栄町市場のご案内(2)栄町社交街

0

    JUGEMテーマ:地域/ローカル 


    (7)社交街


    栄町市場の南側の区画が栄町社交街です。戦後、米軍が資材置場として利用した土地が返還され、料亭が立ち並ぶ繁華街になりました。その後、那覇市内の占領地が次々に返還され、料亭が辻に移る(戻る)などしたため、栄町は特歓街(つまり赤線)に姿を変えました。


    沖縄県立第一高等女学校の卒業生達は、母校跡地の変貌に、不満が募っていたそうです。



    (8)ひめゆりの生徒達


    栄町社交街の南側を流れる安里川。現在の姫百合橋は、軽便鉄道嘉手納線の陸橋でした。ひめゆり通りはまだ無く、ひめゆりの生徒達は陸橋脇の小さな橋を渡って、通学していたそうです。


     



    (9)東大


    焼きテビチが有名なおでん屋です。



    開店時刻は午後9時半。たちまち満席になります。以前、私が来た時も席が無く、近くの居酒屋に焼きテビチを出前してもらいました。


    他店への出前は栄町の特徴の一つで、店舗間の関係の良さを示しています。ところが、最近開店した店は必ずしもそうではなく、「持ち込み禁止」と掲示している店は、出前も禁止です。



    (10)まるまん


    山羊料理の有名店です。



    私はここで、定番の山羊刺、山羊汁の他に、チーイリチャーやクーガも食べました。クーガは山羊のキンタマです(笑)



    (11)新小屋(アラコヤ)


    モツ焼きの人気店です。



    色々な部位を選べて、珍しくところでは「おっぱい」。「柔らかくて、それでいて弾力のある」ものが良いそうで、「そりゃそうだろ」と妙に納得したことがありました(笑)


    (続く)


    栄町市場のご案内(1)東口から南口まで

    0

      JUGEMテーマ:地域/ローカル

       

      今日は栄町市場をご案内します。

       

      栄町市場には、そこで暮らしているかのように通う客、つまり市場のプロが沢山います。そんな人の役には立ちませんが、ビギナーのお役には立てるかもしれません。

       

       

      (1)東口通り

       

      栄町市場は東西南北に出入口があります。

       

       

      こちらは東口。ここから始まる東口通りは市場のメインストリートで、毎年6月から10月の最終土曜日に「栄町市場屋台祭り」が開催されます。実は今日が今年最初の開催日でしたが、台風の接近で中止になってしまいました。

       

      市場再生の起点となったのが、おばぁラッパーズ。映画にもなりました「歌えマチグヮー」。

       

       

      市場の皆さんが様々な知恵を出し合い、栄町市場は再生を果たしました。今や店舗入居率100%です。


      (2)パヤオ

       

      老舗沖縄料理店「うりずん」の姉妹店です。大衆的なお店が主流の栄町市場では、料理もお勘定も上等と言えるでしょう。




      (3)小さな広場

       

      「パヤオ」の先を左に曲がります。

       

       

      左手に見える黄色の看板は知念精肉店。農連プラザの知念精肉店とは関係ありません。

       

      その向かいに隠し部屋のような小さな広場があります。左奥の白い建物は公衆便所。新しくて綺麗です。

       




      (4)はいさい食品

       

       

      知念精肉店の先にある「はいさい食品」は市場最大の雑貨店。ラッパーズのウシィ(大根を持ってるオバぁ)がここで働いてます。

       




      (5)ひめゆり同窓会

       

      栄町市場の敷地は、沖縄県立第一高等女学校の跡地。ひめゆり学徒隊の同窓会事務局がここにある所以です。



      市場に沖縄県立第一高等女学校の写真がありました。正門に続く相思樹(アカシアの一種)の並木道とひめゆりの生徒達。




      (6)ムジ汁万富(まんぷ)

       



      ムジは田芋の茎です。ムジ汁はムジを豚肉、島豆腐などと一緒に鰹出汁で煮て、味噌で味付けします。誕生祝いなどに供される料理。なお、カンダバーは芋の葉です。

       

      色々な材料を美味しく食べるウチナーンチュの創意工夫には、ほんと頭が下がります。

       

      (続く)


      ちゃーにかないさ、ちゃーんならん

      0

        JUGEMテーマ:地域/ローカル

         

        「なんとかなるさ」はウチナーグチで「ちゃーにかないさ」。逆に「どうにもならん」は「ちゃーんならん」。

         

        ウチナーンチュには物事を楽観的に考え、根気が続かない印象があります。だからウチナーンチュに「ちゃーにかないさ」と言われても、「いや、どうにもならんだろ」と思うし、「ちゃーんならん」と言われれば、「それ、あきらめるの早すぎ」と思ってしまいます(笑)。

         

        ウチナーグチの語感(ウチナーグチフィーリング)は、そのあたりの雰囲気を実によく捉えてるんですよねぇ。

         

        (お断りしておくと、私はウチナーンチュを悪く言ってるつもりは無く、ウチナーンチュの気質を表現するにはウチナーグチが最適だと、あたりまえのことを言ってるだけです)

         

         

        沖縄の黄金言葉の一つが「まくとぅそーけー、なんくるないさ」。「人として正しい行いを為せば、自然とあるべき様になる」。これが、実にありがたい言葉です。

         

         

        自分が何者かがわからず、何を目標にすれば良いかもわからない。または、目標が定まってはいても、それがなかなか実現できない。そんな人生の局面ってありますよね。

         

        例えば、目の前の高い壁を乗り越えたい時、よじ登ってみたり、叩いてみたり、遠ざかったり近づいたり、壁を乗り越えるために為すべきことを、成果が出ようが出まいが残らずやってみる。そうした努力を続けている人には神が味方をしてくれるんですよ。

         

        「そんなアホな」と思わないでいただきたい。難しいと考えていたことが次々と解決したり、思いもよらない人が助けてくれたり。すべての事が自分に味方してくれてると感じられる。そんな幸せな瞬間が人生にはあります(そう何度も無いが)。そんな時は神が味方をしてくれたのだと素直に思えるはず。

         

        だから、為すべきことをせず、簡単に「ちゃーにかないさ」とか「ちゃーんならん」とか言ってるようでは、なかなか思うようにはいきませんよってことだな。

         

        と、考えてみた(^o^)/


        モヤシの値上げ

        0

          JUGEMテーマ:地域/ローカル 

           

          今朝の農連プラザ。いつものノリ子モヤシ店でモヤシの仕入れです。

           

           

          早朝のモヤシ屋はフル稼働。猫の手も借りたいような忙しさです。

           

          そこで私は釣り銭がいらないように代金丁度を机に置き、その横の領収書を一枚ペリッと剥がし、勝手にモヤシを持って帰ることにしています。つまり、無人店舗で買い物をしてるようなもの。これなら猫の手は借りずに済むでしょう。

           

           

          おおっ、今朝は珍しく領収書が書いてあるやないの。感心、感心。

           

           

          ん?。1,342円て何よ。あっ、単価が上がってるのかぁ。

           

          C「いつから値上げしたの?」

           

          ノ「今月からよ」

           

          C「えっ?。今日は何日?。げぇ〜!!」

           

          ノ「知らなかった?」

           

          C「うわぁ、そしたら俺はず〜っと、支払いをちょろまかしてたわけかぁ」

           

          店員「ひど〜い」

           

          C「『ひど〜い』じゃありません。俺は口を利いてもらうこともなく、ニコっとされることもなく、寂しい毎日を過ごしてるんや」

           

          店員「そんなぁ」

           

          C「『そんなぁ』じゃないでしょ。たまにはニコっとぐらいしなさい」

           

          ノ「アハハ、この客よっ!!。支払いをちょろまかすくせに態度はデカいさ(笑)。じゃあ、今日もまけてあげる」

           

          C「おっ、これまでのちょろまかしはチャラにして?。今日もまけてくれんの?」

           

          ノ「そうよ(笑)」

           

          C「いやぁ、悪いなぁ。って2円かい」

           

          ノ、店員「毎度、ありがとうございま〜す」

           

           

          今日は27日。私は今月、初めて領収書を用意してもらったってことでしょ?

           

          「ひど〜い」じゃありませんよ。ねぇ(笑)


          芹澤健介さんと飲みました

          0

            JUGEMテーマ:地域/ローカル

             

            「コンビニ外国人」(新潮新書)を先月上梓し、先週から来沖中の芹澤健介さんと飲みました。

             

             

            発売1ヶ月で既に重版が決まり、売行きは好調。購入を検討されている方は、東洋経済にあらすじが掲載されてますので、ご一読下さい。

             

            「コンビニ外国人店員、なぜこんなにいるのか」

             

            私が本書を読む前は、コンビニで働く外国人を数人選び、彼らの生活を描いた内容を予想していました。例えば、アジアで暮らす日本人を描いた小林紀晴著「ASIAN JAPANESE」のスタイルですね。

             

            仮にそうだったとしても読み応えのある内容になったでしょうが、問題意識の広がりはイマイチ。「コンビニ外国人ってたいへんだなぁ」と思うにとどまったでしょう。

             

            本書は、コンビニ外国人を起点とするものの、日本が迎えた人口(労働力)減少局面を背景に、外国人の受け入れ施策の構造的な問題にまで話が及びます。「日本はどうなってしまうのか」と本気で心配になる内容です。

             

             

            ところで、本書の裏表紙には芹澤さんの写真が載っています。私はその写真が大いに不満で、芹澤さんに「あの、な〜んも考えてないような顔はなんとかなりませんか(笑)」と言ったら、「こちらはどうですか?」と見せてもらった写真がこちら。

             

             

            お〜!!。これこれ。物事を静かに深く考えてる雰囲気があります。作家の顔はこうでないと(笑)

             

            芹澤さんはこの日の翌朝、慶良間に渡って取材をされる予定とのこと。にもかかわらず、気がつけば時計は23時を回っていて、恐縮しつつお開きになったのでした。

             

             

            ところで、この日の飲み会に参加し、私の隣に座ってるキュートな女性は誰でしょう。

             

             

            驚いて下さい。「ANEMONE HEAVEN」のあかみねさんです。

             

            写真の使用を許してもらったはずでしたが、酔っ払いの記憶はあてになりません。今朝、スーパーの駐車場で「さてどうしたものか」と思案していたら、「Cさ〜ん」と声がして、そっちを見れば、駐車場の外を歩いてたのがあかみねさん。

             

            「写真使ってもいいんだよね」、「はーい」で、オッケーになりました。

             

             

            芹澤さん。遅くまでありがとうございました。次の作品を楽しみにしています。(^o^)/


            今朝のゆんたく

            0

              JUGEMテーマ:地域/ローカル 

               

              ひめゆり通りの壺屋交差点を東に入った所にある「みやま商店」。

               

               

              農連市場の再開発を機に、それまで倉庫として使っていた建物に店舗を移しました。老夫婦が経営する菓子問屋です。

               

               

              ここのオヤジは誰が見てもオジぃですが、奥さんは、オバぁと呼ぶのは申し訳ない容姿。今朝もバランス悪く(笑)、夫婦で座ってました。

               

              C「當山(菓子店)のオヤジが亡くなったな」

               

              オヤジ「だからね。元気に見えたけど、癌だってね」

               

              C「それで、みやまのオヤジはどうなったか来てみたわけよ」

               

              オ「ギャハハ。大丈夫さっ!!。まあ、座ってコーヒーでも飲みなさい。忙しいか?」

               

              C「いや、今日は慰霊の日でヒマや」

               

              オ「じゃあ、バナナも食べなさい。アンタんとこには沢山あるだろうけど」

               

              C「沢山あるが、ウチは商品を食べたら死刑やで(笑)」

               

              オ「じゃあ、もう一本食べなさい」

               

              C「當山は2、3日店を閉めてて、今週、娘が店を開けに来たんだけど、『Cさんには仲良くしていただいてたのに』って泣くわけよ。もう、誰を見ても涙が出てくる」

               

              オ「それで、みやまのオヤジはどうかなって思い出したのか(笑)」

               

              C「そうそう。元気そうでなによりや。今日は慰霊の日やのに、糸満には行かないの?」

               

              オ「別の日に行くさ。今日は知事や総理大臣でややこしいだろ」

               

              C「確かにな。安倍のシンちゃんに『子供みたいな嘘をつくな』って言うてくれんかな」

               

              オ「だからね」

               

              奥さん「トランプさんは北朝鮮と話しをしたみたいだけど、北と南は一緒になるの?」

               

              C「そう簡単にはならんやろ。北中城と中城が一緒にならんのに(笑)」

               

              奥「えっ?、あそこは元々一緒だったの?」

               

              オ「なんだ、お前はそんなことも知らないの?。米軍に真ん中を占領されて、泣く泣く別れたわけさ」

               

              奥「それなら、もう一緒になれるんじゃないの?」

               

              オ「時間が経ったらそうもいかんわけさ」

               

              C「中城は一緒になりたいみたいだけど」

               

              奥「えっ?。北はどうなの?」

               

              オ「北中城のほうがお金があるんだよ」

               

              奥「中城にはお城があるじゃない。あれは中城でしょ」

               

              オ「北中城はライカムができたしな」

               

              C「お〜、オヤジ。さすがに良く分かっとるな(笑)」

               

              オ「そりゃそうさ。お城とライカムじゃあ、勝負にならんさ」

               

              C「よし、みやまのオヤジが大丈夫って分かったから、仕事に戻るで。ご馳走さま」

               

              オ「アハハ。またおいで」


              大阪北部地震と沖縄のブロック塀

              0

                JUGEMテーマ:地域/ローカル 

                 

                今週月曜日に大阪北部で発生した地震は震度6弱。豊中市にある私の自宅マンションは大きく揺れたものの皿1枚割れることが無く、家族に怪我はありませんでした。

                 

                一方、高槻市で亡くなった9歳の少女は本当に気の毒でした。

                 

                新聞に掲載された、問題のブロック塀の写真です。

                 

                 

                その場所のストリートビューがこちら。

                 

                 

                少女は掃除当番で、他の生徒より一足早く一人で登校し、両親や教師の言いつけを守って緑の歩行帯を歩いていました。

                 

                 

                ブロック塀が倒れた箇所をよく見ると、上半分と下半分は別の時期にブロックが積まれたことが分かります。

                 

                 

                元々、上半分はフェンスだったところ、子供の声がうるさいと苦情があり、ブロック塀に変えたとのこと。「上下に鉄筋を通す必要は無い」と誰が決めたんですかねぇ。


                また、このブロック塀の上半分は地震の前から既に傾いていて、生徒達の間では「地震が来たら危ない」と話題になっていたそうです。子供でも気付くようなことが、何故、小学校の安全点検で見過ごされてしまったのか。

                 

                 

                死亡事故が起きた時は往々にして「あの時こうしていれば」ということがいくつも重なるものですが、その結果が、最悪のかたちで一人の少女に降りかかってしまいました。

                 

                全国の小中学校にブロック塀の点検指示が出されたようですので、丁寧な点検をお願いしたいものです。

                 

                 

                それにしても、沖縄はどうするんでしょ。県民一人あたり、または単位面積あたりのコンクリートブロック使用量は、沖縄が全国で一番ではないかと思います。また、強い陽射しによりコンクリートの劣化が進んでいます。

                 

                 

                小中学校のブロック塀は早急に点検するとしても、民家のブロック塀は放置されることになるでしょう。

                 

                高いブロック塀の近くは歩くなと言われても、歩かざるを得ないんですけどねぇ。どうするんだ、いったい。


                仕事をせぇよぉ、仕事を

                0

                  JUGEMテーマ:地域/ローカル

                   

                  毎度おなじみの愚痴で申し訳ないが、某スーパーの店員との電話です。

                   

                  C「母さんビスケットが欲しいんだけど、在庫を確認してくれる?」

                   

                  店「え〜っと、折り返しましょうね」

                   

                  C「運転中だから、今、お願いしたいんだけど」

                   

                  店「わかりました。少しお待ち下さい」

                   

                   

                  店「ちょっと、無いみたいです」

                   

                  C「『みたい』って何?」

                   

                  店「いえ、棚を見たんですが、無いみたいなので」

                   

                  C「それは取り扱いが無いの?。それとも取り扱いはあるけど在庫が無いの?」

                   

                  店「取り扱いが無いみたいです」

                   

                  C「貴方、お菓子の担当だよね」

                   

                  店「はい」

                   

                  C「取り扱いが無いんだったら探す必要ないだろ。最初に言えよ」

                   

                  店「ですから、ありません」

                   

                  C「同じスーパーは言うことも同じやな」

                   

                  店「どういうことですか?」

                   

                  C「母さんビスケットはイオンもサンエーも取り扱いが無いねん。それで、メーカーのイトー製菓に問い合わせて、貴方のスーパーで取り扱いがあると聞いてんねん。さっき赤嶺店で、まったく同じ話になったからそう伝えたら、『すみません、3パックありました』ってなったとこや」

                   

                  店「それは店舗によっても違いますから」

                   

                  C「おい、ふざけんなよ」

                   

                  店「は?」

                   

                  C「ほんなら、最初にそう言えよっ!!」

                   

                  店「あっ、でも一応、探して見ようかなと」

                   


                  24時間開いてたらいいってもんとちゃうで。仕事をせぇよぉ、仕事を。

                   

                  今、開いてま〜す(笑)


                  今朝の農連プラザ

                  0

                    JUGEMテーマ:地域/ローカル

                     

                    (1)カマボコ屋トモコオバぁ

                     

                    今朝もカマボコ屋で丸カマボコを仕入れました。料金は1,350円。

                     

                    C「3,650円ね」

                     

                    ト「お釣りを言って」

                     

                    C「お釣りが3,650円」

                     

                    ト「そうね。じゃあ、これが650円」

                     

                    C「おっ、ちょっと多いようだけど、ありがとう」

                     

                    ト「・・・」

                     

                    C「じゃあ、明日はチキアギね」

                     

                    ト「3千円はいいの?(笑)」

                     

                    C「あっ、こいつっ!!。今、わざと一呼吸おいただろっ!!」

                     

                    ト「グフフ。おいたさ(笑)」

                     

                    C「けっ!!。『こいつチョロいな』みたいな顔してから。嬉しそうに」

                     

                    ト「グフフ。歯が無いからこんなだけど、歯があったらもっと喜んださ(笑)」

                     

                    C「そりゃあ残念やったな。はいはい」

                     

                     

                    (2)佐辺昆布店の良和君

                     

                    前々から良和君に会ったら教えてもらおうと思いつつ、会ってもどちらがが忙しそうなので見送って。今朝、ようやく。

                     

                     

                    C「この間の母の日公演でな」

                     

                    良「母の日公演。はい、はい」

                     

                    C「仲里節由来記の知花小百合ちゃんの踊りが上手で、若按司が『何か欲しい物があれば言いなさい』ってなったやろ」

                     

                    良「はい、なりましたね」

                     

                     

                    C「ほんなら、小百合ちゃんは仲里の花を一枝欲しいと」 

                     

                    (聞けば仲里や 花の本てもの 咲き出らば一枝 持たちたぼうれ)

                     

                    良「はい」

                     

                    C「あれは、故郷ヤンバルの花が欲しいってことか?。花って草花の花って意味なの?」

                     

                    良「あっ、違います。仲里はヤンバルではなくて、若按司のシマなんです」

                     

                    C「あっ、そうかぁ。『聞けば仲里や』だからな。」

                     

                    良「はい」

                     

                    C「褒美に故郷の花を一枝って、何て謙虚な娘なんやぁと感動したのに。違うんやぁ」

                     

                    良「若按司を喜ばせることを言ったんです」

                     

                    C「うわぁ。それはちょっと待て」

                     

                    良「え?」

                     

                    C「いや、それは頭が回り過ぎやろ。小百合ちゃんのイメージと違うなぁ。あっ、ハールー小ね」

                     

                    良「そうなりますね」

                     

                    C「小百合ちゃんにな。そんなんあかんでぇって伝えてくれるか」

                     

                    良「アハハ。わかりました。今度会ったら伝えておきます(笑)」


                    海野ハーリー

                    0

                      JUGEMテーマ:地域/ローカル

                       

                      昨日はユッカヌヒー。沖縄の各地でハーリーが開催されました。

                       

                      糸満ハーレーに出かけるつもりが、台風の影響で延期。近場の南城市では、奥武島と海野(うみの)が開催で、馬天は延期。あまり訪ねたことが無い海野を選びました。

                       

                       

                      海野は漁業の町で、数年前、ここの定置網にジンベイザメがかかったことがありました。毎週第三日曜日の魚セリには一般の人が参加でき、とれたての魚を安く買えるようです。

                       

                       

                      次の写真は成人の部の予選。奥の赤い旗を回って、直進に移る場面です。

                       

                       

                      左舷の5人が力を入れて漕ぎ、右舷の5人が力が抜けてる印象ですが、旗を周回した後、サバニを直進させるための動作だと思います。

                       

                       

                       

                      こちらは出番を待つサバニ。

                       

                       

                      成人チームも子供チームも使うサバニは同じで、櫂の大きさが異なります。

                       

                      成人用と、

                       

                       

                      子供用。ですから、スピードが全然違います。

                       

                       

                       

                      昼前に始まったハーリーは夕方まで続きます。そして、その後は各家庭で大宴会が始まるそうです。

                       

                      私は昨年、宮古島出身者の同窓会に混ぜてもらって、オトーリの洗礼を受けました。それはある集団の一員になるための儀式のようなものでした。

                       

                      沖縄の一軒家は、室内の大広間や広いベランダ、庭など、人が集まるためのスペースが確保されています。料理をこれでもかと用意し、初めての客であっても旧知の仲のように接してもらえます。

                       

                      旧正月であれ旧盆であれ、エイサーの夜であれ、ハーリーの夜であれ、ウチナーンチュはその日に人が集まることを第一に考えてる気がします。極論すれば、年中行事はそのためにあるのではないかと。

                       

                      ご馳走を食べ、シマーを飲みつつ、心の中で静かに子孫繁栄、五穀豊穣、無病息災を祈っているのではないかと。そしてそれらの祈願は、人が集まるほど、客が喜んでくれるほど成就すると考えているフシがあります。

                       

                      仮に私が海野のある家庭を訪ね、「あの〜、ハーリーを見学に来たナイチャーです」と言ったとしても、「おぉ、よく来てくれた」と招き入れてもらえる気がします。

                       

                       

                      ハーリーが終わると沖縄は梅雨明け。楽しい季節がやってきました(^-^)/


                      calendar
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      << June 2018 >>
                      プロフィール
                      profilephoto


                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
                      沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@yahoo.ne.jp)
                      Twitter
                      お勧めの本と映画
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recent trackback
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM