くそ忙しい時に、トロいこと言うなよ(泣)

0
    JUGEMテーマ:地域/ローカル

    (1)某青果店で

    C「お父さん、O保育園、明日から缶詰の注文を受けますよ。」

    父「どうするかな。」

    C「はぁ?、『どうするかな』は先々週の話でしょ。」

    父「いや、缶詰は重いから、配達が大変だと思ってね。」

    C「明日から注文を受けるんです。」

    父「わかった。」


    (2)某仕入先と

    C「もしもし。」

    仕「先ほど、納豆の注文をいただきましたが、既に注文が入ってますけど。」

    C「だから、追加って言ったじゃん。」

    仕「あっ、申し訳ありません。」


    (3)某青果店の前の道で

    女「ちょっと、狭くて通れないんだけど。」

    C「はぁ?、これが通れんか!?」

    女「狭いって言ってるの。」

    C「狭い道に入ってきたら狭いに決まってるやろっ!!。本通りを通れ、本通りを。」

    女「フンッ!!。一方通行だから戻れません。」

    C「じゃあ、俺が出るまで、そこでジッとしとけ。」


    (4)相棒Aと

    A「あっ、Cさん。市場にチンゲン菜が見えないね。あっても高いけろ。」

    C「あるの、無いの。」

    A「あっても高いはず。」

    C「あるんか、無いんかって言うとるやろっ!!」

    A「さっ、探してみるさ。」


    (5)某スーパーで

    店「それは置いてないと思います。」

    C「思いますって何。」

    店「あっ、ごめんなさい。置いてません。」


    (6)セルフのガソリンスタンドで

    ガ「静電気除去パットに触れてから、給油を開始して下さい。」

    C「触れません。」

    ガ「給油ノズルを元の位置に、お戻し下さい。」

    C「もう戻した。」

    ガ「お釣りをお取り下さい。」

    C「言われんでも取るわ。」

    ガ「レシートをお取り下さい。」

    C「いらん。」

    ガ「ありがとうございました。」

    C「いいえ。」


    イライラナイチャーですみません。


    国連でのカウンタースピーチ?

    0
      JUGEMテーマ:地域/ローカル

      今月21日。翁長知事がジュネーブの国連人権理事会でスピーチを行いました。

      その全文がこちら。

      ありがとうございます、議長。私は、日本の沖縄県の知事、翁長雄志です。私は世界中の皆さんに、辺野古への関心を持っていただきたいと思います。そこでは、沖縄の人々の自己決定権が、ないがしろにされています。
      第2次大戦のあと、アメリカ軍は私たちの土地を力によって接収し、そして、沖縄にアメリカ軍基地を作りました。私たちが自ら望んで、土地を提供したことは一切ありません。
      沖縄は、日本の国土の0.6%の面積しかありません。しかしながら、在日アメリカ軍専用施設の73.8%が、沖縄に存在しています。
      70年間で、アメリカ軍基地に関連する多くの事件・事故、環境問題が沖縄では起こってきました。私たちは自己決定権や人権を、ないがしろにされています。
      自国民の自由、平等、人権、民主主義すら守れない国が、どうして世界の国々とそれらの価値観を、共有することなどできるでしょうか。
      今、日本政府は、美しい海を埋め立てて、辺野古に新しい基地を建設しようと強行しています。彼らは、昨年沖縄で行われた選挙で示された民意を、無視しているのです。私は、あらゆる手段、合法的な手段を使って、新しい基地の建設を止める覚悟です。
      今日はこのようなスピーチの機会が頂けたことを感謝します。ありがとうございました。

      県知事選以降の翁長知事の主張を2分間でまとめればこうなります。この主張が沖縄県民からの支持を得て、翁長知事が誕生したのです。


      その国連人権理事会で、翁長知事へのカウンタースピーチを行ったのが我那覇真子さん。

      その全文がこちら。

      被差別少数琉球民族は存在しない
      〜デマゴーグとプロパガンダは21世紀の国際社会には通用しない〜

      昨日皆様は、沖縄は紛れもない日本の一部であるにも関わらず、「沖縄県民は日本政府及び米軍から抑圧される被差別少数民族である」とお聞きになられたと思います。
      それは全くの見当違いです。
      私は、沖縄生まれの沖縄育ちですが、日本の一部として私達は世界最高水準の人権と質の高い教育、福祉、医療、生活を享受しています。人権問題全般もそうですが、日本とその地域への安全保障に対する脅威である中国が、選挙で選ばれた公人やその支援者に「自分達は先住少数民族である」と述べさせ沖縄の独立運動を煽動しているのです。
      我々沖縄県民は先住少数民族ではありません。
      どうかプロパガンダ(政治宣伝)を信じないでください。
      石垣市議会議員の砥板芳行氏からのメッセージです。「沖縄県の現知事は無責任にも日本とアジア太平洋地域の安全保障におけるアメリカ軍基地の役割を無視しています。翁長知事はこの状況を捻じ曲げて伝えています。中国が東シナ海と南シナ海でみせている深刻な挑戦行為を知事と国連の皆様が認識をすることが重要です。」
      ありがとうございます。


      いったいどこがカウンターになっているのか、私には理解できませんが、そのように報じているのが八重山日報です。

      知事の「国際発信」打ち消す 政府、県民が挟み撃ち



       翁長雄志知事が21日、スイスの国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で「県民の人権が侵害されている」と訴えてから約18時間後。名護市民の我那覇真子さん(26)が22日、知事と同じ席から「県民は世界最高水準の人権を享受している」と真っ向から反論した。日本政府の代表も知事の発言を否定。沖縄の民意として反基地を国際発信するはずだった知事演説は、政府、沖縄県民の双方から「挟み撃ち」で打ち消された格好になり、信憑(ぴょう)性は大きく揺らいだ。


      さて、我那覇さんのスピーチの冒頭部分です。

      昨日皆様は、沖縄は紛れもない日本の一部であるにも関わらず、「沖縄県民は日本政府及び米軍から抑圧される被差別少数民族である」とお聞きになられたと思います。それは全くの見当違いです。

      「お聞きになられた」ってあなた。翁長知事はそんなこと言ってないじゃん(笑)。

      私は、沖縄生まれの沖縄育ちですが、日本の一部として私達は世界最高水準の人権と質の高い教育、福祉、医療、生活を享受しています。

      その通りです。教育、福祉、医療、生活に関する日本の行政サービスは、充分とは言えないまでも、世界の最高水準にあることは間違い無いでしょう。

      だけど、翁長知事はそれらの分野で差別があるとは言ってませんよ。

      もう面倒なので、途中でやめますが、彼女のスピーチは、自作自演をやってるに過ぎず、カウンターになっていません。

      それを八重山日報は、

      「県民は世界最高水準の人権を享受している」と真っ向から反論した。

      としています。

      真っ向から反論してませんってばよ〜(笑)。


      我那覇さんのスピーチは、カウンタースピーチの体をなしておらず、ヘイトスピーチの一種と言えます。

      彼女は保守系のマドンナと位置付けられているようです。沖縄県内では、それなりに名前が売れていますが、政治家でもなく、非営利組織のリーダーでもない。つまり、社会的な責任の無い人です。

      彼女はスピーチで、

      中国が、選挙で選ばれた公人やその支援者に「自分達は先住少数民族である」と述べさせ沖縄の独立運動を煽動しているのです。

      と述べています。

      いやぁ、初耳ですね。是非そのニュースソースを知りたいものです。


      何らの社会的責任を負わない我那覇さんが、自力で国連スピーチの機会を獲得したとは思えません。それよりも、ジュネーブまでの旅費をどう工面したのかと心配です。

      それはやはりパトロンがいて、彼女の言葉を借りれば、彼女を煽動しているのでしょう。

      そしてその煽動に、保守系メディアの八重山日報がエールを送る。

      まっ、そんなシナリオです。


      我那覇さんは、沖縄が差別を受けているとは思ってないようですが、本当に思ってないのでしょうか。それとも差別は認めているが、立場上、そうは言えないのでしょうか。

      前者ならば彼女が哀れですし、後者ならば尚更哀れと言うほかありません。


      鶴竜さん、それは違うでしょ

      0
        JUGEMテーマ:地域/ローカル

        昨日が千秋楽の大相撲秋場所は、横綱鶴竜が優勝しました。



        今場所は他の横綱二人が休場し、優勝を狙うには絶好のチャンスでした。

        若い大関照ノ富士が先行し、鶴竜が追う展開で迎えた14日目。実力者の大関稀勢の里との対戦で、鶴竜は立ち合いで左に変化し、その取組に勝ちました。


        鶴竜は「横綱に昇進して9場所も経つのに、その間、自分は一度も優勝していない。優勝には、どうしても今日の白星が欲しい。」と考えていました。

        そんな横綱の心情を、場内のお客さんも、テレビの前の相撲ファンも、みんながわかっていました。その上で、横綱がどんな相撲をとるかを、じっと見ていたのです。

        横綱の変化に、場内は騒然となり、不満の声が上がりました。当然ですね。横綱の戦術としては下の下。最悪の相撲です。


        まあ、そこを百歩も二百歩も譲れば、ルール違反ではありませんし、どんな手を使ってでも勝ちたかった心情も理解できます。

        しかし、鶴竜が場所後のインタビューに答えたこのコメントはいただけません。

        「心を無にして、気にせず行こうと思った。1つ言えるのは、僕は人に認められたくて相撲を取っていない。自分の相撲人生を生きています」

        これはね。社会人になったばかりで、何も考えずに仕事だけをやってれば良い、お兄ちゃんのセリフです。

        それが、管理職になり、役員になり、社長になると、つまり、社会的な責任が重くなればなるほど、思った通りの事を口にできなくなるのです。

        本心とは違っていても、理屈に合わないことであっても、その人の立場が言わせるコメントがあるのですよ。

        横綱の立場であれば、

        「他の横綱が不在の中、優勝することが私の責任だと考えた。批判は甘んじてお受けする。」

        くらいのことは言わないと。

        先ほどのコメントは、お家に帰って、奥さんに言いなさい。

        こんな事を言ってるようでは、この横綱は、向こう9場所も優勝できないでしょう。断言してもいい。



        しかしねぇ。鶴竜はまだ30歳。そんなお兄ちゃんに、横綱としての責任だの、品格だのを求めるほうが無理なんでしょうね。そもそもだけど。


        十五夜の獅子舞(2) 勢理客

        0
          JUGEMテーマ:地域/ローカル

          勢理客公民館は安謝公民館から安謝川を挟んで約1キロの距離にあり、簡単にハシゴができます。

          勢理客公民館の舞台はオープンエアー。浦添市長が挨拶中でした。



          今夜は市内の公民館を巡回されるそうでお疲れ様です。彼は公約を撤回して、米軍の軍港を受け入れることにしたので、再選は難しいでしょう。


          勢理客の獅子には中学生が入ってるそうです。



          転がったり、ジャンプもしますから、若い子でないと体力がもちません。

          月に吠える獅子。




          勢理客の獅子舞は国の無形民俗文化財に指定されています。ここの獅子舞には、古くから伝わる舞の型が正確に保存されているとのこと。他の集落よりも格上なんですね。

          獅子の顔に使われている木材は梯梧(でいご)。体毛は棕梠(しゅろ)縄に、芭蕉と苧麻(ちょま)を混ぜてあるそうす。


          さて、今夜は2ヶ所で獅子舞を観て、私はたいへん満足です。

          お腹が空いてきましたので、安謝のマックスバリュでふちゃぎを買って帰りました。ちょっと甘めか(笑)。




          東から上がりょる 大月ぬ夜
          沖縄ん八重山ん 照ぃらしょうり
          ほ〜いちょうが〜





          十五夜の獅子舞(1) 安謝

          0
            JUGEMテーマ:地域/ローカル

            今日は十五夜。安謝と勢理客の獅子舞に出かけました。

            ジュウグヤヌシーシメェ

            公民館に近づくと、近所の皆さんも同じ方向に歩いていて、お祭りの雰囲気です。



            安謝公民館は一階が吹き抜けで、そこが観客席になるように、舞台が設置されています。




            最初のプログラムは、タンメー達による古典。



            だっ、大丈夫かっ!?

            いっ、生きてるうちに唄い終わるのか(笑)

            次に、やはりヨボヨボの大主(ウフヌシ)が出てきて、



            女の子達に、なんか言うてました。

            この子達の可愛いこと。舞台に上がって、1mくらいから撮りたかった。

            エイサーあり、



            琉舞あり。



            皆さん素人で、そのキレの無さが観客を和ませます(笑)。

            あっ、琉舞だけは地元の先生でした。名前が聞き取れませんでしたが、カツコ先生。

            こちらは司会者と、S席の皆様。




            そして、いよいよ、獅子の登場です。



            今夜、獅子は9回登場します。



            地元の皆さんは、誰が獅子に入っているかを知っているので、上手な獅子舞と、そうでもない獅子舞の区別がつくでしょう。

            どの集落にも獅子舞のエースがいて、その子の獅子舞はパッと見れば分かるらしいです。


            獅子が4回登場したところで、勢理客に向かいました。

            台風が避けてくれたので、十五夜の月が綺麗です。



            (続く)


            南風原高校郷土芸能部「御結婚ぬ御祝」(3)

            0
              JUGEMテーマ:地域/ローカル

              NHK沖縄が2年間、不定期に続けているこの番組は、これまで、南大東島出身の二年生、喜友名可奈子さんを追う内容だったようです。



              ところが今回は、郷土芸能部が県大会で優勝したばかりか、全国制覇まで達成し、そちらにウェイトが移ってしまいました。


              それでも、彼女の日常を紹介した部分がありました。

              ある日、彼女は同郷の後輩をアパートに誘いました。島を出てホームシックになった一年生に、美味しいものを食べさせようとしたのですね。二人は親戚だそうです。


              「大東島の空は青く広いのに、那覇は曇りや雨ばかり。」と嘆く一年生に、私は見覚えがありました。

              以前投稿した、南大東島の姉妹ユニット大東人(だいとうんちゅ)



              手前がお姉さんの知念愛奈さん。

              彼女はこの春、南風原高等学校に進学したのでした。私は彼女のお父さんのTwitterでそれを知っていましたが、南風原を選んだ理由が、昨日わかりました。


              大東人はオリジナル曲を持ち、CDも出し、本土で民謡ライブもやっています。言わばセミプロ。

              そんな子が一年生にいるんですからねぇ。う〜む。郷土芸能部、恐るべし。


              ところで、ホームシックはどうなったのか。彼女のTwitterによれば、4ヶ月前にボーイフレンドができたそうで、これからも二人で生きてゆくと(笑)。

              いやぁ、良かった良かった。時間が無いだろうけどうまくやってね、と思ったけどちょっと待て。

              今が9月で、4ヶ月前。ってことは5月やないの。入学の翌月か?

              大丈夫か?[何でよ(笑)]


              郷土芸能部は、優秀賞受賞者として、先月、東京国立劇場で「御結婚ぬ御祝」を上演し、大好評だったそうです。

              本当におめでとうございます。

              (終わり)

              南風原高校郷土芸能部「御結婚ぬ御祝」(2)

              0
                JUGEMテーマ:地域/ローカル

                今年の全国高校総合文化祭は滋賀県で開催されました。7月29日からの3日間の日程で、全国の県大会を勝ち抜いた56チームが参加しました。

                大会会場に到着した郷土芸能部の生徒達は、全国大会のレベルの高さに驚きます。青森の津軽三味線、島根の石見神楽、徳島の阿波踊り・・・

                見たことが無い芸能ばかり。生徒達は自信を失ってしまったかのようでした。

                そして、リハーサルの出来は散々でした。

                指導教師は「技はできているが、それだけだ。」と。

                本番直前にそんなこと言われても(笑)


                これは私の解釈ですが、郷土芸能部の生徒達は楽しめてないようでした。

                セリフや所作などを間違い無くやろう、練習の成果を発揮しようなどと、入学試験の受験生の姿に似て、躍動感が無くカチカチです。

                先人達の努力により、郷土芸能は今日まで築かれ、引き継がれてきました。重厚な歴史があるのですから、厳しい稽古を重ねてきた部員達は、安心して楽しめば良いのです。

                本来、郷土芸能とはそういうものでしょう。演者が楽しむからこそ、観客が楽しめる。


                指導教師が技術的には必ずしもトップではない二人を主役に大抜擢した意図も、そこにあったように思えます。

                実力派の三線奏者が地謡を務め、本来の主役が助演してくれているのですから、何の心配もいりません。


                大会の3日間が過ぎ、各県各チームの演技が終わりました。いよいよ成績発表です。

                全国高校総合文化祭では、優良賞が2チームに、その上の優秀賞が、やはり2チームに与えられます。

                まず、優良賞。

                新潟県立羽茂高等学校
                「佐渡民謡〜芸能と文化の島より〜」

                パチパチパチ!!

                沖縄県立八重山農林高等学校
                「稲粟の稔り(いにあわぬなおり)」

                え〜〜〜っ!!(私の声)

                まずいんじゃないのか?

                沖縄の高校ですから、もちろん嬉しいのですが、トップ4校に沖縄が2校ってありえますかね。

                審査員が「じゃあ、沖縄はこんなところで」とか言いそうで心配です。


                続いて、優秀賞。

                熊本県立牛深高等学校
                「牛深ハイヤ節」

                パチパチパチ!!

                南風原高等学校の生徒達は客席にいます。受賞校が発表される度に、隣の席の子と手と手を握りあい、緊張した面持ちで舞台を見つめています。


                「最後の一校を発表します。文化庁長官賞 優秀賞 。沖縄県立南風原高等学校。」

                号泣する生徒達。

                もう、泣く以外は何もできない(笑)。

                観客席後方の父兄席も、涙、涙。

                ついでにおじさん(私)も泣きました。


                表彰式が終わり、生徒達は会場の外に出てきました。

                主役を演じ切った新郎新婦の二人は、「これからもいい夫婦でいようね。」って(笑)。

                いつのまにか始まるカチャーシー。それを見て、見よう見まねで輪の中に入る他校の生徒達。


                いやぁ、いい番組でした。



                (もう少しだけ続く)


                南風原高校郷土芸能部「御結婚ぬ御祝」(1)

                0
                  JUGEMテーマ:地域/ローカル


                  昨夜、NHK沖縄で、南風原高校芸能部の特集番組がありました。

                  南風原高校は私の自宅から徒歩圏内にあり、私が勝手に地元意識を持っている学校です。


                  喜友名(きゆな)可奈子さんは南大東島出身の2年生。この番組は、彼女が十五の春を迎え、島を出た頃から取材を続けているようです。



                  後で知りましたが、喜友名さんは南大東島でボロジノ娘のリーダーだったそうです。つまり、南大東島の小中学生ではトップクラスの実力の持ち主だったということ。

                  他にも、「4歳から琉舞をやってます」みたいな生徒がゴロゴロいて、その子達が、早朝、昼休み、放課後と、毎日稽古を続けているのですから、芸のレベルは高く、部内の競争も激しそうです。


                  さて、今年、郷土芸能部が取り組む演目は「御結婚ぬ御祝」。「うにびちぬゆうえ」と読みます。

                  郷土芸能部は、昨年の沖縄県大会で優勝しており、今年の全国大会(全国高校総合文化祭)への出場権を持っています。

                  番組は、全国大会に向けた部員の練習風景を追いました。


                  「御結婚ぬ御祝」はタイトルの通り、沖縄の結婚式です。主役は新郎新婦。





                  キャスト発表の日、新婦役、新婦役に選ばれたのは、本人達はもちろん、他の部員達もが「何かの間違いじゃないの?」と思うような女の子二人。

                  大抜擢でした。



                  そして、昨年の沖縄県大会で花嫁役を演じた女の子には準主役のパーパー(お祖母さん)役が与えられました。

                  彼女は美人でスタイルも良く、芸能部のエースのようでしたが、あえて彼女をパーパー役に回し、主役の二人を下支えさせたのでしょう。

                  主役、準主役のキャスティングは大成功でした。

                  (続く)
                   


                  琉球交易港図屏風(3) 耳切坊主

                  0
                    JUGEMテーマ:地域/ローカル

                    沖縄のわらべ歌「耳切坊主」です。

                    耳切坊主(ミミチリボージ)

                    大村御殿(うふむらうどぅん)の角なかい
                    耳切坊主の立っちょんど
                    幾人幾人(いくたいいくたい)立っちょやびーが
                    三人四人(みっちゃいゆったい)立ちょんど
                    鎌ん小刀ん(いらなんしーぐん)持(む)っちょんど
                    泣ちょる童(わらべ)、耳グスグス
                    ヘイヨーヘイヨー泣かんど
                    ヘイヨーヘイヨー泣かんど

                    (訳詞)
                    大村御殿の角に
                    耳切坊主が立ってるぞ
                    何人立ってるのか
                    三、四人立ってるぞ
                    鎌も小刀も持ってるぞ
                    泣いている子供は耳グスグス



                    耳切坊主が大村御殿に現れて、鎌や小刀で、泣いてる子供の耳をグスグス切ると。

                    首里はとんでもないことになってたんですねぇ(笑)。

                    泣いてる子供をあやす唄なのか、子守唄なのか。泣いてる子供は、怖くてますます泣くでしょうし、こんな歌を聞きながら眠れるはずもありません。

                    遊んだ後の帰り道、子供達が歌いながら歩くシーンなら、似合う気がします。わらべ歌ですからね。


                    一つ前の投稿で若狭の雪の崎(ユーチヌサチ)の紹介をしました。



                    かつて、雪の崎の西側(左手)に護道院(グローイン)という寺院がありました。僧の名が黒金座主(クルガニザシ)。

                    屏風絵に寺院風の建物が描かれていますが、これは波之上の護国寺です。絵師が護国寺を大きく描き過ぎたため、護道院を描くスペースが無くなってしまいました。

                    護道院は護国寺の僧の隠居寺でしたから、黒金座主は、元はと言えば護国寺の高僧だったようです。その黒金座主が、わらべ歌に登場する耳切坊主です。


                    琉球王府と黒金座主は対立関係にあり、王府の北谷王子が黒金座主の耳を削ぎ落とし、殺してしまいます。

                    死んだ黒金座主は、北谷王子の住居である大村御殿付近に化けて出て、近所の子供達の耳を削ぎ落とし、復讐を遂げたのです。歌の通りなら。


                    王府寄りの伝承によれば、黒金座主は妖術を使う悪僧で、若狭の住民を苦しめたそうです。それを見るに見かねて、北谷王子が黒金座主を成敗したと。

                    ところが、若狭の人達は、黒金座主は立派なお坊さんだったはずだから、その成敗は不当だと考えていました。

                    その構図をあてはめれば、耳切坊主の歌は、若狭寄りの人物が首里を恐怖に陥れるために作ったことになりますね。

                    つまり、黒金座主が耳切坊主となって、首里に復讐したのではなく、若狭住民が歌を使って、首里に仕返ししたのです。


                    かつて若狭には、グローインスージと呼ばれた筋道があり、その先に県立若狭病院がありました。その若狭病院の敷地に護道院があったようです。

                    ところが、雪の崎の爆破以降に行われた区画整理で、グローインスージは跡形も無く消滅し、若狭病院も今はありません。

                    まったく、困ったことをしてくれたものです。


                    ここ最近、私は若狭をウロウロして、昔の若狭がイメージできるようになりました。やはり、雪の崎を破壊されたことや、スージが碁盤の目になってしまったことに悔しい想いがあります。

                    そんなことで、今日は若狭の黒金座主に味方する投稿をしてみました。

                    まあ、何とでも言えますからね(笑)。


                    琉球交易港図屏風(2) 雪の崎

                    0
                      JUGEMテーマ:地域/ローカル

                      波之上の西にあった潮の崎(スーヌサチ)に対して、東にあった岬が雪の崎(ユーチヌサチ)。



                      現在の若狭2丁目にありましたが、周辺の埋め立てや区画整理により、現在はわずかな岩が残るだけです。


                      若狭公民館に雪の崎の絵画がありました。



                      画家の(故)野津唯市さんが、幼少の頃の記憶を頼りに描いた100号の作品で、2年前、若狭公民館に寄贈されました。

                      ユーチヌサチのユーチは斧。野津さんの作品を見れば、名前の由来がよくわかります。本来は斧崎と呼ばれるべきですが、ユーチの発音から雪の崎になったようです。

                      万座毛を想わせる隆起珊瑚の岬が那覇にあったとは、まったく知りませんでした。1951年にダイナマイトで爆破したそうですが、ほんま、那覇市は何でも壊しますねぇ。


                      こちらは、現存する雪の崎の一部です。おいたわしや。



                      そして、雪の崎跡を示す那覇市の案内標識。若狭小学校の海側にあります。



                      後からこんなものを設置せんでもエエから、元から残しなさいと言いたい。


                      野津さんの作品は、若狭公民館の受け付け横に展示されています。若狭図書館の二階です。



                      野津さんの作品を知った若狭の住民から「あの絵を公民館に飾りたいねぇ(無理だろうけど)。」と声が上がり、公民館の職員が意を決して、野津さんに寄贈のお願いをしたそうです。

                      すると野津さんは「前々から若狭公民館への寄贈を考えていた」と。

                      野津さんが素晴らしいのはもちろんですが、住民の声を聴き、実行に移した公民館職員の姿勢が素晴らしい。


                      ああ、それから。那覇市の標識は、場所を示すために、無いよりあったほうがマシでしょう。しかし、破壊した人に(岬の)生前を偲ばれてもねぇ。


                      calendar
                        12345
                      6789101112
                      13141516171819
                      20212223242526
                      27282930   
                      << September 2015 >>
                      プロフィール
                      profilephoto


                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
                      Twitter
                      お勧めの本と映画
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recent trackback
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM