(1)惣菜屋のトミさん
農連プラザで惣菜屋を営むトミさん。
読者のへそまがりさんには、このオバハンが吉永小百合に見えるらしいのよね(笑)
トミさんは美形だし、若く見えるのも確か。へそまがりさんとトミさんは若い頃から、毎年、同じように歳を重ねてきたってこと。つまり、へそまがりさんにとって、彼女は永遠のマドンナなんですね。
ところがねぇ。私が豆腐の注文に来て、
「明日の注文、ここに置いとくで!!」
と声をかけたら、
「はいよっ!!。オッケー牧場!!」
とか、
「毎日、ラブレター、ありがとっ!!」
とか返事されてごらんなさい。彼女が私の中で吉永小百合になりきれないのはそのあたりなのよ。で、へそまがりさんにとってはそこがまた可愛いと(^^)
(2)保育園のベテラン調理師
どの保育園にも、長年勤めて「主」みたいになってる調理師が必ずいまして、私との付き合いは早や7年。その一人とこんな話になりました。
調「Cさん、お子さんは?」
C「娘が二人。30と26」
調「えっ、え〜っ!!。まだ中学生くらいかなと思ってた」
C「それはつまり若く見えるってこと?。もう62やで」
調「えっ、え〜〜〜〜っ!!。私より年下と思ってた。本当なの?」
そこで「俺もやわ」と言いかけたものの、相手はお客様。
C「ありがと〜」と(笑)
若く見られて私が喜んでいたのは2、3年前までのこと。今は、年相応か、願わくば若い人達に「あんな60代になりたい」と思われたいのよね。褒めるのなら、もっと早く褒めてちょうだい。
(3)ゆたかはじめさん
投稿が長くなりますが、これを投稿するまで今日は終われません。
浮島通りで仕入れを済ませた私は、開南方向に左折したところで車を停め、仕入れ代金の計算をしてました。そしたら、運転席のすぐ横を一人のご老人が通ったんですよ。
一瞬考えて、どうやら今の方はゆたかはじめさんだと思い、後を追いかけて声をかけました。
C「すみません。失礼ですが、ゆたかはじめさんでしょうか?」
ゆ「はいそうです。私をご存知なんですか?」
C「そりゃあもう。ゆたかさんの著書はほとんど読ませていただきました。沖縄の軽便鉄道に興味がある人なら、ゆたかさんを知らない人はいませんよ」
ゆ「そうでしたか。それはありがとうございます。貴方のお名前は?」
C「Cと申します。沖縄に来て10年になりますが、琉球王朝時代から、戦前、復帰前あたりまでの沖縄に興味がありまして、軽便鉄道の遺構は残らず見て歩きました」
ゆ「そうでしたか。Cさんの仰ることは良く分かりますよ。私と同じですからね」
C「お住まいが沖縄だってことは知っていましたが、まさかお会いできるとは」
ゆ「私もお会いできて良かったです」
C「あの。写真を一枚撮らせていただいても構いませんか?」
ゆ「どうぞ、どうぞ。せっかくですから一緒に写りましょう」
どうでしょう。私の嬉しそうな顔。
まったく偉そうにせず、私と同じ立ち位置で会話を続けるゆたかさん。
91歳。元東京高等裁判所長官。
私が90歳まで生きられるものなら、ゆたかさんのような90代を目指したいと思いましたよ。