ビン(瓶)コーヤー

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    隣の八百屋のコーちゃんとこんな話になりました。

     

    C「おい、コーちゃん。ビンコーヤーをビンコーヤーって呼んだら叱られるなぁ」

     

    コ「そりゃあ叱られますよ。ちゃんと『瓶を買う人』と呼んで下さい(笑)」

     

     

    空瓶回収業は空瓶を買い取って、酒造メーカーなどに売る商売。本土復帰の頃、ある婆さんがこの商売をやっていて、近所の人達からビンコーヤーと呼ばれていました。

     

    ビンコーヤーがあるんだから、カン(缶)コーヤーもあったんでしょう。また、ガラグヮー(フニグヮー)コーヤーという商売もあって、豚や山羊の骨を買い取って、それを砕いて肥料として売ったそうです。

     

    いずれにせよ、こうしたコーヤー商売は下に見られる傾向があり、ビンコーヤーの婆さんはそう呼ばれることを嫌っていました。婆さんが嫌えば嫌うほど、そう呼びたくてウズウズしてくるのが近所のワラバー達。こいつらは何事にも遠慮容赦がありませんからね(^^)

     

    引退したカマボコ屋のトモコオバぁが「オレは売れるモンなら石でも仕入れる」と言ってました。それは終戦から復帰まで、激動の時代を生き抜いた女性の心意気みたいなもの。ビンコーヤーの婆さんも、きっと同じことを考えていたんでしょう。

     

    ウチの青果物仕入担当のA部長は、お母さんに「ヤナーコーヤー」と呼ばれてます(笑)。そう呼ばれるたびに苦笑いするA部長。その顔には「ヤーがやってみれ」と書いてありました(^^)


    相棒のAと働く楽しみ(^^)

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      C「ちょっと聞いてくれるか?」

       

      A「なんね」

       

      C「昨日、山海ぶしの大4個と小2個を仕入れて、K保育園とS保育園の箱にそれぞれ大2個と小1個を入れました」

       

      A「ワンの保育園さ」

       

      C「これが間違いで、正解はK保育園に大3個、S保育園に大1個と小2個でした(^^)」

       

      A「じゃあ、今日入れ替えるわけらね」

       

      C「そうそう。で、ここに山海ぶしの大が1個あります。最初にK保育園へ配達するんだろ?」

       

      A「そうらけろ」

       

       

      C「じゃあ、K保育園にこれを渡して、小を1個貰って下さい」

       

      A「はい」

       

      C「次に、S保育園でその小1個を渡して、大を1個貰って下さい。K保育園の逆」

       

      A「しょれでいいの?」

       

      C「だから、配達が終わって那覇大橋を帰る時に、助手席に大が1個あれば正解!!」

       

      A「じゃあ、いらんさ」

       

      C「プッ!!。なっ、何がでしょうか?(笑)」

       

      A「大が1個余るんだったら、しょもしょも持っていかなくてもいいんじゃないの?」

       

      C「いい所に気がついたなぁ。じゃあ、これは無しで(笑)。はい、どうするか言ってみて」

       

      A「まずK保育園へ行くさ。そしてから、大1個を渡して・・・。あっ、大が無いさ」

       

      C「ありがとうございます(笑)」

       

      A「不思議らね(笑)」

       

      C「おまえはホンマにいい奴やなぁ」

       

      A「フッ、フッ、フ。しょうね(^^)」


      ふぁいみーる

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        下地イサムのセカンドアルバム「Nee」に収録されている「アッガイタンディ宮古島」。

         

        アッガイタンディは本島のアキサミヨと同じ意味。この曲は1番から5番まで全編宮古口。それを「最後まで聴いて」とお願いするのはコクではありますが、少しだけは聴いてみて(^^)。


         

        そうなんす。微妙にアレンジを加えてはいるものの、この曲は「港のヨーコ」のパクリです(^^)。沖縄に著作権は無いからね(笑)

        ライブ音源らしく、オバハン達の笑い声が聞こえてますね。つまり、面白い話をして、「アンタあの娘のナンなのさ」の所でオチを言うと。

         

         

        宮古人にこれを聴かすと、もう曲が始まったとたんに笑う態勢が整って、笑いを堪えて堪えて、オチで爆笑(笑)。想像してみて下さい。机の上のスマホを挟んで対峙する宮古人と大和人。一方は腹を抱えて笑い、他方は真顔。同じ日本人とは思えませんね(笑)

         

        この曲に絵をつけてYouTubeにアップした立派な方がいまして、そこに5番が入ってます。5分50秒あたりから。


         

        さて、5番の意味が分かって。確かに面白いけど、そんな腹を抱えて、目に涙を浮かべて笑うほどのもんか?。とも思います。

         

        やはりね。自分が生まれ育った土地の言葉は脳を活性化するんですよ。楽しいことも悲しいことも、耳にしたお国言葉によって脳内のネットワークに光が走り、意識にあることも無意識なことも、様々な記憶がその言葉に集まってくるんでしょう。楽しさや悲しみが増幅されるんですね。宮古口の歌を大和口に翻訳したのでは、そうはいきません。

         

         

        下地イサムが歌う「大和ぬ風」という曲があります。

         

        お金を稼ごうと島を出てナイチに渡ったものの、何もかも上手くいかず。やりたいことがあったはずなのに、何がやりたいのかも分からなくなってしまう。アパートで一人膝を抱き人生を振り返る。そこへ母ちゃんが味噌を送ってきたので、さっそく味噌汁を作ろうとするものの、ガスを止められていて湯を沸かせない。仕方なく味噌を水に入れてガブガブと飲むと、母ちゃんの匂いがして涙を流す。

         

        そんな曲(^^)

         

        「ふぁいみーる」という美しい宮古口があります。意味は「召し上がれ」。どなたかこの青年に、温かいご飯と味噌汁を用意してもらえないものかと思います。そして「ふぁいみーる」と。青年は号泣するのではないかと。

         

        宮古島の人口5万人に対して、本島は125万人。人口を比較すると絶滅危惧の度合いは宮古口が強いように思えます。ところが、そうも言えないのは、離島へ行けば行くほど島言葉が頑丈な気がするから。むしろ本島が心配ではないかと。

         

         

        親切な宮古人が翻訳してくれました。これを読んで、再度「アッガイタンディ宮古島」をどうぞ(^^)

         

        (一)

        隣の家のケン坊が子供が生まれて名前をつけた。

        祝いに来てと呼ぶから顔を見に行った。

        それが、これまで見たこともないような不細工な子供で目も鼻も凹んで猿みたい。

        と心で思ったけど、口に出して言えないし「な〜んてカワイイ子」と嘘もつけないから何て言おうかなぁーって思ってこう言ってしまった。
        「あらまぁ〜、お父さんにそっくり〜」

         

        (二)

        次の日。いーにゃー(西隣)のアキ坊からも子供生まれてこれまた名前つけたから祝いに来いと。

        また、こっちの子供も不細工な子供かと思って行ったら、今度はめちゃくちゃ可愛い子供で「色白で、鼻も高くてアメリカ人みたいな子供だね〜」と思ったけど子供の両親を見たら、どっちにも似てないから何て言おうかな〜と思ってこう言ってしまった。
        「この子、前の家のお父さんに似てないか?」

         

        (三)

        あがにゃー(東隣)の家のおばさんが、お正月用にと高級な服を買ってきたと。

        それを着て家に遊びに来て「高い服だけど、どんなね〜?この服」としつこく聞く。
        服は綺麗な上等洋服だけど、顔を見たら真っ白な厚化粧でバケモノみたいな顔。

        「えー」と思ったけど正直に言えないから、こんな風に言ってしまった。
        「メリケン粉で、顔を洗ってきたの?」

         

        (四)

        友達が遊びに来いと呼んでるから、昼間からいそいそと出掛けていった。
        夕方になったらお腹も空いてきて、夕飯食べないといけないから家に帰ろーとしていたら
        友達のお母さんが来て「あんたの分も夕飯作ってあるから食べてけ〜」と。
        お腹すいていたから、ごちそうになることにした。
        そしたら出されたタコのなますが固くて噛めない。魚のマース煮(塩だけの味付けの煮魚)もしょっぱすぎて食べにくい。煮物の大根も酸っぱい。ご飯も腐れかけのニオイがする。
        お腹いたくなりそーだったけど、やっと全部食べた。
        家に帰ろーとしたら、また、お母さんが来て
        「ねー。たくさん作ってあるから、家族の分も持って帰ってね〜」と。
        「イヤイヤ、こんな不味いものを俺にお土産に持たそうとしているの?」と言いたかったけどあからさまに言えないから何て言おうかなぁ〜と思ってこう言った。
        「だったら、家に持って帰って豚にあげよーね」

         

        (五)

        友達の両親が還暦を迎え、還暦祝に東京の高級ホテルに二人で泊まりに行って、夕方になったから、夜ご飯食べようとエレベーターの前まで二人で歩いていった。

        お母さんは「最上階のレストランで夜景を眺めながら和食を食べたい」と。
        お父さんは「地下のレストランで中華料理を食べたい」と。

        二人でどっちにするか方言で言い合いしていたら、たまたまエレベーターの中にいたホテルマンが、この人達はフィリピン辺りから来た日本語わからない人達だはずと思って、エレベーターのボタンの前に立って「アップ?、ダウン?」と聞いた。
        お父さんは少しイラついていたから方言で
        「すたんかい(下へ)」

        「はい。3階でございますね」

        「イギ〜、すたんかいてぃあいじばぁ〜(もおぉ〜下って言ってるでしょ〜)」


        雨上がりの御嶽は清々しいか?

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          雨が降ったり止んだりの日曜日。部屋でウダウダしていることに嫌気がさし、雨が止んだスキを狙って、近くの御嶽へ行ってみることにしました。

           

          「何で御嶽なのか」についてはよくわかりませんが、気持ちを引き締めるとか、清々しい気持ちになるとか、そんなところだと思います(^^)

           

           

          こちらは南風原町津嘉山のクボー御嶽。かねひで津嘉山店の斜向かいにある小さな丘です。

           

           

          津嘉山発祥の地だそうで、だとすれば津嘉山で最も古い御嶽ということになります。

           

           

          御嶽は神が降臨する場所であり、先祖神を祀る場所でもあります。よって、ウチナーンチュにとって御嶽は聖地。

           

          そこが、ナイチャーの私にとっては理解が難しいところです。もちろん、私は御嶽を敬う気持ちを持っているつもりですが、正確に言えば、御嶽を敬うウチナーンチュの気持ちを敬っていると言えます。

           

           

          階段を上った先にある、丘の頂部の空間。

           

           

          ナイチャーであっても、感受性が高い人にとっては特別な空間だとわかるんでしょうね。

           

          私が何かを感じたとしても、それは先入観だとか、その時の私の心情を御嶽に反射させてるだけではないかと。

           

           

          御嶽の祠。

           

           

          シルカビ(白紙)とフィジュルウコー。

           

          ウチカビはご先祖様に、シルカビは神様にお渡しするお金です。白い紙に折り目をつけて丁寧にちぎります。

           

          フィジュルは冷たいを意味し、フィジュルウコーは燃やさない線香。凹凸がついて6本の線香に見えるフィジュルウコーが香炉ごとに2枚で12本。シルカビの上に12本のフィジュルウコーを置くことが拝みの作法なんですね。

           

           

          おそらくこの日の朝、どなたかが拝みに来られたのでしょう。雨の中、祠の前で作法に従って熱心に拝む姿に、私は心を打たれてしまうのよねぇ。

           

          気持ちを引き締めるとか、清々しい気持ちになるとかとはやや違ったかもしれませんが、いい気持ちになりました。

           

          では、雨が降り出さないうちに帰りましょう。


          某青果店に対する顧客の評価

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            某青果店の顧客保育園は10ヶ所。そのうち7ヶ所は古くからの顧客で、いずれの園も取引を始めて10年以上が経っています。

             

            他の業者に比べて某青果店は「言うことを聞いてくれる」ため、調理師間で評判が伝わり、毎年、新たな保育園から仕事の引き合いがあります。ところがねぇ。新たに従業員を雇えば話は別ですが、現状では無理なので、原則お断りしています。

             

             

            もちろん原則があれば例外もあり、それは顧客保育園の調理師が他の保育園に転職し、かつ、料理長に就任した場合。遅い時間に翌日分の商品を配達することを条件に、仕事を受けてます。その保育園が残りの3ヶ所。

             

            一調理師が料理長となった緊張感の中、某青果店を指名いただいたことは信頼は証。こんなに嬉しいことは無く、新任料理長に絶対に恥をかかせることはできないと私も必死です。

             

             

            某青果店を客観評価をするならば、商品の品質、価格、サービス内容が評価基準となるでしょう。ところが、某青果店はそれらをPRする必要がありません。現在の顧客保育園との関係を、上記の通り説明すれば事足りますからね。

             

            「どぉ?」って感じ(笑)

             

            もちろんそんなことを口にはしませんが、私の心中を直接的に表現するなら、そういうこと(^^)

             


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            念願の沖縄生活を始めて9年になりました。
            沖縄の生活、文化、風土、音楽、政治などの話題を投稿しています。 (y_mizoguchi@i.softbank.jp)
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