JUGEMテーマ:地域/ローカル
新しい那覇バスターミナルの開業からやがて1年。仲島の大石はどうなってるのか?
おっ!!
おお〜!!
「邪魔者扱いされてるのでは」と心配してましたが、一応、丁重に扱われているようです。小さいながらも御嶽ですからね。
ここは那覇市泉崎。今は、仲島の地名はありません。仲島を耳にすることがあるとすれば、次の二つでしょうか。
一つは北斎が描いた琉球八景の一つ「中島蕉園(なかしましょうえん)」。大石の背後に芭蕉が描かれています。
もう一つは遊郭。仲島は辻、渡地とともに、那覇の三大遊郭と呼ばれていました。
喜納昌吉の「ハイサイおじさん」に仲島遊郭が出てきます。
ハイサイおじさん ハイサイおじさん
夕びぬ尾類(じゅり)小ぬ香ばさよい
うんじゅん 一度めんそーれー
ありありワラバー いぇーワラバー
辻、中島、渡地とぅ
おじさんや あまぬ株主ど
「昨夜の尾類は良かったよ。貴方も行ったら?」とからかうワラバーに、おじさんが「おじさんは遊郭の株主だぞ」と返してます。
このワラバーはおじさんが好きなんでしょう。楽しい掛け合いにワラバーの愛情を感じます。それを高野連が「遊郭なんてけしからん」と。まぁなんという貧困な精神だこと。
昨日の投稿で、カチンバと仲宗根創が歌っていた「海ぬちんぼうらぁ」にも仲島遊郭がでてきます。
辻やえんどう豆 仲島や豆腐豆 恋し渡地いふく豆
辻ぬえんどう豆 食でぃんちゃんな二才達
食でぃやんちゃしが 味や覚らん
辻はえんどう豆で仲島は大豆、渡地はいふく豆だね。辻のえんどう豆を食べたんだろお兄さん。食べたけど味は覚えてないよ
ちんぼうらぁは巻貝です。ホラ貝のような大きな貝ではなくて、小さな貝。
その昔、集落の原っぱで若い男女が歌い踊った毛あしび。女の子はワクワクして集まってきますから、その次にはムラムラしてくれないとお持ち帰りができません。「海ぬちんぼうらぁ」はそのための唄(^^)
「ハイサイおじさん」に続いて、「海ぬちんぼうらぁ」も甲子園でやっていただきたい。フジロックでやったんですから。
高野連は「いずれにせよ。この歌詞はいかがなものか」とか言うんでしょう。まったく、つまんない人達です。
仲島の大石が思いのほかきちんと残されていたので、県当局に文句を言うつもりが、その必要が無く。代わりに高野連に文句を言っておきました(笑)
(追伸)
読者のうちなーんちゅさんが、コメント欄にある「思い出のパス停」の写真を見つけました。再開発前は、パス停のすぐ側にありました。