JUGEMテーマ:地域/ローカル
保育園の調理師が、翌日や翌々日のメニューを頭に入れてるかと言えば、まったくそんなことはありません。当日の調理に手一杯で、午後のおやつが終わったあたりで、やっと「さて、明日のメニューは何だったかな」って感じ。
そこで「あっ!!」ってなるのよね。
だから15時頃から17時半頃までの間、私のスマホには、あれが足りないこれが足りないと電話やLINEが入ります。それが17時なら、私はお家でシャワーを済ませ、ビールを飲んでる時間です。
私はね、朝5時半から働いているのだよ。2時間も3時間も後から働き始めておきながら、自分が帰る頃までCさんが働いてるわけがないでしょ。
「少しは考えてみなさい」と言いたい。
とは言うものの、電話でできるものは手配し、できないものは朝になって配達までの時間でなんとかします。
さて、ある保育園の調理師はAさんとBさん。女性二人の仲良しコンビです(プラス補助が一人)。その保育園は午後の配達なので、私が納品する食材は翌日分です。
今年4月のこと。外部の栄養士に委託していたメニューの作成を、栄養士の資格を持つAさんが担当することになりました。
C「Aさんは栄養士の資格を持ってたのね。さっすがぁ」
A「えへへ、まあね」
C「で、『私がメニューを決める以上、もうCには大きな顔はさせない』って豪語したらしいじゃない」
A「え〜っ!?。あぁ、Bさんか。だからそれは、ちょっと、そうじゃなくて」
園長「あらCさん、いらっしゃい。どうしたの?」
C「あっ、園長。Aさんがね。今月からメニューを決めることになったと。必要なものは隅から隅までバッシーとわかると。これまでは他の人が作ったメニューだったから何かと発注が漏れて、そしたらCに頼まなあかんと。頼む時には多少は下手に出とこうかと。ほんならCが大きな顔して持ってくると。これから私がメニューを決める以上、Cにはそんな顔は絶対させないと。まあ、そんなとこ」
園長「あ〜ら、失礼ね。それでCさんが怒ってたのね」
C「園長ぉ、何を言うてるんですか。私はもう、嬉しいばっかりで。これまでず〜っとこの日が来ないものかと、待ちわびてたんですよ。嬉しいわぁ」
園長「あ〜、そうよね。本当にそうだ。Aさんにメニューをお願いして良かった。じゃあAさんもCさんも、よろしくね」
A「アッ、アハアハアハ(笑)」
C「ちょっと。ああは言ったけど」
A「ありがと〜」
C「さっき、検品しながらジャガイモや人参を見て『あ〜、明日はカレーかぁ』って言っただろ」
A「あっ、言ったな(笑)」
C「自分が決める以上は、隅から隅までバッシーっと」
A「分かっとらんな(笑)」
C「(笑)」