、誰だか思い出せずによ。とうとうウチも、モウロクしたかねぇと思ったさ。」

                  「結局、あの子はニィニィのお友達でしょ。モウロクじゃなくて、あぁ良かった。」

                  一気にしゃべるところを見れば、これを言いたくて、私が現れるのを待ち構えてたんでしょう。

                  親戚の子と思ったのは、読者のひよこさんなのでした。

                  以前、おもろさんもトモコオバぁにジッと見られたことがありました。あれも「親戚の子だったかねぇ。」と一生懸命思い出してる顔なのです。

                  適当なタイミングで自己紹介しないと、にらめっこはいつまでも続きます(笑)。




                  (2)疲れないオバぁ

                  昨日のこと。配達を終えた私は、いつものようにカマボコ屋の前を歩いています。

                  トモコオバぁが店内にいたので、声をかけました。

                  C「はい、お疲れさん。」

                  ト「いや、疲れてない。」

                  C「(はぁ?、こいつよっ!!)」

                  そして、今朝。

                  C「はい、月曜日の注文貼っとくよ。丸カマ9本とカステラ4本ね。」

                  ト「あっ!!。丁度残ってるから今買いなさい。」

                  C「誰も2日前のカマボコはいらんよ。」

                  ト「なんで!!。ウチの命令に従いなさいっ!!」

                  C「疲れないオバぁだな。」

                  ト「疲れないさ。ウチの仕事を見なさいよ。カマボコ取って渡すだけ。どこで疲れるね。」

                  C「はいはい、疲れない疲れない。」

                  ト「ヤー(家)に帰ってもよ。疲れてないから、何しようかねと思うさ。今日なんかは『ジュードードォー!!』だね。」

                  C「わかったわかった。じゃあ月曜日ね。」

                  と、バイクを発進させ、ありゃっと思って引き返す私。

                  C「『ジュードードォー!!』って何だった?」

                  背負い投げのポーズをやってみせるオバぁ。

                  C「なんや、柔道『ドォー』かっ!!」

                  聞いたことの無いウチナーグチで、何か奥深い意味があるのではと思ったら。何と、しょうもない。

                  ト「じゃあ、アチャー(明日)ね。」

                  明日は会わんが、それを言うとまたしばらく相手をせなあかんなるので、私は次の仕入れに向かったのでした。


                  相棒のA。雨が降ったら仕入れができんか?

                  0
                    JUGEMテーマ:地域/ローカル

                    昨日の午後、配達と仕入れを終えて店に戻ると、相棒のAがプラプラ暇そうにしてました。水曜日は卸売市場が休場なんです。

                    Aに公設市場でバターを買うように頼んで、私は保育園へ集金に出ました。


                    そして1時間後、集金を終えて店に帰る途中、Aから電話です。

                    A「Cさん、卵は今日いるの?」

                    C「卵は明日でもええよ。バターは明日の朝の配達だから絶対いる。」

                    A「ああそうね。」

                    C「どした?」

                    A「う〜ん。雨が降ってるしやぁ。」

                    C「はぁ?。雨が降るから仕入れができないと。そうおっしゃるんでしょうか?」

                    A「あっ、いや、行くさ。でもよ・・・」

                    C「そこを動くな。」

                    A「えっ?」

                    C「もうすぐ店に戻るから。どこも行かずに、そこでじっとしておきなさい。」


                    で、店に戻りまして、

                    C「おう、ちょっと来い。この領収書の束を見ろ。これは今日、俺が一軒一軒仕入れをして、もらって来たもんや。そのたった一枚分をお前は行けんか。公設市場はすぐそこやろ。」

                    A「いや、雨がよ。」

                    C「雨がお前にだけ降ってると思うなよ。」

                    A「あっ、いや、オッカアがよ。行くなと言うわけさ。」

                    C「なんやと。ちょっと待っとけ。」


                    で、店の入口に座ってるお母さんに、

                    C「お母さん。どういうことですか。」

                    母「いっ、今から買いに行かせばいいさ。」

                    C「行かせますよ。そんなこと聞いてないでしょ。」

                    そこへお父さんがやってきて、

                    父「なんだいったい。」

                    C「Aにバターを買わそうとしたら、お母さんが止めたらしくて、なんで?と。」

                    父「なんでじゃないだろ。CとAがやってる仕事に、お前が口を挟むな。」

                    母「・・・・」

                    C「よっしゃ、よう言うた。次はお前じゃ。ちょっと来い。」


                    で、またAと、

                    C「明日の朝、4ヶ所の保育園にバターを届けるが、雨が降ったとか、お母さんが止めたとか、そんな理由で了解してくれる保育園はどこね。」

                    A「そりゃそうだけろ。オッカアに言われたらよ。」

                    C「オッカアは今見た通りや。」

                    A「しょ、しょれはCさんが言うからそうなる訳さ。」

                    C「お母さんはここの女将さんや。この間、お前とお母さんが、『色々考えてるんらね。』、『そうさ。私は1から10まで店のことを考えてるさ』、『さすがらね。』とか話してたやろ。」

                    A「ハーッシ、よく知ってるね。」

                    C「俺なんかより、ずっとお上手でうらやましいわ。」

                    A「フッ、フッ、フ。」

                    C「そやけどな、仕事の指図をお母さんにさせたらあかんねん。」

                    A「なんで。」

                    C「お母さんに責任が無いからや。お母さんが責任を持ってるのは、店の留守番だけやろ。責任の無いもんは、人に指図はでけへんねん。」

                    A「しょ、しょうかね。」

                    C「さっき言うように、本人は女将さんのつもりでいるけどな。仕事の上では、留守番に雇ったそこらの婆さんと同じやねん。そんな婆さんが言うことを、聞けるお前が不思議やわ。」

                    A「しょれは酷くないか?」

                    C「お前が分かるように、わざわざ、わかりやすく言うとんのや。礼儀と仕事は別のものやと言うとんねん。」

                    A「しょこらの婆さんね。」

                    C「念のために言うとくが、道路に水を撒きなさいとか、卵の数を数えなさいとか言われたら、ハイハイってその通りにするんやで。」

                    A「してるさ。」

                    C「だけど、俺が頼んでお前が了解したことは、お母さんが何と言おうが、俺との約束を優先してくれよ。」

                    A「わかった。そうするさ。」

                    C「お父さんは別やで。お父さんはここの社長で、全部の責任を持ってるからな。お父さんは誰にでも、どんなことでも指図していいんや。だから、俺との約束があったとしても、お父さんの言う通りにせなあかんわ。」

                    A「はっはぁ、しょういうことか。」

                    C「じゃあ行ってきて。」

                    A「どこへ。」

                    C「公設市場でバターを買ってくるんやっ!!」

                    A「あっ、しょうらった(笑)。」


                    佐辺良和独演会、チケット売切れ間近

                    0
                      JUGEMテーマ:地域/ローカル

                      7月5日(日)に国立劇場おきなわで開催される佐辺良和独演会

                      私は、今月末頃、チケットが売切れるだろうと予想していましたが、既に売切れ間近の様子です。





                      タイトル「まさら」の意味は真っさら。このブログ読者のやまねこさんがビンゴでした。


                      初めての独演会を、旭橋にあった県立郷土劇場で開催したのが9年前。その日から、今回の独演会を待ち侘びていた人がいると聞いてます。また、本土からも多数来沖されるようです。

                      国立劇場おきなわ大劇場の客席は578席。



                      ここが満席になるんですね。素晴らしい。


                      佐辺昆布店には、良和さんが何枚かのチケットを持ち込みましたが、 既に佐辺のお母さんが割り当てを終え、私にも一枚(もちろん定価で)いただけるとのこと。


                      演目は以下の通りです。

                      1.かぎやで風
                      2.伊野波節
                      3.花風
                      4.(創作舞踊)夢にこと語てぃ
                      5.(創作舞踊)千鳥
                      6.高平良万歳
                      7.(創作舞踊)あら穂花

                      「かぎやで風」は、おめでたい席に欠かせない琉球古典で、次のような歌(訳)詞です。

                      「今日の喜びを何にたとえる事ができましょう。まるで蕾の花が朝露を受けて、ぱっと咲き開いた様な心持ちです。」

                      第二尚氏王統、尚元王の即位を喜び、王府の士官が作った曲と言われています。

                      つい先日、大きな賞を受けた直後の独演会。舞台に立つ良和さんに、この歌詞を重ね合わせる人は多いでしょうね。

                      いやぁ、楽しみです。


                      calendar
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      31      
                      << May 2015 >>
                      プロフィール
                      profilephoto


                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
                      Twitter
                      お勧めの本と映画
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recent trackback
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM