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こちらは、農連プラザ名嘉鮮魚店の大漁旗。
農連市場から農連プラザに移る際、店主のターボーは店を広くし、営業時間を伸ばし、従業員を雇いました。つまり、勝負に出たと。その時に同窓生から贈られた旗です。
本来、大漁旗は漁の成功を祝うものですが、そのほかの祝い事にも用途が広がっていますね。ターボーは毎朝、大漁旗を見上げて「よし、頑張るぞっ!!」と。
大漁旗の絵柄は数パターンに分類できるそうで、写真の旗で使われているのは日の出と富士と魚。この大胆な構図と派手な色使いが、不思議と心に響きます。私が見ても「よし、頑張るぞっ!!」と思いますからね。(え、思わないの?笑)
そして、仲井真中学の同窓生達が選んだ言葉が、「祝 開店」ではなくて「祈 商売繁盛」。これがまたいいじゃないですか。
つまり、大漁旗は贈る側の気持ちが伝わり、受ける側の気持ちが「よし、頑張るぞっ!!」ってなるものだと言えるでしょう。
大漁旗の「励ます力」を見事に表現したのが、ドラマ「あまちゃん」の宮本信子さんでした。
故郷を去る決心をした春子は、そのことを母親の夏に反対されてると思っていました。ところが夏は、列車が通る鉄橋を見上げる浜に出て、春子を見送っていたのですね。
大漁旗を振り「ばんざーい!!」と叫ぶ夏ばっぱの姿に涙したあまちゃんファンは沢山いたのではないかと。
こちらは、旧正月を祝う糸満の大漁旗。
どうでしょう、この高揚感。漁に出る人と、見送る人。「頑張って」、「よし、頑張るぞ!!」と声が聞こえてくるようじゃないですか。