それは、人としてどうなのか

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    今日はお弁当会の保育園が多く、楽勝の土曜日です。

     

     

    さて、某保育園は野菜や乾物などはウチから、果物や精肉などは某業者から仕入れてます。にもかかわらず、時々、ウチに精肉の注文が入るのよね。それも「明日配達してちょうだい」ばかり。

     

    これはつまり、某業者が配達前日の追加注文を受けないのではないかと。ケジメがついていいとも言えますが、それでは園児の食事が揃いません。ウチのように「喜んで受けますが、事前に分かっているものについては充分にチェックをお願いします」くらいで程よい気がします。

     

     

    おそらく、配達前日の追加注文を受けないのは、某業者ではなくて、その先の精肉店でしょう。某業者がなんとかしたくても、精肉店に断わられてはどうしようもありません。

     

    その点、私の後ろにはこの人達がいます。左から知念精肉店の長男(社長)、ワタリグチ(社長の甥)。豚の枝肉のケツに書いてある「並」を両手で隠してるのが孫(社長の息子)。

     

     

    配達前日に追加注文してブツブツ言うのは、酔っ払った時のワタリグチぐらいなものです。

     

     

    ワ「Cさぁん。俺、今、チョー忙しいんスよ。そんな時に追加注文されると困るんスよ。はっきり言いますけど、なんとかして欲しいんスよ」

     

    C「ば〜か。それはチョー忙しいのが原因で、俺のことはついでに言ってるだけじゃん」

     

    ワ「そんな言いますけど、忙しくてイライラしてる時に、鶏ミンチ300gとか、ベーコン500gとか、Bロース500gとか。アーーーッてなるでしょ」

     

    C「店に来た客がそんだけ買ったらニコニコして『沢山買ってくれてありがとう』って言うくせに」

     

    ワ「あっ、そうっスね」

     

    C「忙しさのあまり、平衡感覚が麻痺しとんな」

     

    ワ「あっ、そう。つまり、そうなんスよ。俺、どうしたらいいんスか?」

     

     

    まあ、ワタリグチは酔っ払わせておくとして、某保育園の調理師は人としてどうなのか。精肉を某業者から仕入れておきながら、自分達が注文をミスった時だけウチに注文するのは責任転嫁ですよね。

     

    つまり、某保育園はウチから精肉を仕入れたらいいってことなのよ。それで簡単に解決するのになぁ(笑)


    亭主に叱られたことさえ無いのに・・(2)

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      私は沖縄に来て一時期、宜野湾の省エネ機器の販売会社に勤めました。東京の会社から会社史上初の受注を獲得したものの、機器を仕入れる資金が足りません。設立2ヶ月目の会社とは言え、あれは情け無かった(^^)。

       

      これは銀行に融資を申し込むほか無いと、沖縄の地方銀行の長男のところへ出向きましたが「一度も決算を済ませてない会社に融資はできない」と断られ、それなら次男も同じだろうとそこは飛ばして三男のところへ向かいました。

       

      これが上手くいって、5百万円の融資が決まりました。こちらの銀行です。あの時は本当に助かりました。

       

       

      さて、この銀行は毎月25日が返済日だと言うので、入金のアテがある月末にして欲しいと頼むとそれはダメだと。

       

      では、金消契約書の返済方法の条項、

       

      「毎月25日に◯万円を振込により支払うものとする」

       

      の後に、

       

      「(2)上記の支払いができない場合、当該月の末日までに持参することにより支払うものとする」

       

      と入れてくれとダメ元で頼んだら、これがオッケー。なんじゃそりゃ(笑)

       

      結局、私は6ヶ月間、各月の末日にこの銀行に通いました。25日の振込は一度もできませんでした。て言うか、する気もありませんでした。毎回、支店の応接室に通されて、次長さん立会いの下、担当君が超高速で札勘して、最後の一枚で「ピッシー!!」と(笑)

       

       

      何でこんな話かと言うと、追加の条文が無ければ、

       

      銀「今月もまた遅れましたね」

       

      C「さーせん。本当にさーせん。来月こそは25日にちゃんと振込みますんで。さーせん」

       

      銀「チッ。来月はきちんと期日までに返済して下さいよ」

       

      になるところ、

       

      銀「毎月、お手数をおかけします」

       

      C「ありがとうございます。おかげ様で予定通り納品できる見込みです」

       

      銀「そうですか。まっ、冷たいものでもど〜ぞ」

       

      になるわけよ。

       

       

      そして、6ヶ月が過ぎ、

       

      銀「結局、一度も返済期日が守れませんでしたね。当行としましては当面の間、御社とのお取引は見合わせることに致します」

       

      になるところ、

       

      銀「いやぁ、ありがとうございました。御社は設立間もないこともあって、正直なところ心配しましたが、予定通り完済いただいて。これを機会に、次回も是非当行をご指名下さい」

       

      になるわけよ。

       

      ここのところを、一つ前の投稿の、亭主に叱られたことさえ無い調理師に伝えたい。前日か当日の朝でも一声かけてくれてたら、八百屋のオヤジに叱られなくて済んだのに(^^)

       

       

      ところで、その調理師は私に注文書を送ったのを最後に、来週、同じ系列の保育園に異動になります。さすがにこのままではマズイよなぁ。

       

      C「もしもし、Cです。注文書は受け取ったよ」

       

      調「ご迷惑をおかけしました。来週以降もよろしくお願いします」

       

      C「来週からMさんの顔が見れなくなるから寂しいわ」

       

      調「あら。あんなに叱られたばかりなのに」

       

      C「何を励みに仕事をすればいいものやら」

       

      調「ギャハハ!!。何を言ってるんですか(笑)。また元の園に戻ることだってあるし。いつか飲みに連れてって下さいよ」

       

       

      こいつはあれほど言ってもまだ分からんか?

       

      期日があっての約束なのよ。「いつか飲みに行きましょう」では約束にならへんねんて(笑)。

       

      (終わり)


      亭主に叱られたことさえ無いのに・・(1)

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        仕事はボールリレーと似ています。自分の役割を果たして次へボールを渡し、最後の人がボールをカゴに入れたらその仕事は終わりです。

         

         

        ボールは常に一つで、必ず誰かが持っています。

         

        ところがねぇ、ボールの行方が分からなくなることがあるんですよ。誰もボールを持っていない状態。

         

        例えば、「頼んだでしょ?」と「い〜や、頼まれてない」

         

        または、「早くやってよ」と「えっ?。それって私の仕事?」

         

        誰もボールを持っていないのなら、仕事は先に進みません。

         

         

        ボールを握ったまま、次へ渡さない人も困ります。自分の役割を所定の日時までに果たすことが約束で、「そのうちに渡します」では約束になりません。

         

        ある保育園の調理師とこんな話になりました。

         

        C「もしもし。お昼までに注文書をくれるんじゃなかったの?」

         

        調「あっ、そうだった。え〜っと、もう少し待てますか?」

         

        C「またそれか。仕入先を待たせてるんだけど、もう少しって何時?」

         

        調「ちょっと分かんないけど、すぐやります。何しろ忙しくて」

         

        C「いつも言うことは同じやな」

         

        調「だって仕方ないじゃない。本当に忙しいんだから」

         

        C「オッケー。『忙しい』が約束を守れない理由になるんなら、今日から私も使わせてもらいます」

         

        調「えっ?。そっ、それは困ります。ごめんなさい」

         

         

        だからね。午前中は忙しいって分かってるんだから、「お昼を過ぎてしまうけど、何時まで待てる?」と私に声をかけておけば良かった。そしたら私は「ギリギリ待って1時半です」と。

         

        その声がけがあれば、お昼までの約束はキャンセルになり、約束は1時半までになります。そしたら調理師は注文書を送れるし、八百屋に叱られるという屈辱を味わうことも無かったんです。

         

         

        調理師の心中を察するとこんな感じですかね。

         

        「ウチが叱られるってなんなん?。親にも亭主にも叱られたことが無いこのウチが。もぉ〜、考えられへんわ。しかも八百屋のオヤジに。くっそぉ、腹立つわぁ」

         

        突然関西なまりになったのは、リアリティを薄めるためですね(笑)

         

        (続く)


        お客様は神様ではない

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          野菜が農家から中央卸売市場へ届き、仲卸、買参人(ばいさんにん:八百屋)を経て、お客様へ届きます。こうした商流を上流、下流と表現することがあります。上流から下流に商品が流れ、下流から上流に対価が逆流します。

           

          そのサプライチェーンに組み込まれた某青果店にとって、上流は仕入先(知念青果店や佐辺昆布店など)で下流は保育園です。

           

           

          その昔、三波春夫さんが「お客様は神様です」と言いました。

           

           

          であれば、佐辺昆布店にとって某青果店は神様なのか?、某青果店にとって保育園は神様なのか?ってことですわ。

           

          上流から下流へ商品やサービスが提供され、下流から上流へ対価が支払われる。これでジャストイーブン。一方が神様なんてことにはならんのです。

           

           

          これをいまだに「お金を払ってる客なんだから、もっと気を遣いなさいよ。お客様は神様なんだから」と口にしたり、口にはしないまでも心中そう思っていたりする人がいますね。

           

          「時代錯誤も甚だしい」と言いたい。

           

          まあ、三波春夫さんの時代やそれ以前に、そういう風潮があったかもしれませんが、今は馬鹿にされるだけです。

           

          例えば、スーパーで値切ってごらんなさい。レストランでメニューに無い料理を注文したり、バスの運転手に自宅前を経由するように命じてみなさい。

           

          そんな人が周囲から尊敬されるはずが無く、「こいつ変わっとんな」と思われるだけです。

           

           

          立場がジャストイーブンだからこそ、上流と下流の間で意味のある会話が成り立ち、双方にとってプラスになる結論が得られます。

           

          私が神様づらして、知念や佐辺のお母さんに嫌われてごらんなさい。その日から私の仕事は成り立ちませんてば。


          今日のタコ焼き

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            いつものように午後の配達に出かけると、ある保育園の厨房で、調理師がタコ焼きを作ってました(^^)

             

             

            午後の配達では翌日使用する食材を納めます。その注文書を見ると、明らかにタコ焼き用の食材。この保育園では、明日の昼食にタコ焼きが出ます(メニューは他にも色々あってね)。

             

             

            で、その昼食を盛り上げるために調理師達は手製のタコ焼きを作り、明日の午前中はこれで園児を遊ばせようと。

             

            園児A「すみません。タコ焼きを下さい」

             

            園児B「はい、ありがとうございます。いくつ要りますか?」


            園児A「じゃあ3つ下さい」

             

            とか、やらすわけね(笑)

             

             

            調理師の力作ではありますが、手製なだけに出来栄えはいまひとつ。

             

            そこで私が「美味しそうに見える写真加工ソフト」を使ってみました。

             

             

            おぉ!!

             

            いい感じじゃないですか(笑)

             

            二皿目以降は、この色合いを目標に工作に励むことになりました。

             

             

            小規模な保育園なので調理師が工作の時間をとる余裕があるとも言えますが、こんな雰囲気の保育園はおススメです。調理師が調理をするだけではなく、保育にも参画してるということ。素晴らしいと思いますね。

             

            そして明日の配達で、私にも1個か2個のおすそ分けがいただけるようなら、なお素晴らしいと言えましょう(^^)


            ポイントムチャーの生活

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              スーパーマーケットや食材専門店などで買い物をする度に付与されるポイント。私は買い物をすることが仕事なため、主婦の皆さんよりかなり速いスピードでポイントが貯まります。

               

              ガソリンスタンドやかねひで、りうぼうではTポイントが貯まり、それが概ね、私のバイクのガソリン代に見合います。また、イオンやサンエーのポイントが、毎日のビール代に見合います。

               

              私はジンムチャーではありませんが、ポイントムチャーなのですね(笑)

               

               

              さて、昨日私はコザ運動公園に全島エイサーを観に行きました。

               

              バイクのガソリン代がタダ。水筒に入れたコーヒーやミネラルウオーターがタダ。エイサーがタダ。イクマあきらとBENIのライブがタダ。素晴らしいじゃないですか。豊かなイチャンダ生活(^^)

               

              もちろん車で行くほうが早く着くでしょうが、会場駐車場が満車で、やむなく遠く離れた有料駐車場を探し、そこから会場まで歩いてる間に、私のバイクは会場横の路上に停まってるわけです。

               

              このあたりを総合的に勘案した結果、損益分岐点は読谷村あたりにあるのではないかと。だから、コザならバイクで出かけることに躊躇がありません。

               

               

              昨夜は午後6時に会場に着きまして、イクマアあきらのライブが6時10分から。

               

              イクマさんは沖縄に移住して18年だそうです。2000年に沖縄に来て、彼がプロデュースしたD51の「NO MORE CRY」が大ヒット。その年の紅白歌合戦に出演したD51のバックバンドのギターはイクマさんだったそうです。そして紅組司会が仲間由紀恵さん。

               

              それ以来、イクマさんは沖縄で「ハイパーエイサーミュージック」路線を突き進みます。分かりやすく言えば、エイサーに使われたり、オリオンのコマーシャルに使われたりするゾーンを狙ってるわけですね(^^)

               

              代表曲は「ダイナミック琉球」

               

               

               

              私はこの口説が好きで好きで(^^)。せっかくなので漢字を振っておきましょう。

               

              ぱいぬかじ(南風)ふ(吹)く

              うりずんぬぐとぅ(如)に 

              むに(胸)ぬうむ(思)いゆ 

              かた(語)てぃはな(話)さな

               

              海んわた(渡)りてぃ

              島んみぐ(巡)りてぃ

              わした(我達)にせた(兄達)の

              ちむ(肝)やどんどん

               

              てぃさじ(手巾)めーうち(巻いて)

              うた(歌)ゆさんしん(三線)

               

              欲を言えば、口説を唱えている男性の声質が軽かった。やっぱり口説に向く声質があって、以前担当していた嘉陽田朝彦さんの声は心に響いたなぁ。

               

               

              イクマあきらのライブが終わって、BENIのライブまで1時間ほど空いたので、全島エイサーを観ました。

               

              BENIはウチナーンチュですが、幼少の頃に沖縄を離れたようで、彼女にウチナーンチュとしてのアイデンティティは無いでしょうね。

               

               

              「わずか1時間のライブでそんなことが分かるのか?」と問われれば、「分かるよ」とだけ言っておきましょう(笑)。

               

               

              このブログの読者には「大人」が多いので、分かっていただけると思いますが、大人って楽しいわ。ねぇ(笑)

               


              対馬丸慰霊の日(3)樋川のオジぃ

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                ココナッツさんと前後してikokaさんからも対馬丸の記事を読んだと連絡がありました。ナイチの皆さんが沖縄の新聞をよくチェックされていることに感心します。

                 

                ikokaさんから送られてきた記事の写真を見れば、こいつは樋川のオジぃじゃないですか(^^)。電子版はこちらから 

                 

                 

                このオジぃはかつては私の宿敵でしたが、今は仲良くなり、親愛の情を込めて「クソジジィ」と呼んでます(^^)。(イッテQの出演者がいとうあさこを「ババァ」と呼ぶことと似てるのか?)

                 

                かねひでの駐車場で隣の八百屋のトットローを見かけたので「樋川のクソジジィがね・・」と話しかけると、「樋川にクソジジィはいっぱいしてるけど、どのクソジジィね?」と言うので笑いました。

                 

                 

                私がこのオジぃと初めて会ったのは3年前のこと。某青果店が借りてる駐車場に車を停めてるオジぃがいたので、

                 

                C「おいっ!。そこへ停めたら俺が停められへんやないかっ!!」

                 

                ジ「ワーの土地にワーの車を停めて何が悪いっ!!」

                 

                C「お爺さん。ボケるのは仕方がないとして、もう少し緩やかにボケなさい」

                 

                ジ「なにをっ!!」

                 

                と喧嘩になりました(笑)

                 

                 

                それで私が駐車場から店に戻ると、この駐車場の地主オジぃが先に着いてるじゃないですか。某青果店のお父さんとは幼馴染らしく、

                 

                ジ「おまえのところの従業員はなんだっ!!」

                 

                と叫んでるので、

                 

                C「おいおい、今度は告げ口かい」

                 

                ジ「なにをっ!!」

                 

                と、両者の関係は泥沼化していったのでした(^^)

                 

                 

                一昨日の対馬丸慰霊祭には多くの遺族が集まりましたが、生存者の出欠は半々だったようです。欠席者の気持ちは「自分だけが生き残りながら、とても遺族の前には出られない」というもの。それでも意を決して出席した生存者は、慰霊よりも「申し訳ない」という気持ちだけ。出席者、欠席者のどちらもがつらい話です。

                 

                その「申し訳ない」気持ちだけで生きてきた樋川のオジぃは「お前だけ生きて・・」と言われたら、誰も想像できない過酷な経験は横に置いて、頭を下げるしか無かったでしょう。

                 

                一方、オジぃに酷い言葉を投げかけた遺族らを責められない気がします。私の子供が犠牲になったとして、生き残った子供とその親を目にしたら、「お前だけ生きて うちの子は」と思うに違いありません。口にするかしないかの違いはあるにせよね。

                 

                 

                私はこのオジぃと喧嘩した日に、某青果店のお父さんから「あれは対馬丸の生存者だ」と知らされて、さすがにへこみました。

                 

                樋川の坂道を城岳へ上ると、刑務所裏の細い一本道に出ます。オジぃのお家はそのあたり。そこを私がバイクで走ってると、オジぃが自宅前でゴソゴソしてました。オジぃと目が合ったので、頭をぺこりと下げ、左手を軽く上げた私。オジぃは笑顔になり、両手を振って応えてくれて喧嘩はおしまい。

                 

                 

                記事を読むと、オジぃは疎開先の九州から朝鮮半島に渡ったようです。戦争が終わり、ナイチへ引き上げる船がまたもや事故に遭い、オジぃだけが生き残ったと。

                 

                もう、運がいいのか悪いのか。このクソジジィ(^^)


                対馬丸慰霊の日(2)奥今日子さんの活動

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                  8月19日の沖縄タイムスに奥今日子さんの記事が載ったと、読者のココナッツさんから連絡がありました。電子版はこちらから 

                   

                   

                  今日子さんは対馬丸の犠牲者への追悼歌「島々へ」の作者で、対馬丸の惨劇をより多くの人達に知ってもらいたいと地道な活動を続けています。また、彼女は対馬丸の犠牲者の遺族でもあります。そしてココナッツさんはその活動の支援者の一人です。

                   

                  「島々へ」〜対馬丸から届いた唄 

                   

                   

                  先日、今日子さんの活動を進める上で、解決すべき課題があるとココナッツさんから相談を受けたので、役に立ってくれそうな私の先輩(那覇市在住)を紹介することにしました。

                   

                  その課題の概要を記したレジメを私が作成し、今日子さんやココナッツさんに目を通してもらうと「これでよろしい」ということなので、昨日、そのレジメを先輩にFAXしようとしました。

                   

                  そして、FAXの発射ボタンをまさに押そうとしたその時に、突然、気が変わりました(笑)。昨日は対馬丸の慰霊の日でもあるし、何ごとも誠意が大切なので、先輩の職場まで足を運ぼうと。

                   

                   

                  たまたま先輩が在席中だったので用件を伝えると、「久しぶりだからお茶でも飲んでいきなさい」になり、同僚の方にも同席いただくことになりました。

                   

                  伝えるべき事は伝え、先輩の協力が得られることがわかったので、結果はともかく、一つの道筋はつきました。今後は今日子さんやココナッツさんに直接やりとりしてもらいましょう。

                   

                   

                  これがなかなかいい気分です。今日子さんの活動とそれを支援するココナッツさん達。その輪の端っこあたりに、私も立つことができました。

                   

                  沖縄で起きた問題はウチナーンチュに相談するに限ります。私が作成したレジメの行間をウチナーンチュなら読んでくれるんですよ。やっぱりね。

                   

                   

                  写真は小桜の塔と同じ旭ヶ丘公園に建立された海鳴りの像。

                   

                   

                  対馬丸以外にも海に沈んだ沖縄の疎開船があり、その数25。小桜の塔の建立が先行するかたちになったため、対馬丸以外の犠牲者を慰霊する目的で、この像が建立されました。

                   

                  像の作者は首里在住の画家、宮良瑛子さん。

                   

                   

                  私は小桜の塔を拝礼する際に、併せて海鳴りの像にも拝礼することにしています。

                   

                  (続く)


                  対馬丸慰霊の日(1)明仁天皇の和歌

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                    学童疎開船対馬丸が(鹿児島県)悪石島沖で米軍潜水艦に撃沈された日から昨日で75年。那覇市若狭の小桜の塔で慰霊祭が行われました。

                     

                     

                    対馬丸が悪石島沖の海底で発見されたのは1997年のことでした。水深が深い上に船体の劣化が激しく、引き上げることは難しいようです。

                     

                    対馬丸記念館を運営する対馬丸記念会の高良理事長は生存者の一人で当時4歳。2002年頃、高良さんは対馬丸記念館の建設に関わった橋本首相の事務所を訪ねました。そして壁に掲げてあった額に、たまたま目を向けたのでした。

                     

                    「疎開児の命いだきて沈みたる船深海に見出だされけり」

                     

                    高良さんは、この和歌を明仁天皇が対馬丸が発見された日に詠んだと知り、天皇皇后両陛下が毎年8月22日に対馬丸の犠牲者に対して黙祷を捧げていることも知りました。

                     

                    天皇や皇室にいい感情を持てなかった高良さんでしたが、その日を境にその感情が少しずつ変化します。2004年に対馬丸記念館が完成。そして2014年、小桜の塔に天皇皇后両陛下が供花、ご拝礼。

                     

                    対馬丸記念館で生存者や遺族と対面され、一人一人に話しかけられる両陛下と、感無量の面持ちでそれを見守る高良理事長。両陛下は滞在時間を大幅に超過して記念館を後にされたそうです。

                     

                     

                    こちらは慰霊祭が終わった、昨日夕方の小桜の塔。

                     

                     

                     

                    この日は、多くの犠牲者が(生存者も)流れついた奄美大島や悪石島の海岸でも慰霊祭が行われました。

                     

                    (続く)


                    食べ残すことに罪悪感は無いのか

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                      甲子園球場の近くにある小さな食堂。81歳のジイさんが60年間、続けてきました。

                       

                      その食堂の名物メニューがカツ丼大盛り。2.8合のお米にたっぷりの豚カツが乗ってます。料金はたったの800円。

                       

                       

                      ジイさんが、高校球児や若手のプロ野球選手のために提供してきました。並盛りが600円だそうですから、いかに採算を度外視した価格か、容易に想像できます。

                       

                      2.8合はご飯茶碗7杯分になるそうで、高校生の私なら食べれた量です。カツ丼を食べ終わった高校生達の満足そうな顔を見るのが、ジイさんの楽しみだったんでしょう。

                       

                       

                      ところが近年、写真に撮ることを目的とした客がカツ丼大盛りを注文し、ほとんどを食べ残してしまう事態が相次ぐようになったとのこと。とうとうジイさんはカツ丼大盛りをメニューから外すことにしたそうです。

                       

                      「仮に食べ残す客がいなくなったら、カツ丼大盛りを復活させますか?」と質問する記者に、ジイさんは「やらん」と。

                       

                       

                      まさか「お金は払ってるんだからいいでしょ」なんて言ったんじゃないだろうな。

                       

                      蹴り飛ばすぞ。このクソが。


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                      念願の沖縄生活を始めて14年になりました。
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