ヤーサノーシ

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    朝の仕入れ中に、いつもの惣菜屋で買うおにぎり(今朝は海苔付きジューシー)です。

     

     

    代金130円を支払うと、おにぎりを私に渡しながら惣菜屋のオバさんが発した言葉が、

     

    「はいっ、ヤーサノーシ」

     

    ウチナーグチでおにぎりはニジリーメー。握り飯で、まんまです。ヤーサノーシのノーシは治(直)し。おにぎりを食べると少しヤーサが治ります。

     

    私は毎朝4時半に起床し、5時過ぎに家を出ますから、朝ご飯を食べません。これ以上の早起きは嫌ですからね。かと言って、昼まで何も食べないのではお腹がすきます。そこで毎朝のヤーサノーシ。ちゃんと食べる朝ご飯ならストゥミティムンです。

     

     

    私は今、昼ご飯を食べ終わって、これから昼寝の時間。

     

    ついさっき、惣菜屋の前でオバさんと目が合いました。

     

    C「ヤーサノーシな。ヤーサノーシ」

     

    惣「えっ!!。そんな言葉まで知ってんの?」

     

    C「おう。今朝、惣菜屋で聞いた」

     

    惣「あっ!!。あっ!!。あ〜〜」

     

    物忘れにもホドがあるが、大丈夫か?。まあ、無意識に言ったから忘れてたってことにしておきましょう(笑)

     

     

    昔の沖縄では昼夜二食だったそうで、アサバンとユーバン。アサバンは何故か昼食で、ユーバンは夕食です。後に朝ご飯を食べるようになり、それを今更アサバンとは呼べないので、ストゥミティムン。

     

    午後3時頃食べる間食はフィルマムンと呼んだそうですが、今は三時茶(サンジジャー)が一般的です。


    カジヌクイ ティダヌクイ

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      先日投稿した、角松敏生さんの「八月踊りの島」

       

      バックコーラスで「カジヌクイ ティダヌクイ」と歌ってるネェネェ達は誰なのか。気になりますねぇ(ならんか笑)

       

       

      このステージは2002年に発売されたアルバム「INCARNATIO」のツアー。そのアルバムのレコーディングメンバーが分かってまして、

       

      Ritsuko KAMEHAMA
      Kiriko KAMIZATO
      Hitomi KUNINAKA
      Chika SENAHA
      Mari TAIRA
       

      亀浜律子さんは「琉球舞踊穂花会・宮古舞踊んまてぃだの会」の家元。レコーディングには参加されたものの(あるいは監修か?)、ツアーには参加されなかったようです。家元ですからね。「んま」は宮古口で母。

       

      次に「んまてぃだの会」のFacebookによれば、ツアーの参加者は、

       

      神里桐子(師範)

      平良真里(教師)

      瀬名波知佳(教師)

       

      ここまでは簡単でしたが、ステージのネェネェ達の誰が誰なのか。

       

      そこで、「んまてぃだの会」のFacebookから写真をお借りしました。2列目中央に川満香多さん組踊「聞得大君誕生」で坂東玉三郎さんと共演しました。

       

       

      昨年、てんぶす那覇で観た彼の島太鼓が、それはそれは良くて良くて。いまだにその姿と太鼓の音が頭から離れません。もう、私の中では神です、神。

       

      ネェネェ達の話に戻ります。顔をマッチングさせただけなので、間違いがあるかもしれませんが、ステージの写真左から、

       

      神里桐子さん(集合写真の前列左から二人目)

      平良真里さん(同、前列右端)

      瀬名波知佳さん(同、川満香多さんの右)

       

       

      バックコーラスの琉球組が一応分かりましたのでアイヌ組も。

       

       

      「ニシクル オワ アン ラム アウェ」と歌ってるネェネェ達は北海道のコーラスグループ「マレウレウ (MA REW REW)」の皆さん。

       

       

      レコーディングメンバーはRekpoさん、Emi TOKOさん、Yayobooさんでしたが、現在の「マレウレウ 」に残っているのはRekpoさん(ステージ写真の左端、集合写真の右端)だけのようです。メンバーの入れ替わりがあったんですね。

       

      初めてRekpoさんを見た時、古謝美佐子さんを連想しましたが、お二人は2012年に東本願寺の野外ステージで共演されてました。

       

       

      そして、お二人とも「あら、似てるわね」と。美佐子さんは初対面の相手でも、ずっと前からの友達であったかのように写真に写ります。これはいつも、常に。そこらへんがこの人の偉いとこなんだよなぁ。

       

       

      ところで「ニシクル オワ アン ラム アウェ」をどう調べればよいのか。

       

      ニシクルは雲、アウェは声のようなので、

       

      「雲を見ればあの人の声を思い出す」(仮)

       

      雲を見て人の声を思い出すのは珍しいので、この訳はたぶん間違いです。間違いと分かっていても、その時点で一応の答えを出しておくことは大切で、後々、ピンとくる確率が上がります。私の経験上はね。


      アレルギー対応商品6種

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        一昨日のこと。朝の配達が終わり、相棒のAが保育園から追加の注文をもらってきました。

         

         

        C「お〜い、これはいつの納品かな」

         

        A「しょこに書いてあるさ」

         

        C「あぁ、3月28日までね。って、おい、明日じゃん」

         

        A「しょうね」

         

        C「そっ、それはいくら何でも。それはいくら何でもご容赦くらさい」

         

        A「なんね(笑)」

         

        C「大田さん」

         

        A「えっ、誰だったかな」

         

        C「これはアレルギー対応商品で、仕入れに時間がかかるのよ。しかも6種類。それを明日までにって、それはいくら何でも。おい、ニュースくらい見ろよ」

         

        C「しょの言い方を気にいってるんらね(笑)」

         

        A「まあね(笑)」

         

         

        以降はズブズブと負の連鎖を始めた八百屋のタワゴトでございます。

         

        アレルギー対応食品の品揃えが充実しているのはスーパーなら大規模店、専門店なら住宅地にあるような小規模店です。そこらを周りながら、扱ったことが無い6種類の商品を、定常業務の合間に一日で探すのは至難のワザ。せめて、2、3日はいただきたいところです。

         

        相棒のAが持ち帰ったパッケージ写真は追加注文用にプリントしたものではなく、調理師がおそらく園長(もしくは栄養士)から渡された資料の一部でしょう。明日必要なのは6種類それぞれ1パックずつ。「28日までにサンプルを集めなさい」と指示されたんでしょうね。プリントには「パッケージをよく確認して買いなさい」とか(調理師向けの)注意書きがあるし。

         

        さて、それらを集めようとした調理師でしたが、そこらのスーパーにあるはずがなく、ズルズルと時間が過ぎ、いよいよ明日が納期って日になって私に注文したと。

         

        しかも、6種類の商品は某青果店以外の業者が扱っている商品で、その業者に「明日じゃ無理」と断られたんでしょう。そこで「Cなら、何とかするやろ」と。頼りにされてると言えば聞こえがいいけれど、それなら指示を受けた日に言いなさい。

         

        で、次回から誰が納品するのかと言えば、そりゃあ、断った業者。

         

         

        C「ふざけんなっ!!」

         

        A「いっ、いきなりなんね」

         

        C「いや、貴方じゃありませんからご安心くらさい。よ〜し、みとれよ」

         

        半日で集めました。5勝1敗。メーカーが製造していても、沖縄に入ってない商品が一つありました。

         

         

        先程お断りしたように、この話は事実ではなく、八百屋がどう受け止めたかって話。まあ、全部が誤解ってことも無いでしょうから、グレーね、グレー。

         

        そして後日、この保育園の調理師から「あっ、Cさん。この間の商品を何処で仕入れたか教えてくれない?。参考までに」と連絡があれば、グレーがぐっと濃くなるって話でした。

         

         

        昨日の投稿で、隣の八百屋のニイちゃんに「何かあったんですか?」と言われたのはこのことでした。隣のニイちゃんは、何かあった時には店先のニンニクに話しかけてるみたいです。ウチの相棒Aなら人参の皮。二人とも、さすがは八百屋です。

         

         

        さて、何に話しかけようか(笑)


        何で「どっこい小(グヮ)」なんだ?

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          え〜、豆腐屋のヨシエさんです。

           

          いつもニコニコしてるので、もはや真顔に戻りきりません。このオバぁがキュートな声で連発するウチナーグチは、私の朝の楽しみになっています。最近のヒット作品は、クリスマスのヌクヤー小(グヮ)豚肉のチャラミカチ


          いつだったか、私が豆腐を頼んだら、仕入先のニイちゃんが間違えて厚あげを持ってきたと。

           

          ヨ「豆腐を用意しようしたらさ。厚あげでから。も〜、焦ったさぁ」

           

          C「アゲッ!!って言っただろ(笑)」

           

          ヨ「言った、言ったぁ。アハハ、よくわかるね。アゲッって言ったぁ〜。アハハ!!」

           

           

          さて、昨日朝のこと。私が注文していた島豆腐4丁半(約7キロ)を持ち上げた時、ヨシエさんの口から発せられた言葉が、

           

          「どっこい小(グヮ)」

           

          (笑)

           

          何で「どっこい小(グヮ)」なんだ?。

           

          役所広司さんを思い出しました。ダイワハウチュ(笑)

           

           

          電通か博報堂か知りませんが、広告代理店が一生懸命考えたCMのクオリティが、普段のヨシエさん。

           

          何でもかんでも小(グヮ)をつければいいってもんじゃないとか、これはもしかして「どっこい小(ショウ)」なのかと思ったりしましたが、ヨシエさんが言うと妙にシックリくるから不思議です。

           

           

          昨日の私はあることで機嫌が悪く、隣の八百屋のニイちゃんに「何かあったんですか?」と言われたほどでした。そこから「どっこいグヮ」を思い出しては笑い、私は徐々に回復したのでした。

           

          明日の朝は豆腐を注文してますので、今から楽しみです。


          馬刺しがサンマ〜!!(笑)

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            先週末に知念精肉店のワタリグチと飲んだことが関係があるのか無いのか、知念のお母さんが馬刺しをくれました。

             

            部位を聞くのを忘れましたが、モモ肉な気がします。

             

             

            さっそく、胡麻油と生姜醤油を用意して食べたところ、生姜でサンマ〜!!。

             

            「なんか、それ」と思った方は沖縄研究が足りませんね。ナイチではマイウ〜!!と言うじゃないですか(笑)

             

             

            馬肉を桜肉と呼ぶ由来は諸説あるようですが、桜色にはちょっと見えないかな?。

             

             

            ある説によれば、冬を越すために脂肪を蓄えた馬は桜の咲く頃に食べ頃になるそうで、それを知ってる人が知念に馬刺しを注文したと。したら、それがやや余ったと(笑)

             

            いまどき、生肉を食べる機会は少なくなりましたが、私は知念のお母さんの目利きには絶大な信頼を寄せており、あの方に「食べれ」と言われれば、どんな得体の知れない肉でも食べる自信があります。

             

             

            早くも馬刺しは終盤を迎えまして、最後の5切れほどは胡麻油でいただきましょう。ワタクシ、既に身体がポカポカしてまして、率直に言えばムラムラしております。

             

            さて、そのあたりはどうしゅるか(笑)


            角松敏生「八月踊りの島」

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              多良間島で旧暦8月8日から三日間行われる八月踊り。

               

               

              その伝統行事をモチーフにした角松敏生さんの「八月踊りの島」が秀逸です。作詞は角松敏生さん。作曲はアイヌ民族の血を引く鹿田川見さん。

               

               

              歌詞に「遥かな時のいにしえのメロディ甦れ」、「目に映らない精霊の歌に目を覚ませ」とあるのは、大和もアイヌも琉球も、時を遡れば親和性のあるメロディに行き着くの意味。左右のコーラスを沖縄とアイヌのミュージシャンが務めます。

               



              角松さんと親交が深い沖縄のミュージシャンは、パッと思いつくだけでも、新良幸人、下地イサム、チアキ、凡子(namiko)、松田しのぶ。以前「風のあやぐ」で紹介した宮古島の下地暁(さとる)さんが三線とコーラスでこのツアーに参加しています。

               

              ニシクル オワ アン ラム アウェはアイヌ語でしょうが、意味はわかりません。

               

              宮古のコーラスパートの意味はわかりまして、

               

              カジヌクイ ティダヌクイ(風の声、太陽の声)

              インヌクイ カンヌクイ(海の声、神の声)

              ツキ°ヌクイ プスヌクイ(月の声、星の声)

               

              コーラスを担当する三人の女性はおそらく宮古島の舞踊家で、下地さんが引っ張って来たのではないかと。琉装はもちろん、声も踊りも華やかですねぇ。

               

              この曲をかけると、面倒な仕事がはかどるって声もあります(笑)


              ワタリグチと飲んだ

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                昨夜は知念精肉店のワタリグチ(30)と飲みました。

                 

                場所は焼肉「安安」南風原店。知念のお母さんがワタリグチを心配するので、彼の家から徒歩圏内の店を選びました。

                 

                 

                彼の第一声は、

                 

                「ちょ、Cさぁん。LINEにもっと絵文字とか使って下さいよぉ。もう、すっげー怒ってるって思うじゃないっスか」

                 

                 

                焼肉を食べながら色々な話をしました。

                 

                ワ「これ、絶対言わんで下さいよ。絶対っスよ」

                 

                C「お〜い、もう面倒だからそんな言うなぁ。全部絶対言わんから『これは言って欲しい』って時はそう言って」

                 

                ワ「あっ、そうっスか。わかりました。え〜っと、何だったかな。あっ、そうそう。この間ね、こんなことがあったんスよ。あっ、これ、絶対言わんで下さいよ」

                 

                C「(笑)」

                 

                 

                言うなってことなので書けませんが、概ね、一族経営の知念精肉店で、シージャ(年長者)に囲まれた彼の立場を訴えるもの。ワタリグチは知念のお母さんの弟の息子で、知念の長男や娘達は彼のイトコです。

                 

                時々、彼が農連プラザの喫煙コーナーに立ち、ガーブ川を眺めていることがありまして、「あっ、ま〜たサボってる」と思ってましたが、あれは店に戻る前に、自分の立ち位置を確認しつつ、呼吸を整えてたりしてるんですね。

                 

                C「ところであの話は、どうなった?」

                 

                ワ「あっ、やっぱそれ聞きますか(笑)。Cさん、これだけは絶対言わんで下さいよ。あれはね・・」

                 

                 

                まあとにかく、彼が私を信用してくれてることは良くわかりました(笑)

                 

                楽しい時間が過ぎ、じゃあ出ようってことになりました。ワタリグチはこれから小禄に向かい、先輩に会うとのこと。彼の自宅近くの焼肉屋を選んでも、何にもならんのでした(笑)


                卒園式の焼き菓子

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                  保育園の厨房に私が届けた食材は、いったいどう料理されてるのか。

                   

                  保育園にはこのようにサンプルが置かれてまして、園児が何を食べたかを父兄が(八百屋も)見れるようになっています。

                   

                   

                  父兄なら「あら美味しそう」みたいなことでしょうが、八百屋にとっては一つ一つの食材を自分が仕入れて配達してますから、リンゴのカケラでさえ愛おしい(笑)。主菜や副菜は「ほうほう、あれがこうなったか」と。

                   

                   

                  さて、各保育園では卒園式のシーズンを迎えてまして、やっと人間らしくなった園児達が去り、来月はカルガモの雛みたいな園児ばかりになります。

                   

                  ある保育園の厨房では、こんな焼き菓子が完成しました。一枚一枚に卒園児の名前が入っていて、卒園式で園長が手渡すようです。



                  小麦粉、無塩バター、アーモンドプードル、パウダーシュガーなど、はい、すべてワタクシが(笑)

                   

                  園によりますが、私は毎朝、園児達の様子を見ています。お母さんと離れるのが悲しくていつも泣く子やら、先生の言うことに必ず「はいっ!!」と返事する優等生やら、八百屋のオヤジに「もうオレンジはいいから、明日からはメロンにしてちょうだい」と命令する子やら。

                   

                  3年間で大きく育ったカルガモ達を見送る気持ちは父兄の気持ちと似ています。いつか、小学生、中学生になった園児が「あい、八百屋のオヤジやっしぇ〜」と覚えてくれていたら、なお嬉しい。

                   

                   

                  ところで、さきほどの焼き菓子。左下の一枚だけ名前が入っていません。「あらどうしたの?」と思ったら、

                   

                   

                  あっ、そうですか。いや、こりゃどうも。名前はヤスヒロだけど(笑)

                   

                  甘々かと思ったら、適度で上品な甘さ。たいへん美味しゅうございました。これは園児達が(八百屋も)喜ぶはずねぇ。


                  夜のウチナーンチュ

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                    知念精肉店に新人が加入し、後輩ができたワタリグチ。「俺にも子分ができたっス」と威張るので、「先輩〜、たまには飲みに連れてって下さいよぉ」と言ったら、「まず、ヤーが飲ませれ」と(いう意味のことを)言うので、明日、一緒に焼肉屋へ行くことになりました。

                     

                    それを聞いた知念のお母さんは、あまりいい顔をしません。

                     

                    「あの子が飲んだら、ハーッサ、もうデージ」

                     

                    「ショウタっ!!。沢山飲まないよっ、ヒィ」

                     

                    最後の「ヒィ」は和訳が難しいものの、女性なら「ねぇ」、男性なら「おい」に置き換えれば近いでしょう。



                    左端がワタリグチ。


                    C「お前はまったく信用ないんだなぁ」

                     

                    ワ「ウッス(笑)」

                     

                    C「で、仕事は何時に終わりそうか?」

                     

                    ワ「今は忙しいんで、7時か8時っス」

                     

                    C「じゃあ、8時半にするか。予約しといたほうがええやろな」

                     

                    ワ「あっ、いや、もうちょっと後で」

                     

                    C「じゃあ9時か。え〜っ、9時から飲むの?」

                     

                    ワ「えっ?。シャワーやったり、髭そったりするじゃないですか」

                     

                    C「はぁ?。おまえの相手は俺やで」

                     

                    ワ「えっ?。Cさんはしないんスか?」

                     

                     

                    例えば、コザの民謡酒場「花ぬ島」の営業時間は22時から3時。つまりこれが、ウチナーンチュが飲みたくなる時間なんですよ。

                     

                    仕事帰りに飲むナイチャーとは違って、まずお家に帰り、シャワーを浴び、髭を剃り、夕食を済ませて飲みに出かけます。だから、ワタリグチはその系譜を正しくたどっていると言えるでしょう。

                     

                     

                    焼肉屋を出たら、おそらくこうなるでしょう。

                     

                    C「わっ、もう12時か。また飲もな」

                     

                    ワ「えっ?。もう帰るんスかぁ?。まぁ〜だ12時前じゃないですかぁ。ボトル入れてますから行きましょうよぉ」

                     

                    C「俺は早起きしてるから、もう寝るんや」

                     

                    ワ「それは俺もじゃないですかぁ。女の子もいますから、ウフフ。ねぇ、行きましょうよぉ」

                     

                    C「女の子はええねん。じゃあな」

                     

                     

                    それで、ワタリグチは女の子("子"かどうかは疑わしいが)と3時頃まで飲んで、お家に帰って服も脱がずに寝るか、帰る途中の電柱に抱きついて寝ると。これは平日でも同じはず。

                     

                    あるウチナーンチュがこんなことを言ってました。

                     

                    「二日酔いでボーっとして仕事するだろ。浮遊感って言うの?。あれがいいわけよね。それで、仕事が終わるころになるとシャキッとしてからよ。さぁ、シャワーでも浴びて飲み行くかってなるわけさぁ(笑)」

                     

                    つまり、彼らの一日の起点は夕方なんですよ。一日が始まる時間だから、シャワーを使って、歯も磨き、髭も剃ると。

                     

                    だったらいつ寝るんだ?と思いますよね。サメだったかマグロだったか、泳ぐのをやめると死んでしまう魚がいて、そいつらは半分眠りながら泳ぐらしいじゃないですか。

                     

                    だからね。昼間はボーっとしてるのに、夕方になると妙にイキイキとするウチナーンチュは、そのワザを身につけてるんですよ。

                     

                    12時前に帰ろうとする私なんて、ワタリグチに言わせれば「やる気あるんスか?、ヒィ」みたいなもんですよ、きっと。


                    ゆたさるぐとぅ(うにげーさびら)再び

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                      JUGEMテーマ:地域/ローカル 

                       

                      4、5年前の投稿にtwitterの反応があって、誰かなと思ったら沖縄芝居の当銘由亮(とうめよしあき)さんでした。

                       

                       

                      当銘さんは沖縄芝居、歌三線、琉球舞踊の各分野で活躍されていて、ウチナーグチの普及活動にも取り組まれている方です。私の記憶が定かではないものの、少なくとも伊良波冴子さんの公演で拝見していることは確かです。

                       

                       

                      さて、私の投稿はこちらです。これを読んでいただかないと後が続きませんので、お手数をおかけします。

                       

                      ゆたさるぐとぅ(うにげーさびら)

                       

                       

                      そして、投稿に対する当銘さんの反応がこちら。

                       

                       

                      「いろいろ納得する」って困るじゃないですか(笑)。八木政男さんを後継する立場の方に納得されたら、私の立場ってものがありません。ナイチャーでありウチナーグチの素人たる、低い立場ってことね。

                       

                      それで、いったい何をどのように「いろいろ納得」されたのかを知りたくなり、昨夜、次のコメントを返しました。

                       

                       

                      昨夜のうちに、当銘さんからリプライがありました。

                       

                       

                       

                       

                      いやぁ、「いろいろ」の箇所は期待した通りで、その後のアドバイスも良かった。これで私は落ち着きました。

                       

                      そして、私の再度のリプライです。

                       

                       

                       

                       

                      私のリプライを補足します。

                       

                      「ゆたしく」を私が嫌がる理由は、それが「あけおめ」みたいなもので、ウチナーグチと呼ぶ呼ばない以前の言葉だからです。

                       

                      そしてその「あけおめ」を相手に「ゆたさるぐとぅが正しい」などと言う人もどうかしてます。「ゆたしく」を使ってる人が、「じゃあ、明日からはそっちを使います」なんて言いませんてば。

                       

                      私は「ゆたさるぐとぅ」の語感が重いので、「ゆたしく」と入れ替わることは無いと考えてましたが、当銘さんによれば意味も重いと。だから、正しくもないわけです。

                       

                      沖縄県が行なっている島くとぅば普及活動は、私に言わせれば単なるスローガン(あるいはポーズ)で、本気でウチナーグチを復活させようとする覚悟が感じられません。「いや、本気だ」と言うのなら、活動の成果を定量化していただきたい。

                       

                      私はウチナーグチの義務教育化に賛成しますが、現状では、当銘さんのようなウチナーグチの使い手が、生徒と顔を合わせて地道に教えることが、最も成果をあげていると思います。

                       

                      あっ、そうそう。「ジュリーも頑張って」はこちらです。沖縄芝居の役者さんが、ジュリーを目指すなんて、素晴らしいじゃないですか。

                       

                       

                      私などを相手にしていただいた当銘さんに感謝です。以降、沖縄芸能を観る際には当銘さんが出演される公演を選びたいと思います。何しろジュリーなんで(笑)

                       

                      あら、投稿直前に当銘さんからリプライをいただいたみたいですが、一旦投稿します。


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
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