JUGEMテーマ:地域/ローカル
古謝集落で撮った写真を数枚紹介して、古謝の散歩はおしまいです。
(1)龕屋(ガンヤー)
沖縄で火葬が始まったのは戦後のこと。それまでは風葬、後に土葬が行われていて、柩を龕(御輿)に入れて運びました。その龕を収納しておく倉庫が龕屋です。
数年前、古い龕屋と龕が台風で破壊されてしまい、先月、立て直したばかりだそうです。昔からの風習を記憶するためのモニュメントの位置付けだろうと思います。古謝集落を跨いでいる大高架橋の真下にあります。
(2)アガリヌシーサー
かつては男前だったのでしょうが、寄る年波には勝てず、表情も動作の意味もよくわかりません。別名が「津堅ドゥーゲーシ」。ドゥーは海峡とか灘を意味するようなので、津堅島周辺の海に対するケーシをしてるってことでしょう。その海に何があるのか(いるのか)は不明で、本人も忘れてるんじゃないでしょうか。
津堅島の名前の由来に関係するのではないかと調べてみたところ、次のような話がありました。
中城の夫婦が沖に見える島へ渡ろうとしたが、島の周辺は波が高く容易にはたどり着けなかった。何度も試みた末、遂に島に上陸した夫婦は「チキタルチケン(着いたぞ)!!」と声をあげ、以降、この島はチキンジマとなった。
この話で、シーサーが意識するとすれば、波が高い海域でしょうね。そこから災いがもたらされると考え、ケーシをしたと。てことにしておくか(笑)
(3)石ビラ
古謝集落から津嘉山原へ向かう古道があり、石畳が施してあると聞いていたので楽しみにしていたら・・・。
まあ、いいんじゃないですか。このほうが歩きやすいし。
(4)古謝バス停
古謝に停まるのは東陽バスだけ。系統31泡瀬西線(那覇−泡瀬)と、系統60泡瀬イオンモールライカム線(ライカム−泡瀬)。
(5)コザバス停
先日、写真を撮り忘れたモノがあったので、古謝からの帰りにコザ十字路に寄りました。
それは、松風(マチカジ)のベンチ。
松風は沖縄の焼き菓子で、結納などのお祝い事に欠かせない縁起物です。その松風をベンチの陽よけにしたんですね。そこにオッさんが座ってたのでは、まったく絵になりませんが、この時座ってたのは女の子。この子にはきっといいことがあるでしょう(笑)
(終わり)